SEO

2023年4月28日

検索意図とは?分類や調べ方、分析に役立つSEOツールを紹介

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コンテンツの質は低くないのに、なぜか上位表示できない。」
そのようなコンテンツは、検索意図の考え方が根本的に間違っているか、もしくは検索意図の調査・分析が足りていない可能性があります。

ユーザーが検索を行う際、その前には何かしらの「きっかけ」があるものです。
たとえば「seoツール おすすめ」というキーワードであれば「おすすめのSEOツールが知りたかったから」などでしょう。
この検索をした動機や目的を「検索意図」といいます。

検索意図に応えるコンテンツは、SEOの基礎であり、上位表示には欠かせません。
しかしその一方で「実は検索意図が満たせていない」というコンテンツが増えています。

さらには、検索意図に応えていないコンテンツは、上位表示どころか検索結果への表示(インデックス)すらさせてもらえなくなっているのをご存じでしょうか。

今回は、検索意図の調べ方を大公開
コンテンツへの活かし方についても、具体的に解説していきます。
また、検索意図の調査・分析を効率化できるツールにも触れているのでぜひ参考にされてください。

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検索意図とは

検索意図とは「○○について知りたい」「○○がほしい」「○○をしたい」といった、ユーザーが検索をした動機と目的のことです。
例をあげると「Nobilista 評判」というキーワードなら、まず思いつく検索の動機や目的は「Nobilistaの評判が知りたい」でしょう。

Googleが評価するコンテンツは、基本的に検索意図に応える、満足度の高いものです。
そのため、SEOでは、いかに検索ニーズの調査や分析を行い、検索意図に応える良質なコンテンツを作れるかが重要とされています。

ここではあらためて、SEOにおいて検索意図とはどのような存在か。
検索意図について、一緒に振り返ってみましょう。

  1. SEOの基本は「検索意図に応えるコンテンツ」
  2. 「検索意図に応えるコンテンツ」とは
  3. コンテンツのゴールは「検索意図に完璧に応えること」
  4. キーワードごとの検索意図(検索ニーズ)の例

SEOの基本は「検索意図に応えるコンテンツ」

検索意図に応え、ユーザーのためになるコンテンツを作るのは「SEOの基本」です。
そして、この基本を忘れたSEOが継続的に成果を出すことはありません。

「ユーザーの検索意図に『完璧に』応える検索エンジン。」

これはGoogleの追い求める理想であり、最終目標でもある検索エンジンの姿です。
Googleはこの目標のために日々検索エンジンを改良しています。

ということは、一見テクニカルなイメージのあるSEOも、結局は「ユーザーのためになるコンテンツを」というGoogleの目標を一緒に追っているにすぎないといえます。
であれば、ユーザーのためになるSEOを行うことこそ、最良のSEOといえるのではないでしょうか。

実際Googleは、ユーザーの検索意図に応える良質なコンテンツが上位表示されるよう、これまで何度も検索アルゴリズムのアップデートをくりかえしてきました。

その結果、検索エンジンとユーザーを騙す「ブラックハットSEO」をはじめ、そのような「小手先のテクニック」はもはや通用しなくなっています。
また、そういった施策をするWebサイトは、アップデートを重ねるたびにどんどん淘汰されていきました。

だからこそ、検索意図に応えるコンテンツを地道に作っていくことはSEOの基本であり、もっとも将来性のある施策とされているのです。

Googleアルゴリズムとは?仕組みやランキング要因、アップデートの歴史を解説

検索意図に応えるコンテンツとは

検索意図に応えるコンテンツとは、ユーザーの目的が一度に達成できるコンテンツです。
つまり「ユーザーに再検索をさせないコンテンツ」ともいえます。
では、再検索をするときのユーザーの気持ちを見てみましょう。

