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更新日2024年03月26日

サイトリニューアル時にSEOで注意すべき点は?サイト移転やURL変更をする時のポイントも解説

甲斐龍之介

SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動

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サイトリニューアルとは、Webサイトを土台から作り変えるような、抜本的かつ大々的な改修作業のこと。
具体的な定義ではないものの、一般的にサイトリニューアルというとWebサイトの構造やデザインなど「視覚的な要素の大きな改修」を指すことが多いです。

漠然と使われることも多いため、指示された場合は具体的にどのようなリニューアルを想像しているか、まず認識を揃えることをおすすめします。

ちなみに英語では「renewal」ですが、本来は契約などの「更新」といった意味合いが強く、「サイトリニューアル」という言葉は日本独特の使われ方といえるでしょう。
海外では通じない可能性が高いのでご注意ください。

今回のNobilistaブログでは、このサイトリニューアルで考えられる、SEO上のリスク注意点サイトリニューアルを外注するときのポイントに触れたいと思います。

ちなみに、サイトリニューアルを行うなら、SEOに知見のある制作会社に依頼するのがおすすめです。
中でも、SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」を運営する「株式会社IIP」は、サイトリニューアルに定評のあるWeb制作会社です。
サイトリニューアルで起こりがちな「検索順位の低下」「アクセス数・CV数の減少」などのエラーが生じないよう、緻密な計画でプロジェクトを進行します。
もし、「サイトリニューアルに失敗したくない・・・」などお考えでしたら、以下よりWebサイトリニューアルサービスの詳細をご覧ください。

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SEO対策とは?初心者にもわかりやすく上位表示の基本的なやり方を解説

サイトリニューアルの一般的な流れや手順

サイトリニューアルの流れについて、まずは大まかに理解しておきましょう。

  1. 調査・分析
    Webサイトの現状把握と課題・問題点の洗い出し
  2. 企画・目標設定
    リニューアルでやるべきことの明確化
  3. 構成設計
    構成図やワイヤーフレームの作成
  4. デザイン制作
    デザインカンプ、モックアップの作成
  5. コンテツ制作
    ページのテキストや画像などの必要素材を用意
  6. コーディング
    Webサイトへの反映・組み込み

ここでは、Webサイト担当者が深くかかわる①~③を中心に、簡単にサイトリニューアルの流れと作業内容についてお話します。

調査・分析

ただ漠然とサイトリニューアルをおこなっても、望む成果は得られません。
そこでまずおこなうのが、Webサイトの課題や問題点の洗い出しです。
サイトリニューアルの目的を明確にする作業、ともいえるでしょう。

目的によってやるべき作業内容が変わるのはもちろん、むしろリニューアルの必要がなく、特定の部分の改修で十分といった結論になることもあります。

なお、Web制作会社に依頼する際は、サイトリニューアルにかかわるメンバー決めもこの段階でおこなわれます。

企画・目標設定

洗い出した課題や問題点をどのように解決すればよいか、課題や問題点を改善する具体的な方法(=サイトリニューアルでやるべきこと)を考えるフェーズです。

Web制作会社に依頼する場合は、業者側がおもに対応してくれます。
ただしWeb担当者も、Web制作会社が出した提案に過不足はないか、作業内容とリニューアルの目的が結びついているか、よく確認しなくてはなりません。

また、具体的な数値を伴う目標(KPIやKGI)を設定することも、このフェーズでやるべき重要な作業です。
たとえば「PV数が月間で1万以上」「○○のキーワードで10位以内に入る」などはよくある例でしょう。
最終的に、リニューアルが成功したかどうかは、この目標がどれだけ達成できたかで判断することになります。

なおこのフェーズは、課題や問題の解決に必要なこと(=要件)をはっきりさせること(=定義)という意味から「要件定義」と呼ばれることもあります。
「要件定義書」など普通に使われるため、ぜひ覚えておきましょう。

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構成設計

企画・目標設定で決めた内容をWebサイトに落とし込み、視覚化していくフェーズです。
サイトマップやディレクトリマップ、ワイヤーフレームをWeb制作会社が作り、Web担当者がそれを確認します。

▼サイトマップ

▼ディレクトリマップ

▼ワイヤーフレーム

自社でリニューアルをおこなう場合は、おもにWeb担当者(ディレクター)やWebデザイナーが作業をおこないます。

デザイン制作・コンテンツ制作・コーディング

それぞれの担当者が、構成設計で作った資料をもとに、サイトリニューアルに必要なものを制作します。
参加メンバーによっては、Web担当者が別途コンテンツ制作のためにWebライターやカメラマン、イラストレーターに依頼をかける必要があるでしょう。

