SEO
公開日2023年6月27日
更新日2024年05月27日
インハウスSEOとは?業務を社内で内製化するメリットや完了までの手順
甲斐龍之介
SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動。
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インハウスSEOとは、SEO対策や運用を社内で内製化させ業務を完結させることです。
そもそも内製化とは、外部に委託していた業務を自社体制に切り替えることを指します。
キーワード選定からコンテンツ制作、運用、検証などSEO対策に関するあらゆることを全て自社で行います。
インハウスSEOが上手くいけば、外注するよりも低コストで集客ができたり、社内にSEOノウハウが蓄積できるといったメリットがあります。
ただ、インハウスSEOを成功させるためには、SEOに知見のある人材の確保が必要になるなど、デメリットや注意点があるのも事実です。
そこで本記事では、SEO対策の業務を社内で内製化するメリットやデメリット、向いている企業・向いていない企業、成功までの手順を解説します。
SEOのインハウス化により、自社でSEO対策を完結させたいWeb担当者は、ぜひ本記事を参考にしてください。
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インハウスSEOとは
インハウスSEOとは、SEO施策を社内で内製化させ業務を完結させることです。
インハウスは「組織内」、SEOは「検索エンジン最適化」を意味する言葉で、それぞれの言葉を合わせたのがインハウスSEOです。
SEOで成果を出すためには、たくさんの業務を行う必要があります。
キーワード選定からコンテンツ制作、運用、検証などの全てを自社で行います。
自社で全てのSEO対策をすることで、SEO業者へ外注するよりもコストを抑えられる、ノウハウを蓄積できるなど様々なメリットがあります。
そのため、現在多くの企業がインハウスSEOに取り組んでいるのです。
SEO対策とは?初心者にもわかりやすく上位表示の基本的なやり方を解説
インハウスSEOで発生する業務内容
インハウスSEOで発生する主な業務は次の8つです。
- メディア構築
- ペルソナの設定
- キーワード選定・調査
- コンテンツの企画・作成
- 効果測定
- コンテンツのリライト
- 内部対策
- 外部対策
1つずつ詳しく見ていきましょう。
記事コンテンツSEO対策
100のチェックリスト
メディアの構築
SEO対策をするのであれば、まずオウンドメディアを構築する必要があります。
具体的には、レンタルサーバーの契約や独自ドメインの取得、Webサイトの構築などです。
プログラミングができる社員がいる場合はHTMLやCSSのコーディングによりメディア構築が可能ですが、現在はWordPress等のCMSを活用するケースがほとんどです。
WordPressは誰でも簡単にプロのようなWebサイトを構築できます。
これからWebサイトを立ち上げる場合は、WordPressを使うことをおすすめします。
WordPressのSEO対策設定のやり方とは?初心者向けにプラグインや投稿設定を方法を解説
ペルソナの設定
SEO対策で最も重要な要素のひとつがペルソナ設定です。
ペルソナとは、Webサイトに訪れるユーザーの人物像です。
SEOで上位表示させるためには、ユーザーの悩みや課題を分かりやすく伝えなければいけません。
そのためにも、どのようなユーザーの問題解決するのかを明確にしておく必要があるのです。
Webサイトに訪れるユーザーが男性なのか女性なのか、20代なのか40代なのかでどのようなアプローチや文体でコンテンツを作るべきなのかが変わります。
また、性別や年齢によって好まれるデザインも異なるでしょう。
SEO対策をする上では、まず最初に以下の5つについてイメージしてみてください。
- ターゲットの属性
性別・年齢・職業・家族構成・年収など - ターゲットのパーソナリティ
性格・価値観・悩みなど - ターゲットのライフスタイル
趣味・休日の過ごし方・使っているデバイスなど - ターゲットの人間関係
友達の数・利用しているSNS・所属しているコミュニティなど - ターゲットの悩み
立ち上げるメディアに関連するユーザーの悩み
逆にペルソナを設定せずにコンテンツを作成すると、誰にも刺さらない可能性が高まってしまうので注意しましょう。
良質なコンテンツとは何か?Googleの定義や作り方のポイントを解説
キーワード選定・調査
ペルソナを設定したら、続いてキーワード選定をしていきます。