  • 見る気にならなかった
  • 記事を見てもよく理解できなかった
  • 悩みや疑問が解決されなかった
  • 記事を読んでさらに別の疑問が出てきた

つまり、このような思いをユーザーにさせないことが、検索意図に応えるコンテンツといえます。

たどり着いたコンテンツで満足でき、さらに検索も終えられる。
SEOで評価されるためには、そのようなコンテンツをまず目指さなければなりません。

コンテンツのゴールは「検索意図に完璧に応えること」

SEOにおける「ゴール」とは、ひとまず検索意図に完璧に応えることといえます。

コンテンツのゴールが「上位表示」や「コンバージョンの獲得」になっている方をよく見かけますが、個人的にこれはおすすめしません。
なぜなら、ユーザーの存在を忘れてしまい、自己満足なコンテンツを作ってしまいがちだからです。

「そんなコンテンツ作るはずがない」と思うかもしれませんが、無意識に作ってしまい、それに気づいていないというWebサイトはよく見かけます。

ユーザーが検索をするのは、目的を達成させるためです。
そこで忘れてはならないのが、ユーザーの検索行動にお邪魔させてもらっているということ。

ユーザーの「知りたい」といった検索意図が、SEOをする側の「売りたい」によって応えている状態でなければ、ユーザーにとってそのコンテンツはストレス以外の何ものでもありません。

もちろん、コンバージョンを意識することは大切です。
ただ、ユーザーの検索意図に応えてはじめて、コンバージョンしてもらえるという大前提を忘れないようにしましょう。

キーワードごとの検索意図(検索ニーズ)の例

試しに、以下3つのキーワードを例に、検索意図(検索ニーズ)を見てみましょう。

  • 「バクラバ とは」
  • 「トースト アレンジ 簡単」
  • 「鯖缶 ツナ缶 栄養 比較」

「バクラバ とは」の検索意図の例

検索意図の例・バクラバって何?
・どこの国のお菓子?
・どんなお菓子?

トースト アレンジ 簡単」の検索意図の例

検索意図の例・トーストのアレンジレシピが知りたい
・なかでも簡単にできるものがよい

「鯖缶 ツナ缶 栄養 比較」の検索意図の例

検索意図の例・サバ缶とツナ缶にはどんな栄養素がある?
・サバ缶とツナ缶はどっちの方が栄養素が高い?
・その栄養素にはどのような効果が期待できる?

検索意図を把握する重要性

検索意図がSEOにおいて重要だというのは、ご存じの方も多いと思います。
では、なぜ重要なのでしょうか。

あらためて、検索意図を把握する重要性をおさらいしてみましょう。

  1. 検索意図に応えていないとインデックスされない
  2. 検索意図によって「良質なコンテンツ」の意味は変わる
  3. 検索意図の考え方でコンテンツの内容が大きく変わる
  4. コンテンツの網羅性を高められる
  5. 成果の出るコンテンツが作れる
  6. 重複コンテンツやキーワードのカニバリを避けられる
  7. キーワード選定で対策の「優先度」が判断できる

検索意図に応えていないと「インデックスされない」

Google検索結果への表示に欠かせない「インデックス」。
まれにこのインデックスがされないケースがあるようです。
その原因のひとつが「コンテンツの質の低さ」です。

つまり、検索意図に応えられていないコンテンツはインデックスされません。

Googleのジョン・ミューラー氏も、コンテンツの質が低いためにインデックスがされないケースがいま増えていると発言しています。
また、Googleがインデックスのハードルを上げているという話もあるようです。

いずれにせよ、検索意図に応えることは、現在Google検索のインデックスにおいて、当たり前のことといえるでしょう。

Googleにインデックスされない原因別の対策方法!クローラーが来ない問題の解決やインデックス促進方法

検索意図によって「良質なコンテンツ」の意味は変わる

SEOではよく「良質なコンテンツ」を作るよう求められます。
質の高いコンテンツの具体的な定義はいくつかありますが、実際は検索意図によって大きく変わるものです。

たとえば「東京 天気」というキーワードの検索意図は、まず「東京の天気が知りたい」とします。
この検索意図で、とくに重要な要素は「情報の鮮度」です。
なぜなら、どんなに天気がわかりやすく情報量が多くても、それが1時間前の天気であれば、ユーザーは目的を達成できないからです。