サイトリニューアルによるSEO上のリスク

サイトリニューアルで考えられる、SEO上のリスクについても事前に把握しておきましょう。

  1. 大幅な改修によって一時的に検索順位が変動する
  2. コンテンツが減る・変わることで検索順位が下がる
  3. リダイレクトやタグの設定ミスで検索順位が下がる

大幅な改修によって一時的に検索順位が変動する

サイトリニューアルと同時にドメイン(URL)の変更もおこなう場合は、検索順位が一時的に変動する可能性があります。

なお、移転中は、検索でのコンテンツ掲載順位が一時的に変動することがあります。
これは通常のことであり、サイトのランキングは時間の経過とともに安定します。

引用:Google

サイトリニューアルは、多少なりともSEOに影響を与えることを念頭におこなうべきでしょう。

もちろん、順位変動は一時的です。
とくに問題がなければ数週間、遅くとも半年以内には順位が戻ります。

コンテンツが減る・変わることで検索順位が下がる

サイトリニューアル時にコンテンツが減る、もしくは変更を加えることでSEOに影響が出る可能性があります。

たとえば、デザインの変更で、大幅にコンテンツ量が減った場合。
基本的に、Googleはテキストベースでコンテンツの内容を理解しています。

重要な情報が画像化され、さらに alt属性(代替テキスト)も入っていなければ、検索エンジンも情報をうまく認識できず、検索順位が今までよりも下がる可能性はあるでしょう。

また、画像の多いWebサイトになったことでユーザビリティ(ページの表示速度など)が低下し、SEO評価が下がることも考えられます。
もちろん、サイトリニューアル後のコンテンツが「低品質コンテンツ」だった場合も同様です。

低品質コンテンツとは?見分け方やSEOへの影響、削除するときの注意点

リダイレクトやタグの設定ミスで検索順位が下がる

旧サイトからのリダイレクトミスや「robots.txt」「noindexタグ」の外し忘れなど、サイトリニューアルに伴うミスによって検索順位が下がることもあります。
このような万が一に備えて、ビジネスが持ちこたえられる「余力」があるときにサイトリニューアルはおこなうべきでしょう。

301リダイレクトとは?設定方法・確認方法やSEOとの関係、.htaccessの書き方を解説

サイトリニューアルでSEO観点で注意すべきこと

サイトリニューアルの際に気を付けたい、SEOにかかわる注意点やよくあるミスをご紹介します。

  1. サイト公開後の「noindex」や「robots.txt」の外し忘れ
  2. ドメイン(URL)変更におけるリダイレクトミス
  3. タイトルや見出しの設定忘れ・重要キーワードの削除
  4. 安易なコンテンツの削除・変更
  5. 操作性・快適性などユーザビリティへの配慮
  6. リニューアル作業の流れや段取り
  7. Googleアナリティクスとサーチコンソールへの登録
  8. 内部リンク・被リンク・各HTMLタグのURL変更
  9. ユーザーへのサイトリニューアルのお知らせ
  10. サイトリニューアル後の効果測定と計測

サイト公開後の「noindex」や「robots.txt」の外し忘れ

とくに多いミスで、なおかつSEOに大きなダメージを与えるのが、サイト公開後の「noindexタグ」や「robots.txt 設定」の外し忘れです。

noindexとは、ページをインデックスさせないためのHTMLタグです。
robots.txt ファイルを作成することで、クロールしてほしくないページやしてほしいページを検索エンジンに伝えることができます。

クロールもインデックスも、Webサイトを検索結果に表示させるためには欠かせないものです。
そのため、サイトリニューアル後にサイト流入数が激減した場合、まず疑うべきなのはこの robots.txt や noindex タグの外し忘れでしょう。
くわしくは「サイトリニューアルでSEO流入が減ってしまったら?」で触れたいと思います。

インデックスとは?SEOとの関係や確認方法、登録方法を解説

ドメイン(URL)変更におけるリダイレクトミス

リダイレクトとは、特定のページに訪れたユーザーを指定のページに自動で転送させる仕組みのこと。

ドメイン(URL)の変更を伴うリニューアルでは、サイト移転後の旧サイトに訪れたユーザーを新サイトに転送する必要があります。
そのときに使用するのがリダイレクトのひとつ「301リダイレクト」です。