キーワードとは、検索クエリとも呼ばれており「検索するときに入力されている単語」のことです。
SEO対策では、ユーザーが検索するであろうキーワードを予測して、そのキーワードに適したコンテンツを作成します。
キーワード選定を疎かにしてしまうと、高品質なコンテンツを作成しても、一番見てほしいユーザーに届きません。
ラッコキーワードやキーワードプランナー等のキーワードツールを活用して、狙うべきキーワードの精査・優先順位付けを行いましょう。
SEOキーワード選定のやり方・コツとは?初心者に役立つ便利ツールも紹介
コンテンツの企画・作成
キーワード選定が完了したら、そのキーワードを元にコンテンツを企画・作成していきます。
コンテンツSEOで最も重要なのが、ユーザーの悩みや疑問を解決するためのコンテンツを作成することです。
Googleはユーザーファーストを企業理念に掲げています。
どれだけ長文のコンテンツを作成しても、ユーザーのためにならないコンテンツはSEOで上位表示されることはありません。
検索意図を明確にし、ユーザーにとって有益な情報を発信することがSEOで検索上位を目指す上で欠かせないことです。
ユーザーに刺さるコンテンツを作成するコツは、SEOライティングのコツの記事で詳しく解説しています。
SEOライティングのコツとは?初心者にも分かりやすく書き方の手順を紹介
効果計測
SEO対策で成果を出すためには、アクセス解析と日々の検索順位の確認が欠かせません。
どんなにSEOに知見がある人でも、いきなりすべての記事を上位表示させることは難しいです。
効果測定で課題を発見し、その課題を日々改善することで、徐々に記事の品質を高めていきます。
アクセス解析や日々の検索順位の確認をする際はツールの導入がおすすめです。
検索順位チェックツールを導入すれば、どんなキーワードで上位表示できているのかや改善するべき記事が明確になります。
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SEO効果測定とは?検証のやり方や便利ツール、見るべき指標、必要な期間を解説
コンテンツのリライト
インハウスSEOでは、新規コンテンツの作成だけでなく、リライトすることも重要な施策です。
リライトとは、すでに公開されたコンテンツを改善し、検索上位を目指す施策を指します。
SEOに知見のある人でも、いきなり完璧なコンテンツを作成して、検索結果で1位になることはほぼ不可能です。
公開されたコンテンツのタイトルを変更したり、本文の加筆修正などを行い、コンテンツの完成度を徐々に高めていきます。
リライトを行うタイミングは、記事を公開してから3か月〜6か月あたりが目安です。
具体的なリライト方法には、次のようなものがあります。
- タイトルや見出しを変更する
- コンテンツを追加する
- 画像や図解を追加して見やすいサイトにする
- 最新情報に更新する
コンテンツ量が増えてきたら、リライトも並行で行い検索順位の向上を目指しましょう。
リライトのやり方とは?事例や効果が出るまでの時間、注意点を解説
内部対策
内部対策とは、Webサイト内のタグ設計やページ構成等を見直す対策のことです。
現在はWordPressといった便利なシステムのおかげで、コーディングなどの専門的な知識がなくても対応できるようになりました。
Webサイトの内部対策を行うことで、検索エンジンがサイトを理解しやすくなり、クローラーの巡回が促されやすくなります。
また、ユーザーにとっても見やすいサイトになるため、SEOでも評価されやすいサイトが作成できます。
内部対策の主な施策は以下のようなものがあります。
自社サイトで完結できるので、いつでも好きな時に対応できるのが特徴です。
SEO内部対策とは?やるべき施策と評価チェックツールまとめ
外部対策
外部対策とは、外部サイトに掲載されている自社のリンクを増やすことです。
被リンクやサイテーションといった外部からのリンク評価を獲得することで、Webサイトの信頼性を高め上位表示につなげるのが目的です。
Googleの検索エンジンは、他サイトから被リンクを集めているサイトを信頼性の高いサイトと認識する傾向にあります。
数年前までは被リンクの数がSEOに大きな影響を与えていたため、外部対策がかなり重要視されていました。
ただ、現在のSEOでは被リンクの数よりも質の方が重要視されています。
そのため、被リンクを大量に購入するといった行為は、かえってSEOに悪影響を及ぼす可能性があります。
良質なコンテンツを作り、自然と被リンクを獲得していくことが最も効果的な外部対策と言えます。
SEO外部対策の施策例や成果測定ツールを紹介
インハウスSEOのメリット