一方で「トースト アレンジ レシピ」というキーワードはどうでしょうか。
検索意図が「トーストのアレンジレシピが知りたい」だとして、まず間違いなく情報の鮮度は重要とはいえません。
ただ、レシピの数や画像の有無といった情報量や調理の簡単さは、ユーザーの満足度にかかわる要素だと考えられます。

このように、何がユーザーにとって重要な要素となるか、検索意図によって変わるのです。

実際に、Google検索アルゴリズムは、検索意図ごとにシグナル(評価のための手がかりとしている要素)の重み(重要度)を変えています。

各要因に適用される重み付けはクエリの性質によって異なります。
たとえば、最新のニュース トピックに関するクエリに回答する場合は、言葉の定義に関するクエリに回答する場合よりも、コンテンツの鮮度が大きな役割を果たします。

引用:結果を自動的に生成する仕組み

このように、良質なコンテンツ作りに、検索意図の調査・分析は欠かせないものといえるでしょう。

Googleアルゴリズムとは?仕組みやランキング要因、アップデートの歴史を解説

検索意図の考え方で「コンテンツの内容」が大きく変わる<

検索意図は、コンテンツの方向性を決める重要なものです。
そのため、検索意図の考え方ひとつで、コンテンツの内容や記事構成は大きく変わります。
だからこそ、検索意図の安易な判断は、ときに重大な事態を招くこともあると覚えておきましょう。

たとえば「pc 引越し」と「引越し pc」という2つのキーワードを見てみましょう。
単語が逆なだけで、同じ検索意図を持っているように思えます。

▼「pc 引越し」の検索結果

▼「引越し pc」の検索結果

ご覧のように、両者がまったく異なる検索意図を持っていることがわかります。

  • 「pc 引越し」
    PCのデータを移行する方法が知りたい
  • 「引越し pc」
    引越しに伴うPCの梱包方法が知りたい

間違った検索意図でコンテンツを作ってしまうのは、時間のロスというだけではありません。
効果が出るまでに時間のかかるSEOにおいては、非常にもったいないことだといえます。

このような、紛らわしいキーワードをはじめ、深く調査・分析しないと検索意図が読めない「深掘り必須キーワード」や、いざ調べたら予測していた検索意図とまったく違う「予想外キーワード」など、意外な検索意図を持つキーワードはそれこそ多種多様。

検索意図の考え方ひとつで、良質なコンテンツとなるか、的外れな質の低いコンテンツとなるか決まってしまうと思うと、検索意図の把握がいかに重要かわかるのではないでしょうか。

SEO対策の効果とは?効果が出るまでの期間や効果の高いSEO施策を紹介

コンテンツの網羅性を高められる

コンテンツの「網羅性の高さ」は、ご存じのとおりSEOでは重要な要素です。
Google自身も、以下のように重要であると明言しています。

コンテンツには、特定のトピックに対して実質的な内容を伴う詳細または包括的な説明が記載されていますか。

引用:Google

網羅性の高いコンテンツとは、ユーザーに必要な情報をすべてカバーできているコンテンツです。
このユーザーが変われば、もちろん必要な情報(書く内容)も変わります。

つまり、検索意図からどのようなユーザー像を設定するかで、必要な情報も変わり、網羅性の高いコンテンツとなるか・ならないかが左右されるということです。

もっというと、どのようなユーザー像かだけでなく、どれだけ具体的なユーザー像かによっても網羅性は変わるといえるでしょう。
たとえば、以下2つのユーザー像を見てください。

