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SEO
公開日2023年6月9日
更新日2023年07月17日
甲斐龍之介
SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動。
YMYLとは、お金や健康、安全など、人々の生活に大きな影響を与える分野のことです。
これらを扱うサイトやブログには高い信頼性や正確性が求められますが、Googleが品質評価ガイドラインで「YMYL」として定義したことで、大きく知られることになりました。
YMYL分野ではサイトへの評価が厳しくなるため、上位表示させるには高い品質やSEO対策などが欠かせません。
しかし、YMYLという言葉を知らなかったり、対策が分からない人もいるでしょう。
そこでこの記事では、そもそもYMYLとは何かや該当する分野、検索順位を上げるための方法などをまとめています。
また関連性のあるE-E-A-Tや、個人がYMYLジャンルを扱えるのかなども詳しく説明しているので、ブログやサイトを運営する際の参考にしてください。
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E-E-A-Tとは?Googleが重要視するSEO最重要評価基準を高める施策を解説!
YMYLとは「Your Money or Your Life」の頭文字で、お金や健康、安全など、人々の生活や人生に大きな影響を与える可能性のある分野のことです。
YMYLの内容はGoogleの「検索品質評価者ガイドライン(Google General Guidelines)」で「ユーザーの幸福や健康、経済的な安定や安全に影響を与える可能性がある分野」として定義されています。
YMYLの分野では、Googleが定めた基準を満たさないと検索上位を獲得することはできません。
ただし実際にはYMYLに限らず、人生の重要な意思決定に関わる分野は、全て厳しい評家を受けることになります。
YMYLが初めて公開されたのは2017年で、以降、年に1〜2回の改定が行われてきました。
2023年5月現在、2022年12月15日に更新されたものが最新版です。
重要な意思決定に関わるサイトに、誤った情報が掲載されていたら、情報を元に行動した人が大きな損失を受ける可能性があります。
例えば、病気に関する記事は誰でも作れますが、医学的な根拠がなければ読んだ人の命に危険を及ぼすかもしれません。
また、地震や津波などの災害時に使う避難経路の情報が間違っていても、人命に関わってしまいます。
「絶対に儲かる投資方法」なども、ユーザーに経済的な損失を与える可能性があるでしょう。
そのため、Googleはこうしたサイトに対し、高い品質を求めているのです。
一方、天気予報や一般的な事故に関するニュースなら、ユーザーに深刻なダメージを与える事は少ないでしょう。
しかし、全くありえないとも言い切れないため、グレーゾーンという位置付けです。
それに対し、スポーツの試合結果や何らかの賞の授賞式などは、まずは無害と言えるでしょう。
自分が撮った猫の写真や、趣味で描いた風景画などは、そもそも正しいとか間違いとかの問題ではありません。
そのためYMYLには当たらず、Googleの評価基準も厳しくはないのです。
インターネットが発展したことで、誰もがネットで情報を発信できるようになりました。
しかし同時に、誤った情報や詐欺的な情報も多数流れるようになったのです。
その中には、Googleの検索結果の上位に出てくるサイトもあり、誤った情報が広まる後押しにもなりました。
情報の信頼性が損なわれたのは、世界で共通の現象です。
例えば、アメリカでは大統領選挙に関して、多くの誤った情報がネットで拡散されたこともありました。
また、日本においては「WELQ問題」という事件が過去に発生したことも重要です。
これは、大手企業が運営する医療情報サイトに、医療関係者の監修もない適当な記事が掲載されてしまった事例を指します。
具体的には「肩こりの原因は守護霊だ」などの記事がGoogleで上位表示され、Googleやインターネットに対する信頼性を損ねることになってしまいました。
WELQは大手企業による運営で、時には1万字に達する記事が毎日膨大に掲載されたため、一般的な信頼も高かったと言えるでしょう。
しかしその中には不適切な情報や、他社のサイトからコピーしたような記事も多く、大きな批判が起きました。
WELQは2016年の年末にサイトが閉鎖されましたが、問題の再発を防ぐため、2017年にGoogleは2度にわたる大きなアップデートを実施します。
医療や健康に関する評価基準が見直され、対象分野の半数以上のサイトやブログに影響与えたとされています。
その結果、医療分野においては検索結果の多くが病院や医師など、専門家が発信する情報になりました。