インハウスSEOのメリットは主に4つあります。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
外注費用を削減できる
インハウスSEOを行う最大のメリットは、コストを大幅に削減できることです。
サイト・ブログを運用する際には、コンテンツ作成やコンサルティングなどの外注コストが発生する場合があります。
コンテンツ制作だけでも1本20,000円〜70,000円程度の外注費がかかります。
月に5本〜10本制作依頼するとなれば、10万円〜70万円程度の外注コストが必要になるケースもあるでしょう。
インハウスSEOで業務を内製化できれば、大幅なコストカットが可能となり、より効率的な予算配分が可能になります。
SEO対策費用と料金相場とは?サービス内容・料金体系別の費用対効果を解説
社内にSEOのノウハウと経験が蓄積できる
インハウスSEOを行うことで、社内にSEOのノウハウと経験が蓄積できます。
SEO対策は中長期的なマーケティングであり、ノウハウや経験が蓄積されることで、より効率的にSEO対策を行えるようになります。
外注している状態ではノウハウや経験が社内にたまらず、外注先に依存してしまうこともあるでしょう。
自社で試行錯誤して得たノウハウや経験は、自社ならではの貴重な財産になります。
中長期的な視点を持ってSEO対策を行いたい企業は、インハウスSEOに取り組むことをおすすめします。
社内でPDCAを素早く回せる
インハウスSEOを行うことで、PDCAサイクルを素早く回すことができます。
PDCAとは、以下の4要素の略語で、ビジネスにおける業務改善の重要なサイクルです。
- Plan(計画する)
- Do(実行する)
- Check(効果計測する)
- Action(改善策を実施する)
Googleの検索結果で上位表示させるためには、200以上のアルゴリズムに沿って、日々SEOで評価される施策を打たなければいけません。
しかし、Googleのアルゴリズムは日々アップデートするため、業務を外注していると改善が遅れる恐れがあります。
逆にSEO対策をインハウス化することで、日々の変化に対しても素早い課題解決が実現できるでしょう。
Googleアルゴリズムとは?仕組みやランキング要因、アップデートの歴史を解説
コミュニケーションがとりやすい
インハウスSEOは社内で施策を進めるため、コミュニケーションがとりやすいです。
ターゲットとなる顧客や施策の目的、会社の方向性に対して、共通認識を持った上で施策に取り組めます。
社外とメンバーに外注をする場合は、ある程度の情報は共有できても、共有できる情報にはどうしても限界があります。
また、自社のメンバーだけで完結できれば、急に連絡が取れなくなるなどのリスクも回避できます。
コミュニケーションがとりやすくなることで、効率的に施策を進めていけるようになるでしょう。
インハウスSEOのデメリット
インハウスSEOを行うのはメリットだけでなく、デメリットもあります。
主なデメリットは以下の3つです。
- SEOに知見のある人材の確保が必要
- 中長期的なプランニングが必要
- 業務量が増える
1つずつ詳しく見ていきましょう。
SEOに知見のある人材の確保が必要
インハウスSEOを行う上での大きなデメリットは、人材確保の手間です。
SEO対策で成果を出すためには、専門的な知識と経験を持った優秀な人材が必要になります。
社内にSEOに知見のある人材が確保できれば問題ないですが、多くの場合は新たに確保しなければいけない場合の方が多いでしょう。
SEOの方向性や具体的な施策を進めていくためにも、SEOの人材を募集しなければいけません。
また、インハウスSEOの担当者を育成する場合も「教えられる人がいない、時間がない」等の理由で、実現できないこともあります。
逆に言えば、SEOに詳しい人材さえ確保できれば、インハウスSEOを実現しやすくなるでしょう。
中長期的なプランニングが必要
SEO対策で成果を出すには、中長期的なプランニングを立てる必要があります。
目標や目的達成に向けてどのタイミングで、どのキーワードを対策するべきかを計画して、着実に実行します。
明確にメディア運営のプランニングを立て、適切にディレクションできる状態にしておくことはハードルが高いタスクです。
逆にこのプランニングを疎かにしてしまうと、計画通りに進まず、リターンを得られないまま途中で施策が終了してしまう可能性があります。
業務量が増える
SEO対策を内製化する場合、当然業務量が増えます。
外注化する場合、自社の社員はディレクションや効果計測など、自分に割り当てられた業務に集中できます。