  • SEOをしたいと思っている人
  • アフィリエイトサイトの運営を考えているSEO初心者の30代女性

ユーザーが必要とする情報を具体的に想像できるのは、もちろん後者です。
つまり、網羅性の高いコンテンツを作りやすいのは後者といえます。

また、情報密度の濃い、ユーザーに刺さるコンテンツも、ユーザー像が具体的であればあるほど作りやすくなります。

ユーザーに刺さる「成果の出るコンテンツ」が作れる

検索意図から推測したユーザー像が影響を与えるのは、網羅性だけではありません。
具体的なユーザー像に向けてコンテンツを作るということは、つまり「誰に向けてコンテンツを作るか」が明確になるということ。

コンテンツのターゲットが明確だと、以下の点でよりコンテンツの質を高めることができます。

  • コンバージョンへの導線が考えやすくなる
  • ユーザーに刺さるアプローチができる
  • ユーザーが興味を持つ内部リンク先を選べる
  • オリジナリティの高いコンテンツが作れる
  • ユーザーの気持ちを下げるマイナス要素や炎上要素を考えられる

さらにSEO上級者は、ユーザー設定ごとに情報の伝え方や言葉選びなど、細部にまで気を配ります。

“ For example, dancers dislike the term “breakdance” and “breakdancers.” he proper term is “breaking” or “b-boying”/“b-girling.” “

(意訳:たとえば、ブレイクダンスをするダンサーは「ブレイクダンス」や「ブレイクダンサー」という言い方を嫌います。(中略)正しい呼び方は「ブレイキン」や「b-boying」「b-girling」です。

引用:SEO Copywriting: 13 Tips to Create Great Content That Ranks

特別な呼称や略語といったファン特有の言葉遣い、親近感、高級感、誠実さといったブランディングに合わせた言葉選びなど。

この点は奥が深いので、くわしくは以下記事の「文章の『トンマナ』をさらに考える」をご覧ください。

SEO上級者だけがやっている5つのSEOテクニック

キーワードのカニバリを避けられる

SEOでは避けたい「キーワードのカニバリ」です。
実は、検索意図の把握によって回避することができます。

キーワードのカニバリ(カニバリゼーション:共食い)とは、同じサイトのコンテンツ同士が同じキーワードで順位を争っている状態です。

なおGoogle検索エンジンには、検索結果に多様性を与えるアルゴリズムがあるため、内容の似通った同じWebサイトのページが一緒に上位を独占し続けることはほとんどありません。

キーワードのカニバリが起こる原因は、検索意図の調査不足がほとんどです。

ほかに同じ検索意図を持つキーワードはないか、事前にキーワード調査をしてカニバリの元となる重複コンテンツを作らないよう、本来は意識しなければなりません。

とくに、キーワードには異なる単語でも、同じ検索意図を持つものが多くあります。
わかりやすい例は「トースト アレンジ」と「トースト レシピ」。
なかには「引っ越し 役所」と「転居 手続き」のように、わかりづらいキーワードもあるため注意が必要です。

重複コンテンツを避ける方法とは?判定基準や原因別の対策方法、SEOへの影響を解説

検索意図の分類(クエリタイプ)

検索意図は、その目的によって大きく3~4つの種類に分けられます。
検索意図の分類(クエリタイプ)には、時代や提唱者ごとにさまざまなものがありますが、今回は個人的にわかりやすいと思ったものを2つ紹介。

  1. 「ニーズメット評価」で使用しているクエリタイプ
  2. 「カスタマージャーニー型」クエリタイプ

この章では上記に関して詳しく説明します。

Google「ニーズメット評価」における検索意図の4分類

こちらのクエリタイプは、Googleが「検索品質評価ガイドライン」のなかで紹介している、4つの検索意図です。

  1. Knowクエリ(Know Simple クエリ)
  2. Doクエリ
  3. Websiteクエリ(URLクエリ)
  4. Visit-in-personクエリ

それぞれくわしく見ていきましょう。

Knowクエリ(Know Simple クエリ)