ただし、リダイレクトの使用には細心の注意を払いましょう。
リダイレクトのメリットは、旧サイトのSEO評価の一部を引き継ぐことができる点です。
一方で、もし間違ったページにリダイレクトしてしまうと、これまでの評価が引き継がれず、検索順位も下がってしまいます。

また、関連性の低いページへの過剰なリダイレクトにも注意が必要です。
たとえば、すべてのページを新サイトのトップページにリダイレクトするなどは、場合によっては「404 エラー」となるため避けましょう。

基本的にドメイン(URL)変更時には、どのページからどのページへリダイレクトするかを記載する「対応表」が作られます。
リダイレクトミスを防ぐためにも、対応表に間違いはないか、複数人で確認するようにしましょう。

301リダイレクトとは?設定方法・確認方法やSEOとの関係、.htaccessの書き方を解説

タイトルや見出しの設定忘れ・重要キーワードの削除

タイトル見出しは、SEOで重要な要素のひとつです。
この部分を空白のまま公開してしまったり、変更するとともに重要なキーワードを消してしまったりといったミスには注意しましょう。

SEOキーワードの入れ方とは?検索キーワードの設定方法と確認ツールを紹介

安易なコンテンツの削除・変更

コンテンツの削除・変更は安易におこなわないようにしましょう。
コンテンツは、SEOにおいて非常に重要な要素です。

間違って価値のあるコンテンツやその中身の情報を消してしまうと、大変なことになります。
たとえば、サイトリニューアルでおしゃれなデザインを追及した結果、重要なコンテンツや情報も消してしまい、検索順位が下がってしまったという話はその典型でしょう。

なお、低品質コンテンツの削除はSEOにプラスとなるといわれていますが、基本的には削除よりもリライトが推奨されています。
ただし、リライトしても価値が期待できないコンテンツは、削除を検討してもよいでしょう。
その際に、本当に低品質コンテンツかどうかの判断は慎重におこなうべきです。

低品質コンテンツとは?見分け方やSEOへの影響、削除するときの注意点

操作性・快適性などユーザビリティへの配慮

重要度は高くないものの、Webサイトの表示速度といった操作性や快適性もSEO要素のひとつです。
実際Googleは「コアウェブバイタル(Core Web Vitals)」というユーザビリティに関する指標をランキングに使用していることを明言しています。

検索結果でのランキングを上げ、全般的に優れたユーザー エクスペリエンスを提供できるよう、サイト所有者の皆様には、Core Web Vitals を改善することを強くおすすめします。

Core Web Vitals は、その他のページ エクスペリエンス要素とともに、Google のコア ランキング システムがランキングを決定する際に考慮する要素です。

引用:Core Web Vitals と Google 検索の検索結果について

よくある話では、クリエイティブなデザインを求めすぎた結果、非常に動作の重いWebサイトができあがってしまったケース。
このような事態は、Webデザイナーの暴走によって引き起こされます。

そのため、まずはデザインカンプの段階でコーダーも交えて、ユーザビリティ(使いやすさ)の面で問題はないか確認されることをおすすめします。
また、リニューアル後に自分自身でも実際に操作して、快適かどうか、使いやすいかどうか体感するのもよいでしょう。

コアウェブバイタル(Core Web Vitals)とは?対策や改善方法、評価を計測するツールを紹介

リニューアル作業の流れや段取り

サイトリニューアルの作業は一度におこなわず、段階的に反映していくようにしましょう。
そうすることで、万が一トラブルや問題が起きても、その原因を突き止めやすくなります。

また、各作業の流れや段取りもサイトリニューアルでは重要です。
サイト移転前の旧サイトでおこなった方がよい作業。
ドメイン(URL)変更やサーバー移管など、サイト移転後におこなった方がよい作業。
段階的におこなって、SEO上の様子を見た方がよい作業。

作業の効率化やSEO上のリスクを抑えるためにも、どのタイミングで作業をおこなうべきかにも注目しましょう。

とくに大規模サイトは、SEOへの影響が低いページや更新頻度の低いページから段階的にサイト移転をおこなうことで、リスクを分散させることができます。

Googleアナリティクスとサーチコンソールへの登録

ドメインの変更を伴うサイト移転では、リダイレクトがスムーズにいっているか確認するためにも、Googleアナリティクスサーチコンソールへの事前登録をおすすめします。
このとき旧サイトも新サイトも、どちらも数値が見られる状態にしておくことがポイントです。