一方、内製化を行う場合、キーワード選定からコンテンツ作成、効果計測、リライト等の業務をすべて自社のメンバーで行わなければいけません。
SEO業務未経験者の場合は、知識のインプットから始める必要があるため、さらに業務が増えるでしょう。
自社にSEO専任者がいたとしても、一人一人の業務量が増えることは把握しておく必要があります。
SEO記事制作代行会社おすすめ6選!外注費用相場やサービスの選び方を解説
SEO内製化に向いている・向いていない企業
SEO内製化は全ての企業に向いているわけではありません。
内製化に向いていない企業が内製化を行うことで、かえって非効率になる場合があります。
自社がSEO内製化に向いているかどうかを慎重に検討することが大切です。
ここでは、SEO内製化に向いている・向いていない企業をそれぞれ紹介していきます。
SEO内製化に向いている企業
SEO内製化に向いている企業の特徴としては、下記の2つが挙げられます。
- 専任者を当てがうことができる
- SEOの重要性が社内で理解されている
インハウスSEOを実現するには、専任者がいることが必須条件です。
専任の担当者がいれば、施策提案や具体的な業務の効率が上がるため、外部から別途責任者を呼ぶ必要がなくなります。
ただ、専任者が1人だとリソースが足りなくなる恐れがあります。
そのような時は業務の一部を外注化するなど、施策が遅れないように作業を分担する方法もおすすめです。
また、SEOの重要性が社内で理解されていると、施策を進めやすくなります。
SEOで成果を出すには時間がかかるため、社内で理解されていないと予算や人材のリソース確保が難しくなってしまいます。
逆にSEOの重要性が社内全体で共有されていれば、SEO施策の幅が広がり、業務にもスピード感が生まれるでしょう。
SEO対策の効果とは?効果が出るまでの期間や効果の高いSEO施策を紹介
SEO内製化に向いていない企業
逆にSEOに割くリソースがない企業は、インハウスSEOに向いていません。
SEOは予算と時間がかかるマーケティング施策です。
少ないリソースの中で焦って成果を出そうとしても、かえって費用対効果が悪くなってしまうばかりです。
そのため、人材や予算などリソースがない場合は、他の施策を優先することも視野に入れるべきでしょう。
SEO内製化完了までにぶち当たる壁
メリットが多いインハウスSEOですが、実施に当たってぶち当たる壁もあります。
- SEOに知見のある人材の採用・育成に手間がかかる
- 中長期の施策になり社内の承認を得られないことがある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
SEOに知見のある人材の採用・育成に手間がかかる
SEO内製化を実現させるためには、SEOに知見のある人材を採用もしくは育成する必要があります。
SEOに知見のある人材が確保できないと、かえって施策が非効率になって成果を出すのが難しくなるからです。
即戦力の人材がすでに自社にいる、またはすぐに採用できれば問題ないですが、要件を満たした人材が見つからないという理由で、SEO内製化が実現できない場合も多いです。
また、インハウスSEO担当者を育成する場合も、「教えられる人がいない、または時間が取れない」等の理由で、実施できない場合もあります。
コンテンツ作成を外注するにしても、コンテンツ品質を担保できる担当者が必要になります。
このようにSEO内製化を実現するためには、SEOに知見のある人材採用・育成の手間が大きな障壁になるでしょう。
記事制作の外注のやり方とは?ライティングマニュアルの作り方と具体例も解説
中長期の施策になり社内の承認を得られないことがある
メディア運営は、中長期目線で施策することが求められます。
社内の方針により短期間での成果が求められている場合は、予算が承認されない場合も多いです。
メディア運営のSEO対策を行うことの有効性を理解していなければ、SEO内製化を実現すること自体が難しくなるでしょう。
SEOの概念やSEO施策をするメリット、具体的にどのくらいの収益が得られるのかを理解してもらわないといけません。
また、SEO内製化を実現するには、他部署との連携も大切になるため、他部署担当者にも理解を求める必要があります。
このように中長期の目線が必要になるSEO対策の有効性を社内で理解してもらうためには、相当の努力が必要になるでしょう。
インハウスSEO成功までの流れ
インハウスSEOを成功させるためには、正しい手順で施策する必要があります。
ここでは、インハウスSEO成功までの流れをご紹介します。
- 戦略検討・目的の明確化
- 体制の構築
- PDCAサイクルを回しながら運用する
