SEO

更新日2024年02月13日

メタディスクリプションとは?SEO効果の高い文字数や書き方を例文を交えて解説!

甲斐龍之介

SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動

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メタディスクリプション(meta description)とは、ページ内容を簡潔にまとめた文章です。
検索結果のタイトル下に表示されるため、クリック率に大きく影響します。

メタディスクリプションがSEOの順位に影響を与えることはありませんが、役割やルールを理解して適切に設定することが重要です。

本記事では、メタディスクリプションを設定するメリットSEO効果の高い文字数確認方法書き方を例文を交えて解説します。
メタディスクリプションが反映されない場合の対処法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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メタディスクリプション(meta description)とは

メタディスクリプションとは、検索結果のタイトルの下にページの内容を簡潔にまとめた文章です。

PC画面では120字程度、モバイル画面では70文字程度の文字が表示されます。
ユーザーはタイトルとメタディスクリプションを見て、クリックするか判断するので、魅力的な文章にすることが重要です。

ちなみに、メタディスクリプションは自分で設定しなくても、検索エンジンが本文の内容を自動的に抜粋して表示してくれます。
ただ、意図しない文章が表示される可能性があるので、自分で設定することが基本です。

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メタディスクリプションを設定するメリット

前述したとおり、メタディスクリプションは自分で設定しなくても自動的に抜粋されますが、自分で設定することで様々なメリットがあります。
メタディスクリプションを自分で設定するメリットは次の2つです。

  1. クリック率が向上する
  2. 検索エンジンにページの内容を伝える

それぞれ順番に見ていきましょう。

クリック率が向上する

検索意図に沿ったメタディスクリプションを設定することで、クリック率の向上が期待できます。
検索結果には「タイトル」と「メタディスクリプション」の2つが表示されます。

ユーザーはこの2つの情報を見て、自分が求めている情報が得られるか・クリックする価値があるのかを判断します。
そのため、クリックしたくなるメタディスクリプションを設定することで必要となるのです。

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検索エンジンにページの内容を伝える

メタディスクリプションには、検索エンジンにページの内容を正しく伝える役割があります。
検索エンジンがWebページの内容を把握する際、メタディスクリプションを参考材料の一つとしています。
Googleが自動的に設定するメタディスクリプションは不自然な文章になることが多いです。
そのため、自動的に設定されたメタディスクリプションでは、検索エンジンが正しく内容を把握できません。

自然な日本語で正しい内容を伝えるためにも、メタディスクリプションを適切に設定することが重要です。

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良いメタディスクリプションの条件

ここでは、良いメタディスクリプションの条件を4つ紹介します。

  1. ターゲットがはっきりしている
  2. 対策キーワードが冒頭部分に含まれている
  3. 関連性の高いキーワードが含まれている
  4. 各ページオリジナルの内容を設定する

1つずつ詳しく見ていきましょう。

ターゲットがはっきりしている

良いメタディスクリプションは、ターゲットがはっきりしています。

検索ユーザーは、問題や悩みを解決するために検索しています。
例えば「ワイヤレスイヤホン おすすめ」というキーワードは、ワイヤレスイヤホンに興味はあるが、まだ特定の商品に絞れていない、比較/検討段階のユーザーがターゲットです。

このようなターゲットに対しては「数あるワイヤレスイヤホンの中で価格別や機能別に分けておすすめのものを紹介します」と伝えれば、より興味を持ってもらいやすくなるはずです。

このようにどんな方に向けた記事なのかを明確にし、その方の疑問や悩みを解決できることをアピールできれば、良いメタディスクリプションになります。

対策キーワードが冒頭部分に含まれている

良いメタディスクリプションは、対策キーワードが冒頭部分に含まれています。
これは設定したメタディスクリプションが長い場合、途中で切れてしまうことがあるからです。

つまり、後半部分に対策キーワードを含めても、長さによっては検索画面に表示されない可能性があるのです。
メタディスクリプションはユーザーの目に留まることが目的なので、冒頭部分に含めるようにしましょう。

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関連性の高いキーワードが含まれている

良いメタディスクリプションは、対策キーワードのほかに関連性の高いキーワードが含まれています。
具体的には、対策キーワードのほかに「サジェストキーワード」や「関連キーワード」を自然な形で盛り込むことです。

対策キーワードと関連性の高いキーワードを盛り込むことで、ユーザーの目に留まりやすくなります。
その結果、クリック率向上が期待できるので、ぜひサジェストキーワードや関連キーワードを含めることを意識してみてください。