Googleアナリティクスは、事前に新サイトに計測タグを忘れずに設置し、Googleサーチコンソールは新サイトの「所有権の確認」をおこなってください。
所有権の確認方法は、サイト移転後も問題なく計測されるものを選びましょう。

なお、旧サイトのGoogleサーチコンソールでクロール頻度の設定やリンクの否認をおこなっていた場合は、新サイトのGoogleサーチコンソールでも同様の設定をしなおす必要があります。

Googleサーチコンソールとは?できることや使い方、登録方法・設定方法を解説

内部リンク・被リンク・各HTMLタグのURL変更

リンクやHTMLタグ内のURLは、随時新サイトのURLへ変更しましょう。

基本的にリダイレクトが機能していれば、いますぐに変える必要はありません。
ただ、リダイレクトはページの表示速度に多少なりとも影響を与えたり、大規模サイトではクロールバジェットの問題にもかかわるため、ゆくゆくは新規URLにすべて修正することをおすすめします。

サイト移転後に変更したいリンク(URL)の例は以下です。

なかでも被リンクは、外部サイトということもあり、忘れられる確率も高いため注意しましょう。

  • SNSのプロフィールや投稿
  • 自社のコーポレートサイト
  • 自社ブログオウンドメディア
  • 自社のECサイト
  • プレスリリース
  • EXPOなどイベントの参加企業
  • 個人ブログやメディアサイト、ニュース

自社が所有するメディアやサイトは、すぐ対応できるため率先して修正してください。
他サイトからの被リンクを調べるには、被リンクチェックツールが便利です。

【無料アリ】被リンクチェックツール5選!リンク元の調べ方やデータ活用例を解説

ユーザーに対するサイトリニューアルのお知らせ

既存ユーザーが、別サイトに来てしまったかと戸惑わないためにも、新サイトを公開したら、サイトリニューアルをおこなった旨をかならずトップページに記載しましょう。
基本的には「お知らせ」「新着情報」「ニュース」に記載されることが多いです。

直接SEOに影響を与えるわけではありませんが、ユーザー体験の観点では大切な作業だといえます。

サイトリニューアル後の効果測定と計測

サイトリニューアルの目的や設定した目標(KPI・KGI)は達成できたか。
サイト公開後は継続的に数値を計測して、リニューアルの効果測定をおこなうようにしましょう。

とくに以下のSEO数値は、日常的にレポーティングすることをおすすめします。

  • 対策キーワードの検索順位
  • クリック数・クリック率
  • コンバージョン(CV)
  • 直帰率・離脱率・滞在時間
  • ページエクスペリエンス
  • 被リンク数

サイトリニューアル自体に満足してしまい、その後サイトを放置してしまう方も少なくありません。
そこで、日々の計測やSEO効果測定には、手軽な検索順位チェックツールをおすすめします。

なお、検索順位チェックツールには、PCにインストールする対応と、ブラウザで利用できるブラウザ型があります。
クラウド型とインストール型の違いは以下の通りです。

クラウド型インストール型
メリット・順位を自動で計測
(立ち上げの必要なし)
・PC、スマホから自由に閲覧可能
・共有が簡単
・PCが壊れても、問題なく閲覧できる
・低価格
・順位の再計測に制限がない
・任意の時間に手動で計測ができる
デメリット・順位の計測回数に制限がある
・任意のタイミングで計測ができない
・割高なものが多い
・計測にPC立ち上げが必要
・インストールした端末でしか使えない
・端末が壊れたら、復旧するまで使えない

弊社の検索順位チェックツール「Nobilista(ノビリスタ)」もクラウド型です。

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サイトリニューアルにおすすめのタイミング

サイトリニューアルにおすすめのタイミング、つまりWebサイトの構造やデザインを大きく変えるときに最適なタイミングについてお話します。

  1. 人的リソースや時間が十分にあるとき
  2. ビジネスにおける「余力」があるとき

リソースが十分にあるとき

人的リソースや時間に余裕が無いなかでのリニューアルは、致命的なミスが起こりやすいです。

筆者も今とは別の会社で、自社サイトのリニューアルに何度か携わったことがありました。
そのなかで、リニューアル後にサイトを公開したら、アクセス数が急降下するといった経験をしたことがあります。

原因を調査をする前に別の業務が入り、リニューアルの話も無くなったため、どのようなミスがあったのかはわかりません。

ただ、当時のことを思い出すと、ほかの業務と並行でのリニューアル作業、短い納期、メンバー全員が残業に残業を重ねる日々……と、非常に過密スケジュールだったことをよく覚えています。