順を追って詳しく見ていきましょう。
戦略検討・目的の明確化
まずは、インハウスSEOに取り組む目的や得たい成果(ゴール)を明確にします。
実際に、目的や戦略を立てずSEOに取り組んでしまうと、かえって非効率なメディア運営になってしまいます。
具体的に次のようなことは、最低限明確にしておきましょう。
- メディアを運営する目的
- 目標達成のために必要なこと
- 月毎の記事の作成本数
- ユーザーのセッション数
SEOは中長期的な運用が前提となるため、最初に目的や戦略を立てることが重要です。
次のステップにてリソースや予算を確保するにあたり、具体的な目標をシミュレーションしておくと、社内の理解が得やすくなります。
スムーズに運用を始めるためにも、戦略設計はより具体的に作成しましょう。
記事コンテンツSEO対策
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体制の構築
目的が決まったら、実際にインハウスSEOを実施するためのリソース・予算を確保して体制を構築しましょう。
具体的には以下のリソースを確保する必要があります。
- 全体のディレクションを担当する人員(SEO担当者)
- コンテンツ制作者・ライティング担当者
- SEO対策をする上での分析・改善に必要なツールの費用
- その他インハウスSEOの実施に必要な諸経費(コンサルティングやセミナー)
SEOで成果を出すためには、最低でも6か月〜1年以上の期間が必要になります。
ある程度の時間がかかることを理解した上で、リソースや予算を確保することが重要です。
リソースの都合上、全てを自社内で実施するのが難しい場合は、コンテンツ作成の一部を外注することも検討しましょう。
記事制作の外注のやり方とは?ライティングマニュアルの作り方と具体例も解説
PDCAサイクルを回しながら運用する
体制が構築できたら、実際にインハウスSEOの運用を始めましょう。
前述したとおり、SEOで成果を出すには最低でも6か月以上の時間が必要になります。
サイト運用を始めたばかりの頃は、上手くいかないことも多くあるはずです。
運用はPDCAサイクルを意識しながら回していきます。
施策をしたら終わりではなく、効果計測を行いながら、問題・改善点を見つけて改善していきましょう。
万が一6か月以上運用してもなかなか結果が出ない場合は、専門家のサポートを受けて改善点を見つけるのも効果的です。
インハウスSEOに関するよくある質問
インハウスSEOに関するよくある質問をまとめました。
ぜひ参考にしてください。
インハウス化とは何ですか?
インハウス化とは、社外へ外注するのではなく自社でまかなうことです。
SEOにおけるインハウス化は、キーワード選定からSEOの内部対策、外部対策まで全てを自社で行うことを指します。
インハウスSEOと外注化のどちらがコストパフォーマンスは高いですか?
社内にSEO専任者がいるかどうかで異なります。
社内にSEO専任者がすでにいるのであれば、内製化することでコストパフォーマンスが高まります。
逆にSEO専任者がいない場合は、外注した方がコストパフォーマンスが高くなる場合もあるでしょう。
SEO専任者が少なく施策が遅れる場合は、作業の一部を外注化するのもおすすめです。
SEO内製化に適しているのはどんな企業ですか?
SEO内製化に向いているのは次のような企業です。
- 社内に専任の担当者がいる
- SEOの重要性が社内で理解されている
効率的にSEO対策をするためには、社内にSEO専任者がいることが必須条件です。
SEOに関する知識と経験がある人がいない状態ではかえって効率が悪くなってしまいます。
逆にSEO専任者がいない場合は、SEO対策を外注した方が効果的でしょう。
インハウスSEOを行う際にどんなツールを導入するべきですか?
インハウスSEOを行う上ではツールの活用が欠かせません。
SEOツールを活用すれば、効率的に成果につなげることができます。
ラッコキーワードやキーワードプランナー等の無料キーワードツールは必ず導入しましょう。
また、SEOの効果計測をするために、検索順位チェックツールの導入も必須と言えます。
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Nobilista(ノビリスタ)を利用すれば、以下のような効果計測が可能です。
- 自サイトがどのようなキーワードで上位表示できているか?
- 狙っているキーワードの検索順位が今何位か?
- キーワードがどのような推移で順位変動をしているのか?
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