このように、Googleの評価基準が厳しくなる中で具体的に定義されたのがYMYLです。
ここでは、どのような内容がYMYLに該当するのかを紹介します。
留意が必要なのは、初期にはあった分野の記載が、2022年7月28日の改定版からは無くなったことです。
それでも、以前に定義されていたYMYL分野が無意味になったわけではありません。
参考にはなるので、順に紹介していきましょう。
原文では「News and current events」、YMYLの後半にある「Your Life」の中で日常的な接触のある分野です。
該当するものとして、下記のようなものが考えられます。
こうしたニュースはユーザーの生活や価値観に影響を与える可能性があり、正確性が求められます。
一方、スポーツやエンタメに関するものは、YMYLに当たらないケースが多いでしょう。
原文では「Civics, government, and law」、直訳すると「市民、政府、法律」です。
該当するものとして、下記のようなものが考えられます。
こうした情報が誤っていると、行政サービスを正当に受けられず、不利益につながる可能性があります。
家族に関わる問題も、人生において重大な影響を及ぼす可能性があるでしょう。
原文では「Finance」と簡略ですが、お金に関するものとして、下記のようなものが該当するでしょう。
YMYLの前半が「Your Money」である通り、お金に関する分野も重要視されます。
誤った情報を信じてしまうと、お金を失ってしまうことにつながるからです。
企業や財務的な情報が間違っていると、企業の信頼度にも影響を与えるでしょう。
原文では「Shopping」、買い物は直接的にお金を使う行為であり、「Your Money」の一部になります。
該当するものとして、下記のようなものが考えられます。
インターネット上での買い物が主な対象です。
実態とは異なる機能や性能を謳うことはもちろん、過大な価格を示して割引率を高そうに見せる手法なども含まれます。
商品を販売するだけでなく、そのようなサイトを紹介してもいけません。
原文では「Health and safety」、近年、ますます重要視されている分野です。
該当するものとして、下記のようなものが考えられます。
医療に関する情報が間違っていると命に関わるケースもあるので、非常に厳格な扱いです。
怪我や病気の治療法や応急処置はもちろん、健康に重大な影響を与える内容が広く含まれます。
原文では「Groups of people」、社会の均一性が比較的高い日本人にはピンと来ない面があるかもしれません。
しかし、多様な人種や民族が対象となるインターネットでは、何らかのグループに対する情報にも正確さが求められます。
該当するものとして、下記のようなものが考えられます。
世界的には、人種や宗教に関する情報は従来から留意すべき対象です。
年齢や性別なども日本人は無頓着になりがちですが、意識しておく必要があるでしょう。
近年ではLGBTなど性に関する分野も誤った情報から差別問題が発生する可能性があるので、厳格に扱われています。
要は「人権問題」に発展するものは認められないということです。
原文では「Other」、上記の6項目に当てはまらないが、人生や生活に悪影響を与える可能性のあるものです。
該当するものとして、下記のようなものが考えられるでしょう
これらも人生の中での大きな転機になったり、長期的に健康やお金などに悪影響が出たりする可能性があります。
一般的な情報以上に正確性が求められる内容は、全てYMYLに該当すると考えましょう。
YMYLと似たものとして、「E-E-A-T」があります。
元々は「E-A-T」として「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の3つでした。
しかし現在では「経験(Experience)」を加えた「E-E-A-T」もしくは「Double-E-A-T」とするのが一般的です。
これらが乏しいページは評価が低く、満たされるほど高品質とされます。
そのため、YMYLの分野であってもなくても、全てのページに求められる要素です。
例えば同じ病気に対する対処法であっても、ただの一般人より、大きな病院の専門医が発信している情報の方が正しいと判断されやすいでしょう。
その理由を分解したのがE-E-A-Tです。
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2022年12月に追加された、E-E-A-Tの新しい要素です。
ここで定義される経験とは、記事の内容に関する直接的な経験や、より広い意味での人生経験を指しています。
例えば製品のレビューであれば、実際にそれを使ってみる必要があるでしょう。
グルメならお店に行って食べてみる、レシピなら自分で作ってみる、イベントなら実際に参加してみるということです。