とにかく時間が無く、互いに確認し合うといった時間もとれませんでした。
いま思うと、このリソース不足が急降下の要因になったのではないでしょうか。

そもそもリソース不足という余裕がない状況は、ミスを起こしやすい環境だといえます。
リスクが高いサイトリニューアルだからこそ、リソースが十分にあり、時間に余裕があるときにおこなうのが理想でしょう。

ビジネスにおける「余力」があるとき

万が一検索順位が下がっても、ビジネスが持ちこたえらえる「余力」があるときにサイトリニューアルはおこないましょう。
ビジネスがまだ軌道に乗っていない状態ではリスクが高すぎます。

ドメイン(URL)の変更を伴うリニューアルでは、一時的に順位が変動する可能性もあるため、ある程度のリスクを想定してサイトリニューアルは検討すべきです。

【補足】サイトリニューアルを考えるべきタイミング

サイトリニューアルを考えるべきタイミングは、マーケティング戦略とWebサイトが合わないと感じたときです。
つまり、Webサイトに目的(コンバージョン)を達成させる力がなくなってきたとき、ともいえるでしょう。

たとえば、あるクリニックのWebサイトが、以下のようなブランディングで集客を考えていたとします。

  • ターゲット層は20代前半の社会人女性
  • 女医のいるクリニック
  • 親しみやすく温かい雰囲気
  • 最先端医療と最新の治療機器が豊富であることを押し出したい

しかし実際のWebサイトは、このような状態です。

  • ターゲット層とはズレた古いデザイン
  • 医師やスタッフの写真がない
  • 解像度の低い待合室の写真が2枚ほど掲載
  • 最低限の情報のみのペライチサイト
  • 更新も自分でできない
  • スマホ未対応
  • 電話予約のみ(Web予約なし)

あきらかに望むブランディングをおこなう力が、このWebサイトにはありません。
どうがんばっても集客は難しいでしょう。

このようにブランドイメージやターゲット層など、Web戦略に合っていないWebサイトはサイトリニューアルをおこなうことで、合ったWebサイトに作り変えることができます。

ちなみに、ブランディングが変わったり、事業拡大されたりと、Web戦略の方が変わることもあるでしょう。
その際も、サイトリニューアルはおすすめです。

サイトリニューアルを外注するときのポイント

サイトリニューアルを外注する際の業者選びは、リニューアルの成功を左右します。
外部Web制作会社に依頼する際のポイントを、事前に把握しておきましょう。

  1. 話し合いの前に最低限のデータや資料を用意する
  2. リニューアルをおこなう理由と根拠を明確にしておく
  3. 依頼する側もSEOの基礎知識を持っておく
  4. 要望は「企画・目標設定」フェーズまでに伝える
  5. ビジネスに関するデータや情報もすべて共有する
  6. サイトリニューアルの実績が多い業者に依頼する
  7. アフターフォロー・サポートの有無や内容を確認する
  8. 複数の業者を比較する・相見積もりをとる
  9. リニューアルに参加するメンバーについて把握しておく
  10. 不明瞭な部分はかならず質問して「透明性」を見る

話し合いの前に最低限のデータや資料を用意する

Web制作会社との話し合いは丸投げではなく、以下のようなデータや資料を事前に準備しておきましょう。

  • WebサイトのSEOにかかわる数値
  • サイトリニューアルの目的や解決したい課題・問題点
  • 想定しているサイトリニューアルの期間
  • 想定している予算

データや資料があることで、より具体的な提案や見積もりを出してもらえます。

リニューアルをおこなう理由と根拠を明確にしておく

サイトリニューアルは、費用も時間もかかるものです。
「なぜサイトリニューアルをおこなうのか。」
その理由をアクセス解析の結果やお問い合わせ内容、ユーザーアンケートなど、根拠となる数値やデータを用いて説明できるか、あらためて考えてみることをおすすめします。

はじめにも軽く触れましたが、課題や問題点によってはサイトリニューアル(大々的な改修)ではなく、一部の改修で十分ということもあります。
たとえば、目的が達成されない理由はデザインではなく、お問い合わせボタンに気づいていないだけかもしれません。
であれば、お問い合わせボタンを変えるだけで高い効果が期待できるでしょう。
費用も少なく済み、その分の予算をほかへ回すこともできます。