Knowクエリとは「○○について知りたい」といった、ある知識や情報を手に入れたいという検索意図のキーワードです。
ちなみに、キーワードの大多数は、このKnowクエリに分類されるといわれています。

(例)
「SEOとは」
「スマホ 寿命 目安」
「スマホ代 節約」
「春 旬 果物」
「トースト アレンジ レシピ」

なかでも、ナレッジパネルや強調スニペットといった、ひと言から1~2文といった短文、グラフや図表だけで検索意図に応えられるようなものを「Know Simpleクエリ」といいます。
たとえば、以下のようなキーワードです。

「日本の人口」
「日本一大きい古墳」
「タイパ 意味」

Knowクエリに適したコンテンツタイプは、とくにブログやメディアサイトといった記事コンテンツ、解説系の動画コンテンツです。
Knowクエリは、コンバージョンとの距離は遠いものの、以下のような対策のメリットがあります。

  • 潜在顧客の発掘や集客
  • 顧客の育成
  • その分野における権威性や信頼性を高めるブランディング

SEOで成果を出す基本は、このKnowクエリでコンテンツを上位表示させることです。
ユーザー(とくに潜在顧客)との接点を作り、ブランドの認知からアプローチへとつなげることでコンバージョンを目指します。

強調スニペットとは?表示の出し方や種類、メリット、非表示にする方法を解説

Doクエリ

Doクエリとは「○○がほしい」や「○○を見たい」「○○をしたい」など、Web上で「ある行動を達成したい」という検索意図があるキーワードです。

(例)
「シリカ水 500ml 送料無料」
「イラスト 桜の花びら 無料」
「ポケモン gotcha 動画」
「ドル 円 変換 サイト」
「文字数 カウント ツール」

DoクエリはKnowクエリと違い、検索意図のゴールがWeb上で達成されるかが重要です。
たとえば「シリカ水 500ml 送料無料」なら、ユーザーが500mlのシリカ水を送料無料で購入できてはじめて、検索意図に応えたといえるようになります。

ここでもしシリカ水が売り切れていたり、購入方法や購入ページがわかりづらかったら、ユーザーはそこでの購入をやめて、別のWebサイトへ行くか、再検索をするでしょう。
もちろん、それでは検索意図に応えたとはいえません。

Doクエリのゴールはもちろん「行動の達成」です。
そのため、Doクエリ向けのコンテンツは、まずスムーズに目的の行動が達成できるかに注力しましょう。

そして、Doクエリとコンバージョンの距離は近いといえます。
ただその分、競合サイトや広告も多くなるため、どのように差別化を行って戦っていくか、ビジネス戦略から考えなくてはなりません。

Websiteクエリ(URLクエリ)

Websiteクエリとは、特定のWebサイトやWebページに「たどり着きたい」という検索意図を持つキーワードです。

(例)
「seoツール Nobilista」
「https://co.nobilista.com/ja/」
「Youtube」
「canon プリンター ドライバー c3520f」
「ANA マイページ」
「ミスド メニュー」

ちなみに、このWebsiteクエリのなかでも、「https://co.nobilista.com/ja/」のように、URLがそのままキーワードになっているものは「URLクエリ」といいます。

Websiteクエリのゴールは、そのコンテンツにたどり着くことです。
基本は指名されたコンテンツが上位表示されるため、特別な対策はほとんど必要ありません。
むしろ、指名コンテンツで上位表示されていなかったら、コンテンツに何かしらの問題があると思うべきでしょう。

ただし、例外として以下の場合は、問題がなくとも上位表示が難しい可能性があります。

  • 同じ名前のコンテンツがある
    例:「アイフォン」→スマホのiPhoneとドアホンのアイホン
  • 一般名詞を使った名前のコンテンツ
    例:「れもん」→果物のレモンと楽曲のLemonと株式会社れもん