経験は曖昧な伝聞情報ではない一次情報であり、回数が増えるほど説得力も増すでしょう。
逆に言えば、たとえ素人であっても経験さえあれば、その情報には価値が生まれるということです。
YMYL分野においても、自分で経験をした上で書かれたページは一定の評価を得やすくなります。
専門性とはそのまま、その分野における高度な専門知識やスキルです。
特に人生の安全に関わるYMYLでは、正式なプロセスを経た専門家や、実務で従事している人が高評価を得ます。
例えば法律関係のページであれば弁護士が、税金のページであれば税理士や公認会計士が望ましいでしょう。
他にも、医師や薬剤師、銀行員や科学者なども専門性を持つ人たちです。
一般的なレビューでも、経験を多く重ねていけば、ある種の専門性が備わってきます。
そうした背景があれば、コンテンツで提供される情報量も十分なものとなり、独自性も生まれるでしょう。
専門性はサイト全体も対象になります。
例えば不動産販売のサイトであれば、新築住宅や中古物件の情報や、ローンや税金などの情報がテーマになります。
しかし、天気やテレビドラマなど雑記を綴ったページが多いと、専門性が緩くなってしまうでしょう。
権威性は多くの場合、他者からの評価で決まります。
中でも、同じ業界で既に権威を持っている専門家や、大きな影響力を持っている人から得た評判が重要です。
端的には、そうした人たちが記事を引用し、リンクを付けた上でポジティブな評価をしてくれること。
そして更には、多くの人が同じテーマで記事を書く時、情報源として参照してくれるようになることです。
Googleは、そうした関係性や相互の評価を重視します。
例えば「Wikipedia」は、Googleがあるテーマに関する評価をする上で、情報源として重視しているものの1つです。
テーマに関連した賞を得ている、論文や著書が評価されている、専門の組織や団体で上級職に就いていることなども権威性に繋がります。
商品で言えば、最も高い権威を持っているのは発売元メーカーの公式サイトでしょう。
最終的に「このテーマならこのサイトを見るべきだ」と言われるようになれば、権威性は達成されます。
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信頼性は、これまでの経験・専門・権威の総合結果として、いかにそのページで書かれている内容が信頼できるか?を指すものです。
そのためには情報の正確性や透明性、正当性などが重要となります。
情報の引用に公的機関のサイトや法律の文面を用いる、最新の情報を使う、なども信頼性を高める手段です。
ページの内容だけでなく、運営者やサイトの構成自体が信頼できるかどうかも問われます。
例えばECサイトでは、企業としての評判や連絡先情報やQ&A、問い合わせ対応なども重要です。
ただし、権威ある専門家が作成したコンテンツでも、その人自身を証明するものがなくては評価が難しくなります。
その人のプロフィールや最近の活動、所属を示す外部機関へのリンクなどが必要です。
その他、サイト自体への信頼性のため、SSL接続(HTTPS通信)などのセキュリティ対応もポイントになります。
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ここではYMYLにおけるSEO対策のポイントを説明します。
ただ、主要な部分は一般の分野と変わりません。
またSEO対策は非常に多岐に渡るので、ここではごく簡単な説明に留めます。
小手先の手法は多々ありますが、王道中の王道は、コンテンツの品質を上げる事に他なりません。
品質だけでなく、量でも一定のページ数や文字数が必要です。
特定のテーマに対して掘り下げていけば、必然的に一定の量が生まれます。
メインコンテンツの比率も重要です。
テーマと関係ない記事や、広告、アフィリエイトなど外部への誘導が多いと評価は下がります。
キーワードの詰め込みや、他サイトからコピーしたコンテンツ、放置されたコメント欄も同様です。
また、現在ではスマホやタブレットの使用を前提にした「モバイルフレンドリー」も求められます。
サイトがモバイル対応になっていない場合、明確に評価が下がります。
E-E-A-Tが欠けていることに対する最大の対策は、専門家をメンバーに入れて記事を作成してもらうことです。
その上で、専門家自体の評価を高めましょう。
例えば資格や学歴、職歴や受賞歴、著作物や発表物などを紹介してください。
経験と専門性、権威や信頼性につながります。
それらを証明できる情報を持つ外部サイトや、本人が運営するサイトやSNSアカウントなどにも発リンクを付けましょう。
そうしたサイトから被リンクを貰えれば、更に上出来です。
専門家をメンバーに入れる余裕がない場合、単発で作成を依頼したり、インタビュー取材をするという手段もあります。
自分で作成した記事を監修してもらい、修正などをお願いしても良いでしょう。