SEO対策の見積もり依頼前にすべき準備と注意点とは?見積書の内訳や相場も解説

依頼する側もSEOの基礎知識を持っておく

サイトリニューアルに限らず、SEO対策の外注が失敗する原因のひとつは依頼側の知識不足といわれています。

SEO業者による詐欺やトラブル事例から見ても、それはあきらか。
最低限以下の記事に書かれている内容は、事前に把握しておくことをおすすめします。

まだ対応できていないSEO対策があったり、良質なコンテンツを作っていたつもりがそうでなかったり。
新しい発見ができるかもしれません。

SEO対策とは?初心者にもわかりやすく上位表示の基本的なやり方を解説

要望は「企画・目標設定」フェーズまでに伝える

サイトリニューアルの作業が長引き、公開が遅れた。
高額な費用のわりに望む成果が得られなかった。

このようにサイトリニューアルが残念な結果に終わるのは「企画・目標設定(要件定義)」のフェーズで作業内容をよく精査できていないためです。

追加したい機能や新しく作ってほしいページなど、サイトリニューアルでおこなってほしいことは、遅くとも「企画・目標設定(要件定義)」までにかならず伝えましょう。
それ以降は、予定の期日に間に合わないなどサイトリニューアルの進行に影響を与えると考えてください。

ビジネスに関するデータや情報もすべて共有する

アクセス解析などWebサイトにかかわるデータだけでなく、ビジネス(商品・サービス)に関する情報もすべてまとめてWeb制作会社に共有するようにしましょう。

  • ターゲット
  • 競合他社
  • 差別化・強み・特徴・業界における立ち位置
  • お問い合わせ内容
  • 社内の運営体制
  • 商品・サービスに関する歴史や成り立ち、誕生秘話

このような周辺情報があればあるほど、Web制作会社もさまざまなアイデアを提案することができます。
また、デザインや機能など、理想に近いWebサイトがあれば併せて共有しましょう。
イメージや意図をより汲み取ってもらいやすくなります。

サイトリニューアルの実績が多い業者に依頼する

依頼するWeb制作会社は、かならずサイトリニューアルの実績経験を持つ業者にしましょう。

サイトリニューアルでは、特有の技術やノウハウが必要となります。
スタイリッシュでおしゃれなWebサイトが作れても、実はSEO対策がまったくできておらず、リニューアル後に検索順位が下がってしまったとなっては意味がありません。

また、同じジャンルのサイトリニューアル実績があるとなおよいです。
たとえば、ペット関連のWebサイトであれば、ペット関連のサイトリニューアル経験があるところを選びましょう。

とくに YMYL のトピックを扱っているWebサイトは、E-E-A-T の強化といった対策が必要となります。
このように、ジャンルごとに適した提案ができるか、ノウハウを持っているかもサイトリニューアルの成功にかかわるためぜひ注目してみてください。

E-E-A-Tとは?Googleが重要視するSEO最重要評価基準を高める施策を解説!

アフターフォロー・サポートの有無や内容を確認する

どれほど確認しても、サイト公開後にレイアウト崩れや動作の不具合など、修正してほしいエラーを見つけることがあります。
また、WordPress(ワードプレス)といったCMS(コンテンツ マネジメント システム)を導入するのであれば、記事の投稿や更新の方法など、運用に対するレクチャーもほしいところ。

このような、サイト公開後のアフターフォロー・サポートをどこまで対応してもらえるかも業者選びで注目したいポイントです。

WordPressのSEO対策設定のやり方とは?初心者向けにプラグインや投稿設定を方法を解説

複数の業者を比較する・相見積もりをとる

外注をするWeb制作会社は、かならず複数の業者を比較しましょう。
提案内容や見積もりの内容を比較することで、それぞれの業者の強みも明確になります。
とくに納得のいく理由や根拠とともに提案してくれる、提案力のある業者はおすすめです。

また、相見積もりをとることで、サイトリニューアルの相場感がわかり、料金に対してより踏み込んだ質問ができるようになります。
見積書を見て、あまりにも金額が高い、もしくは安すぎる場合は、その理由を尋ねてみましょう。

たとえば、あまりにも費用が安くその理由を尋ねたら、オプション料金が入っておらず、ふたを開ければ非常に高い金額だったという話も耳にします。
業者を比較したうえで出てきた疑問や不明点は、しっかりその場で解決しましょう。

SEO対策の見積もり依頼前にすべき準備と注意点とは?見積書の内訳や相場も解説

リニューアルに参加するメンバーについて把握しておく

サイトリニューアルに参加する人物についても、事前に把握しておくことをおすすめします。

たとえばコンテンツもリニューアルと同時に増やす場合。
どのような人物がコンテンツ制作に携わるか、尋ねてみましょう。
業者によってはコスト削減のために、低単価で経験の少ないWebライターに依頼しているケースがあります。