ただ、記事に含まれていない内容を盛り込んだり、無理やりキーワードを詰め込むと、読みづらい文章になるので注意しましょう。

関連キーワードの調べ方と対策とは?おすすめの取得ツールや表示の仕組み

各ページオリジナルの内容を設定する

メタディスクリプションは、各ページに設定できます。
全ページ同じメタディスクリプションにするのではなく、各ページオリジナルの内容を設定しましょう。

実際にGoogle公式も、メタディスクリプションについて次のように述べています。

サイトのすべてのページについて同じ説明または類似する説明をしても、個々のページが検索結果に表示されたときに役に立ちません。
個々のページを正確に表す説明を記述してください。

引用:Google 検索セントラル

特にサイトの規模が大きくなると、リソースを割けずにすべて同じ内容にしてしまうケースが多いです。
しかしそれでは、メタディスクリプションを設定している意味がありません。

ユーザーや検索エンジンに対して正しい情報を伝えられないからです。
メタディスクリプション本来の目的を達成するためにも、各ページオリジナルの内容を設定しましょう。

メタディスクリプションの書き方と例文

良いメタディスクリプションの条件が理解できたところで、具体的にメタディスクリプションの書き方と例文・テンプレートをご紹介します。
メタディスクリプションを設定する際の参考にしてください。

  1. ページの内容を簡潔に要約する
  2. 90~120文字でまとめる
  3. 対策キーワードを含める
  4. 読みたくなるような内容を書く

1つずつ詳しく見ていきましょう。

ページの内容を簡潔に要約する

メタディスクリプションは、ページの内容を簡潔に要約した文章を設定しましょう。
メタディスクリプションは、90〜120文字と比較的短い文章ですが、必ず読んでもらえるわけではありません。

重要なのは、文字数だけでなく内容の簡潔さです。
本文にどんなことが書かれているかを簡潔に提示できれば、ユーザーは記事の内容が自分にとって役立ちそうかを判断できます。

また、タイトルには盛り込めなかった内容なども入れることで、より内容が伝えやすくなります。

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90~120文字でまとめる

メタディスクリプションは限られた文字数でまとめることも重要です。
PC画面とスマホ画面では検索結果に表示されるメタディスクリプションの文字数が異なります。

  • PC画面:120文字程度
  • スマホ画面:90文字程度

文字数が長すぎる場合、検索画面では「…」と省略されてしまい、その部分はユーザーには見えません。

スマホユーザーが多いと想定されるキーワードの場合、90文字以内でメタディスクリプションを作成します。
それ以外の場合でも、120文字以内に抑えて、特に重要な内容は90文字以内に収まるように調整しましょう。

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対策キーワードを含める

メタディスクリプションには、SEOの対策キーワードを含めましょう。
なぜなら、メタディスクリプションは検索結果のページに表示されたとき、キーワードが太字で表示されるからです。

下記画像の場合、「SEO対策」と検索しているため「SEO対策」というキーワードがメタディスクリプション内に含まれていれば太字で表示されます。

ユーザーが検索したキーワードが太字で表示されていれば、自然と目に留まります。
対策キーワードをメタディスクリプションに含めておけば、クリックされやすいメタディスクリプションを作成できます。

対策キーワードを盛り込みすぎない

前述したとおり、メタディスクリプションには対策キーワードを含めることが重要です。
しかし、対策キーワードを盛り込みすぎると不自然な文章になってしまいます。

そもそもメタディスクリプション自体にSEO効果はないため、対策キーワードは適所で使うだけで十分です。
対策キーワードを含めることよりも、読みやすさを重視して文章を作成しましょう。

読みたくなるような内容を書く

メタディスクリプションは、ユーザーが読みたくなるような魅力的な内容にしましょう。
なぜなら、メタディスクリプションの目的は、ユーザーに読んでみたいと思わせ、クリックしてもらうことだからです。

実際に、メタディスクリプションを読んでからクリックするかどうかを判断するユーザーも多いです。
そのようなユーザーにクリックしてもらうためにも、ユーザーが求めている情報が得られる旨やその先のベネフィットまで伝えましょう。

上位表示されているのにも関わらずクリック率が低い場合は、メタディスクリプションを修正するのも効果的です。

メタディスクリプションの例文

メタディスクリプションの例文として、当ページのメタディスクリプションをご紹介します。

メタディスクリプション(meta description)とはページ内容を簡潔にまとめた文章です。本記事ではメタディスクリプションのメリットやSEO効果の高い文字数、確認方法、書き方を例文を交えて解説します。反映されない場合の対処法も解説。

120文字以内でまとめており「メタディスクリプション」という対策キーワードも冒頭部分に含めています。
それに加えて、「書き方」「文字数」「効果」といった関連キーワードも含めることで、ユーザーのニーズにも合うように設定しています。