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記事が正しいことを示すには、根拠となっている情報自体が正しいことも示す必要があります。
信頼できる情報源を使い、さらにその出典も明記しましょう。
可能な限り、公的機関や専門家が発信している情報を使ってください。
もちろん無断転載や著作権侵害に問われるような行為は厳禁です。
また利用する情報は一次情報の引用が望ましいでしょう。
一次情報を加工した二次情報になると、正確性が薄れてしまいます。
サイト自体の評価を損なわないためには、運営者の情報や連絡先などの明記も欠かせません。
住所や事業内容などの企業情報、連絡先やカスタマーサポートの情報、利用規約などを掲載しましょう。
Googleも、どこの誰が情報の発信者なのかを重視します。
専門性が高くなると、一般ユーザーからの問い合わせも生まれやすくなります。
使いやすい問い合わせフォームの設置や、「よくある質問」コンテンツなども評価対象です。
情報は移り変わる可能性があります。
発信した時点では正しくても、中にはすぐに陳腐化してしまうものもあるでしょう。
例えば災害情報などは、まさに刻一刻と情勢が変化します。
法律も改正されれば古い情報は通用しなくなり、金利も定期的に見直しが入り、医療や科学も日進月歩です。
つまり定期的に見直し、修正していく必要があるということです。
情報を更新したら、日付もきちんと明記しておきましょう。
SSLはインターネット通信を暗号化し、ユーザーの個人情報をハッキングから防ぐ技術です。
既に一般のサイトでも常時SSL化が前提ですが、ましてYMYL分野であれば、やっておかねばなりません。
SSL化はhttps化とも言い、サイトアドレスの冒頭部分に「s」が1つ増えるのが特徴です。
ユーザーや検索サービスにサイトの安全性を伝えるため、もし「http」の状態であるなら、すぐに常時SSL化を施しましょう。
常時SSL化(https)はSEOに効果あり!SEOとの関係性やSSL化されていないサイトがどうなるのか解説
YMYL分野に対して、個人運営ブログはどのように対応すれば良いでしょうか?
現実的には、高い評価を得るのが難しい状態になっています。
実際に検索結果を見てみましょう。
下記は「筋トレ」で検索した場合の検索TOP10です。
このように、個人の運営ブログは全くありません。
殆どが企業や報道機関などで占められます。
完全な個人ブログは、実に「108位」になるまで出てきませんでした。
また、下記は「ダイエット」「脱毛」「クレジットカード」で検索した場合です。
脱毛は以下の通り。
クレジットカードは以下の通り。
いずれも「筋トレ」と同様です。
健康系や金融系は広告やアフィリエイトの報酬が高いため人気ですが、個人運営のサイトでは、よほどニッチな攻め方をしないと上位表示は無理でしょう。
個人運営ブログが評価を得にくい理由には、「E-E-A-T」が足りない点が考えられます。
下記のような理由で、旧E-A-Tを個人運営ブログが満たすのは大変です。
多くの個人ブロガーは、そのテーマにおける専門家ではないため、専門性をアピールすることができません。
雑記ブログのような構成でも、専門性が高いとは見なされないでしょう。
専門性がなければ権威性も生まれません。
また、個人レベルでの資格や肩書、「◯◯アドバイザー」や「◯◯トレーナー」なども社会的評価が弱かったり、同じ名称の人が多いと埋没してしまいます。
官公庁や公的機関、有名企業などが運営するサイトに比べ、個人が運営するブログは信頼性の面でどうしても見劣りします。
SNSなどで、よほどの有名人にでもならない限り、難しいでしょう。
SNSはSEOに効果がある?Twitter運用による拡散・流入の影響とは
実際問題、個人運営ブログがYMYL分野を対象にしても、うまくいかない可能性が高いでしょう。
無策で突入して、成果が出るものではありません。
むしろ考えておくべきは、YMYLには関わらないと決めているのに抵触してしまい、低品質のコンテンツとしてマイナス評価を受けてしまうことです。
例えば筋トレブログで、サプリやプロテインの効果や健康への影響について断定的に語っていると、健康面のYMYLに抵触します。
育児ブログで、赤ちゃんの病気に対し、勝手な診断や治療行為を書くのも危険です。
それを真似してトラブルを起こす人が出るかもしれません。
より信頼できる情報を引用元に使ったり、あくまで自分の体験であって医学的に検証されたものではないと説明したりするなどの対処が必要です。
それでも個人運営ブログでYMYL以外のジャンルを狙いたいなら、下記の条件を満たすようにしましょう。
個人運営ブログが評価を得にくい理由で「E-E-A-T」が足りないと指摘しましたが、実は新しく追加された「経験」だけは、個人でも勝負ができる要素です。