昨今は求められるコンテンツの質が上がっています。
高品質な記事を書くWebライターは基本的に低単価の依頼は受けないため、報酬額を確認する理由といえるでしょう。
なお、低単価の目安は、文字単価が「1円以下(1文字 0.1円~0.9円)」のものです。

また、ライティングマニュアル(レギュレーション)の内容にも注意しましょう。
マニュアルの質が低いと、コンテンツの質も落ちるほかありません。

低品質コンテンツに該当するような、間違った知識で書かれたマニュアルもあるため、事前にどのようなライティングマニュアルを使用しているか、内容を確認されることをおすすめします。

低品質コンテンツとは?見分け方やSEOへの影響、削除するときの注意点

不明瞭な部分はかならず質問して「透明性」を見る

当たり前や些細なことだと思っても、積極的に質問することをおすすめします。

質問に対して、わかりやすく納得のいく説明ができるか。
作業にかかる費用やオプションは、明瞭に記載されているか。

快く受け答えができ、透明性の高いWeb制作会社ほど、信頼できるといえるでしょう。

SEO対策会社・コンサルティング会社・大手代理店おすすめ比較!費用相場や選び方、悪質業者の特徴を解説

サイトリニューアルでSEO流入が減ってしまったら?

「サイトリニューアルによるSEO上のリスク」でもお伝えしたとおり、ドメイン(URL)の変更を伴うリニューアルでは一時的に順位が変動することもあります。
サイト流入数が減った場合は、下記をひとつずつ確認していくことをおすすめします。

  1. Googleペナルティの確認
  2. クロール・インデックスの確認
  3. リダイレクトミスの確認
  4. SEO流入数の確認

具体的な確認方法を紹介しましょう。

①Googleペナルティの確認

まずは、Googleペナルティを受けていないか確認します。

とくに中古ドメインを使用してサイト移転をされた方は注意が必要です。
これは、Googleからペナルティを受けた中古ドメインを使ったことで、ペナルティを引き継いでしまっている状態といえます。

Googleサーチコンソールの「手動による対策」から確認しましょう。

Googleペナルティとは?解除方法や確認方法、原因と対策を解説

②クロール・インデックスの確認

つぎに考えたいのが noindexタグrobots.txt の外し忘れです。
Googleサーチコンソールの「ページ」から、新サイトのページがインデックスされているか確認しましょう。

(インデックスに)「未登録」の数が「登録済み」よりも多いのは問題ありません。
ただし、検索結果に表示させたい重要なページが「未登録」にある場合は注意が必要です。
未登録に新サイトのページがある場合は「noindexタグの外し忘れ」を疑いましょう。

noindexタグの外し忘れは、Googleサーチコンソールの「ページ>ページがインデックスされなかった理由」の「noindex タグによって除外されました」に該当のページURLが記載されます。

noindexタグを外すことで、問題なく順次ページがインデックスされるでしょう。

robots.txt の外し忘れは、noindexタグと同じくGoogleサーチコンソール「ページがインデックスされなかった理由」の「URL が robots.txt によってブロックされています。」にページがあるか、または「robots.txt テスター」というツールから確認できます。

robots.txt テスターの使い方は、以下記事の「robots.txtのエラーテストのやり方」を参考にしてください。

robots.txtの書き方とは?確認方法やSEO意識した使用ケース、記述例も紹介

③リダイレクトミスの確認

続いて疑うべきは「リダイレクトミス」です。
旧サイトにアクセスして、リダイレクトに問題はないか確認してみましょう。

また、Googleサーチコンソール「ページがインデックスされなかった理由」の「ソフト404」または「見つかりませんでした(404)」の項目が極端に増えていたら、間違ったページにリダイレクトしている可能性があります。

301リダイレクトとは?設定方法・確認方法やSEOとの関係、.htaccessの書き方を解説

④SEO流入数の確認

ここまででとくに問題がなく、さらに新サイトのすべてのページがインデックスされている場合。
考えられるのは、これまで流入の多かったページやコンテンツを削除または変更したことで、特定のキーワードの検索順位が下がった可能性です。

そこで、まずはGoogleサーチコンソールで、サイトリニューアル前後のアクセス数(クリック数)や検索キーワード(流入クエリ)を比較しましょう。
比較は「日付:」からおこなえます。

どのページのアクセス数と、どの検索キーワードの順位が下がったのかを確認しましょう。
「クエリ」と「ページ」を見て「クリック数差」が大きいものを見つけます。

サイト流入が大幅に減ったページとキーワードが特定できたら、タイトルやコンテンツの内容、内部リンクなど、旧サイトを参考にコンテンツの修正をおこないましょう。

Googleにインデックスされない原因別の対策方法!クローラーが来ない問題の解決方法やインデックスを促進する方法

サイトリニューアルに関するよくある質問

サイトリニューアルにはどれくらいの期間がかかる?