この点について、くわしくは以下記事の「指名検索で1位に表示させる方法」をご覧ください。

指名検索とは?対策が必要な理由や指名検索数の調べ方・増やし方を解説

Visit-in-personクエリ

「Visit-in-person(来訪者)クエリ」は、特定のお店や施設といったビジネスに関する情報を求める検索意図です。

(例)
「近くの喫茶店」
「美術館」
「ミスド」
「京都 アフタヌーンティ」
「あおぞら銀行 ATM」

Visit-in-personクエリの特徴は、検索ユーザーの現在地によって検索意図が変わるという点です。

たとえば「カサブランカ」というお店があったとしましょう。
そのお店があるエリアで検索を行うと、検索エンジンは「カサブランカ」というお店も含めて検索意図を判断します。

一方で、そういった名前のお店がないエリアで検索をした場合。
検索エンジンはお店のカサブランカを含めず、花や国名、映画の「カサブランカ」から検索意図を判断します。

Visit-in-personクエリのゴールは、指名したビジネスの所在地や情報を知ることです。
その分、コンバージョンとの距離は近いといえるでしょう。

広告は少ないですが、指名されているビジネスの公式サイトやGoogleマップ(Googleビジネスプロフィール)、食べログのような関連する口コミ・レビューサイト、総合情報サイトが上位を占有しやすいです。
こちらもまた、関係のないコンテンツを上位表示させるのは難しい検索意図だといえます。

ブログ・アフィリエイトに適した「カスタマージャーニー型」の4分類

もうひとつ、個人ブログ・アフィリエイト運営者や企業のWeb担当者(マーケター)といったWebからの集客を専門としている方は、こちらの分類の方がわかりやすいかもしれません。

こちらは、アメリカのマーケティング会社「Terakeet」が紹介している検索意図の分類です。
特徴的なのは、ユーザーが購買行動を起こすまでのフェーズ「カスタマージャーニー」で検索意図を分類している点。

Googleが提唱するクエリタイプは、Googleアルゴリズムを評価する検索品質評価者のためのものなので、どちらかというと幅広いユーザーの視点で考えなくてはなりません。
一方、Terakeetのクエリタイプは「購買行動」に絞られているので、Web集客の視点で考えられるのがわかりやすいなと感じました。

ちなみに、海外で本来スタンダードな検索意図の4分類はこちらです。

  • インフォメーショナルクエリ
    (Informational:情報収集型クエリ)
  • ナビゲーショナルクエリ
    (Navigational:案内型クエリ)
  • コマーシャルクエリ
    (Commercial:商業型クエリ)
  • トランザクションナルクエリ
    (Transactional:取引型クエリ)

これに対して「Terakeet」は、検索という行動を起こしているのだから形容詞的ではなく、動詞で考えてみてはと以下の4分類を提唱します。

  1. 学習クエリ(Learn)
  2. 実行クエリ(Do)
  3. 購入クエリ(Buy)
  4. 来訪クエリ(Go)

さっそくそれぞれの分類を見てみましょう。

学習クエリ(Learn)

学習クエリ(Learn)は、Google4分類のKnowクエリとほとんど同じクエリタイプといえます。
「○○を知りたい」といった知識や情報を求めるキーワードです。

カスタマージャーニーでは「課題・興味関心」の段階で生まれた、漠然とした悩み・疑問を解決(より具体化)するために検索を行った「情報収集」の段階。

(例)
「seo 意味」
「キッシュ とは」
「浴槽 内側に付く汚れ」
「夜眠れない なぜ」
「芥川賞 歴代」
「カロリーメイト cm 女優」
「iPhone14 サイズ」
「富士山 高さ」

Terakeetは「学習クエリ」をさらに細分化して、おおきく以下の2種類に分けています。

  • Whatクエリ
    それは「何か」といった、意味や定義が知りたく解説を求めるキーワード
    (例)「○○ 意味」「○○ とは」「○○ わかりやすく」「○○ 例」
  • Whyクエリ
    それは「なぜ」良いとされているかなど、物事の原因や理由が知りたいという深い追及を求めるキーワード
    (例)「○○ 利点」「○○ メリット(デメリット)」「○○ 長所(短所)」