どれだけの専門性・権威性・信頼性があっても、経験がなければ最後のピースは埋まりません。
テーマを狭く絞って「その分野では自分が一番の経験者だ」と言えるようになれば、そこに専門性や権威性も生まれるでしょう。
また、例えば癌の専門医は治療についてはプロですが、患者としての発信はできません。
一方患者は、治療については素人ですが、闘病における気持ちの変化は一時情報として発信できます。
専門性・権威性・信頼性を揃えた上位サイトは、情報の正確さはあっても、分かりやすいとは限りません。
同じレベルの読み手を前提としていて、専門用語ばかりのケースもあるでしょう。
そのため、検索ユーザーが見つけやすいよう、分かりやすさを重視した情報発信にも可能性があります。
検索ニーズにマッチした情報を専門サイトから適法内で引用し、噛み砕いて説明するという手法です。
SEOだけに頼っていても、検索順位はすぐには改善できません。
個人運営ブログを成功させるには、SNSなどからアクセスを呼び込むことも重要です。
TwitterやInstagram、Facebook、Youtubeなどにアカウントを作りましょう。
そこでの発信が増えるほど、権威性や信頼性にも寄与します。
またWikipediaに個人のページが出来れば、一気に信頼性が増大するでしょう。
ただし、新聞や雑誌など権威性のあるメディアに出なければ、そうしたチャンスはありません。
次善の策は、対象となる分野の既存のWikipediaページがある場合、そこからの被リンクを受けることです。
これも簡単な話ではありませんが、真に価値のある独自情報を発信していれば、いつか引用される可能性はあるでしょう。
被リンクの増やし方とは?良質な被リンクの獲得方法や事例を紹介
大きなキーワードでは無理な場合、ニッチを狙ったキーワードを使うのがセオリーです。
また少しでもアクセスがあったら、そのワードを使って記事を改善していくのも不可欠でしょう。
例えば「筋トレ リバウンド 体験談」で検索すると、上位10サイトのうち、半分の5つが個人ブログという結果になりました。
そこで活用したいのがSEOツールです。
例えば、「Nobilista(ノビリスタ)」なら、複数のキーワードを用いた検索順位を、自動で毎日チェックできます。
上図は、指定したキーワードにおける過去の検索順位をグラフにしたものです。
期間は「過去1週間」「過去1ヶ月間」「過去3ヶ月間」などのプリセットの他、1日単位で任意に指定できます。
設定済みのキーワードは、一覧で状態を確認することが可能。
検索ボリュームや想定アクセス、検索結果の特徴などの他、TOP10位以内にランクインさせる難易度なども示されます。
順位に大きな変動があった場合は、メールで通知を受信することもできるので、アクセス増のチャンスを逃しません。
また、ブラウザ上から利用できるため、リモートワークを含む複数のスタッフでデータを共有するのも簡単です。
こうしたツールで隠れた「お宝キーワード」を発見し、サイトを日々成長させていけば、大手サイトに一矢報いることも不可能ではありません。
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最後にYMYLに関する質問をまとめました。
「Your Money or Your Life」が示すように、まずは、お金と人生に関する情報です。
それ以外にも、人生に重大なリスクを与える可能性のある内容は、全てが対象になります。
ニュース、市民生活や政府や法律、財産・金融、ショッピング、健康と安全、人々の集団などの他、センシティブな内容にも注意が必要です。
非常に厳しく評価されるのは「医療や健康」分野です。
このテーマは人の命に直結するため、過去には下記のような情報が公表されています。
この変更は、医療や健康に関する検索結果の改善を意図したもので、例えば医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすくなります
引用:医療や健康に関連する検索結果の改善について | Google
日本においては、医療分野での誤情報が問題になったこともあり、今でも医療や健康分野については厳しい目が向けられているのです。
YMYLはGoogleが発行する「品質検査ガイドライン」で定義されていますが、その最新版は2022年の12月に改訂されたものです。
その中の「2.3 Your Money or Your Life (YMYL) Topics」が該当します。
低品質という評価を得ても、必要十分な情報が入っていれば、通常は検索下位で表示されます。
しかしYMYLはGoogleの審査が厳しいため、低品質と見なされた場合、対応が同じではありません。
順位が大きく下がるだけではなく、検索結果に全く表示されなくなってしまうこともあります。
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