リニューアルにかかる期間は、複数の要素によって決まります。
たとえば以下です。

  • Webサイトの状態
    ページ数、内部構造の複雑さ、搭載している機能
  • リニューアルの内容
    作業量、複雑な改修や機能の追加
  • 参加メンバーの人数や経験・スキル
    人件費

いずれにせよ、最低でも「4か月以上」はかかると見た方がよいでしょう。
ただし、何度もお伝えしているとおり、サイトリニューアルはリスクを伴うものです。
ある程度、期間は余裕を持たせることをおすすめします。

サイトリニューアルの相場はどれくらい?

サイトリニューアルの相場は大体「数十万円~数百万円」。
リニューアルの期間と同じく、Webサイトの状態やリニューアルの内容、Web制作会社の人件費など複数の要素から金額が決まるため、案件ごとの差が非常に大きいです。

そのためサイトリニューアルの相場は、複数の業者の見積もりを比較して「自サイトにおける料金相場」を出すことをおすすめします。

サイトリニューアルにおすすめの制作会社はありますか?

サイトリニューアルを行うなら、SEOに知見のある制作会社に依頼するのがおすすめです。
中でも、SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」を運営する「株式会社IIP」は、サイトリニューアルに定評のあるWeb制作会社です。
サイトリニューアルで起こりがちな「検索順位の低下」「アクセス数・CV数の減少」などのエラーが生じないよう、緻密な計画でプロジェクトを進行します。
もし、「サイトリニューアルに失敗したくない・・・」などお考えでしたら、以下よりWebサイトリニューアルサービスの詳細をご覧ください。

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サイトリニューアルの実行(サイト公開)におすすめの時間帯は?

サイトリニューアル(新サイトの公開)は、ユーザーの閲覧が少ない時間帯が理想です。

ひとつは、万が一不具合が起こっても、ユーザーへの影響を減らすことができるため。
もうひとつは、クローラーがサーバーの負荷を気にせず、より多くクロールできるためです。

サイトリニューアル後のSEO効果が出るまでの期間は?

サイトリニューアルの内容にもよりますが「5か月~1年ほど」と考えておくとよいでしょう。
Googleいわくサイト移転後のインデックスが、中規模サイトは「数週間」、大規模サイトは「それ以上」かかるようです。

原則として、中規模のサイトでほとんどのページの移転がインデックスに反映されるのに数週間かかり、より大規模なサイトであればそれより長くかかります。

引用:Google

そのため、インデックス後に通常のSEO対策効果が出る期間「4か月~1年ほど」を合わせると、早くて「5か月」遅くて「1年少々」でサイトリニューアルの効果が見られるということになります。

もちろん、Webサイトの規模やジャンル、他社など競合サイト(ライバルサイト)の数などさまざまな要因が関係しているため、一概にはいえないということもよく理解しておきましょう。

SEO対策の効果とは?効果が出るまでの期間や効果の高いSEO施策を紹介

新サイトのインデックスを早める方法はある?

サイト移転後の新サイトのインデックスを早める有効な方法は、以下の2つです。

  • 新旧両サイトからの「XMLサイトマップ送信」
  • Googleサーチコンソールの「アドレス変更ツール」

新旧両サイトからの「XMLサイトマップ送信」

XMLサイトマップ(sitemap.xml)とは、検索エンジンにクロールしてほしいページを伝えるためのページ(URL)リストです。

Googleサーチコンソールに登録している旧サイトと新サイトそれぞれのXMLサイトマップを送信することで、新サイトのインデックス登録を早めることができます。

Googleサーチコンソールでサイトマップ登録・送信方法とは?エラーの解消や確認方法、更新方法も解説

Googleサーチコンソールの「アドレス変更ツール」

リニューアル後に、Googleサーチコンソールの「アドレス変更ツール」を使用するのもおすすめです。
Googleが、新サイトのクロールやインデックスを旧サイトよりも優先してくれるようになります。

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