メタディスクリプションに絶対的な正解はないので、クリック率などの反応を見ながら、改善を繰り返しましょう。

メタディスクリプションの設定と反映確認方法

  1. HTMLに直接記述する場合
  2. WordPressを導入している場合
  3. メタディスクリプションの反映確認方法

順番に詳しく見ていきましょう。

HTMLに直接記述する場合

HTMLにメタディスクリプションを直接記述する場合、HTMLソースの上部にある<head>タグの中に記述します。

<meta name=”description” content =”ここにメタディスクリプションを記述”>

content=””の中の文言は、ページごとに別のメタディスクリプションを記述します。
記述方法を間違えると、メタディスクリプションが適切に設定されないので注意しましょう。

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WordPressを導入している場合

WordPressを導入している場合のメタディスクリプション設定は簡単です。

プラグインをインストールすることで、決まった場所にメタディスクリプションを記述することで、簡単に設定できます。
「All in One SEO」や「Yoast SEO」というプラグインでは、SEOに必要な設定を簡単に実装しながら、メタディスクリプションも設定可能です。

WordPressを利用していれば、HTMLで直接記述するときのように、コードを新たに追加する必要がありません。

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メタディスクリプションの反映確認方法

Webページには、メタタグとしてメタディスクリプションが設定されています。
検索結果に表示されているページなら、実際にGoogleで検索することでメタディスクリプションの反映を確認できます。

しかし、コンテンツ公開直後は検索結果に反映されないので、HTMLを見て確認します。
Google Chromeで確認したいページを表示させ、右クリックし、メニューの中から「ページのソースを表示」を選択してください。

すると、そのページのHTMLが表示されます。

headタグ内に次のようなコードが記載されています。

<meta name = “description” content = “〇〇”>

〇〇の部分がメタディスクリプションの文章です。
この部分に自分が設定したメタディスクリプションの文章が記述されていれば、正しく反映されています。

毎回確認するのが面倒な方は「SEO META in 1 CLICK」というChrome拡張機能の導入がおすすめです。

「SEO META in 1 CLICK」は、ページ内で設定されているメタ情報を確認できる拡張機能です。
登録不要・無料で利用できる拡張機能になります。

メタディスクリプションはもちろん、titleタグの記述や見出しの数など、コンテンツ構成の情報を簡単に確認できます。
また、ページのパフォーマンスやalt属性の有無も確認可能です。

メタディスクリプションの確認だけでなく、SEO対策に必要な機能がたくさん網羅されているため、SEO対策をするならぜひ導入しておきましょう。

プロは何を使ってる?SEO対策に必須のChrome拡張機能12選!

メタディスクリプションに関するよくある質問

メタディスクリプションに関するよくある質問をまとめました。
ぜひ参考にしてください。

  • メタディスクリプションはどのくらいの文字数が最適ですか?
  • メタディスクリプションには対策キーワードを多く入れた方が良いですか?
  • メタディスクリプションは検索順位に影響を与えますか?
  • メタディスクリプションが反映されない場合はどうすれば良いですか?

メタディスクリプションはどのくらいの文字数が最適ですか?

メタディスクリプションはPC画面に120文字程度、スマホ画面に90文字程度が表示されます
そのため、90〜120文字程度で記述することが重要です。

なお、対策キーワードはスマホ画面でも表示されるように、できるだけ前半で記述するのがポイントです。

メタディスクリプションには対策キーワードを多く入れた方が良いですか?

メタディスクリプションに対策キーワードを含めることは重要ですが、多く入れる必要はありません。
対策キーワードは1回入れることを目安に、あとはユーザーの目に留まるかという視点で内容を考えましょう。

メタディスクリプションは検索順位に影響を与えますか?

Nobilista(ノビリスタ)運営チームでは、メタディスクリプションはSEO順位に影響すると考えています。
なぜなら、過去幾度となく、メタディスクリプションのみの修正で検索順位の上昇を経験しているからです。

また、これまでメタディスクリプションは重要度が低いとされてきましたが、2023年4月にGoogle公式より、メタディスクリプションの設定を推奨する旨の発表もありました。
よって、メタディスクリプションは今後もSEOを推進する上で、必ず設定するべきだと考えます。

メタディスクリプションが反映されない場合はどうすれば良いですか?

メタディスクリプションを設定しても検索結果に反映されない場合、検索エンジンが適切な内容ではないと判断している可能性があります。
そんな時は、ページ本文の要約になっているかを改めて確認して、必要なら修正しましょう。

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