最近はこの両者を、ひとまとめにしてねらうことがほとんどです。
基本的な部分はGoogleのKnowクエリと同じなので、くわしくはそちらを参考にしてください。

実行クエリ(Do)

実行クエリ(Do)は、ある「やりたいこと」のための計画や準備として、事前情報を集めるためのキーワード。
ユーザーのやりたいことが明確な際に使用されます。

カスタマージャーニー的な考えをすると、学習クエリでの検索から原因が明確になった悩みや疑問を解決しようと、さらに調査をする段階のキーワードです。

(例)
「seo やり方」
「キッシュ 簡単 作り方」
「浴槽 水位線 落とし方」
「不眠 改善 方法」
「引越し 準備」
「靴ひも 結び方 アレンジ」
「マイナンバーカード 申し込み 手順」
「ノートパソコン 選び方」

実行クエリで注目したいのは、ユーザーはある「やりたいこと」のための「計画」や「準備」として検索をしているに過ぎないという点。

どちらかというと、Google4分類のKnowクエリに相当する検索意図でしょう。
実際、カスタマージャーニー上でも実行クエリは、学習クエリと同じ「情報収集の段階」にまとめられます。
ただTerakeetは、学習クエリよりもやりたいことが明確で、行動感情が強いという点から区別したようです。

対策に適したコンテンツタイプは、学習クエリと同様のブログやメディアサイトといった記事や動画。

ただし、指名ワードが入っている実行クエリ(「Nobilista キーワード 設定方法」「コーヒーミル カリタ 掃除」など)は、オウンドメディアよりも公式サイトのページでねらうことをおすすめします。
なぜなら、権威性の観点から、公式サイトの方が上位表示しやすいと考えられるからです。

購入クエリ(Buy)

購入クエリは文字どおり、何かを購入する前に行う事前調査のためのキーワードです。
複数の商品やサービスを比較するのはもちろん、口コミやレビューといった他者評価を見るキーワードも購入クエリに含まれます。

また、購入シーンだけでなく「京都観光 ルート」や「是枝監督 作品 おすすめ」といった、目的(京都観光で楽しみたい、是枝監督の作品が見たい)における複数の選択肢や候補がある場合などがそうです。
それを比較して選ぶためのキーワードも購入クエリです。

カスタマージャーニー上では、解決方法の候補をさらに絞って、行動に移すための情報を集めている最終決定の段階といえるでしょう。

(例)
「seoツール Nobilista 評判」
「キッシュ 通販 人気」
「安眠グッズ ランキング」
「不眠 アロマオイル おすすめ」
「オキシクリーン アメリカ版 日本版」
「芥川賞 受賞作品 読みやすい」
「京都 食べ歩き スイーツ」
「フォトショ セール」
「格安スマホ 学割 キャンペーン 比較」
「dell モニター クーポン」

基本的に購入クエリを検索するユーザーは、目的を達成(購入や行動)したい気持ちが大きいです。

そのうえで「どれを購入すべきか(どれを選ぶべきか)」さらには「よりお得な購入方法はないか」など、目的の達成が「より良い結果」や「後悔しない結果」になるよう、情報を集めたいという隠れた検索ニーズがあります。

購入クエリの特徴は、比較や検討したい対象となる「物」や「事」がセットになっている点です。

「seoツール Nobilista 評判」「キッシュ 通販 人気」「安眠グッズ ランキング」であれば、「seoツール(Nobilista)」「キッシュ」「安眠グッズ」が当てはまります。

来訪クエリ(Go)

「来訪クエリ(Go)」は、特定のWebサイトや実在の場所を探す際のキーワードです。
基本的に指名ワード(固有名詞)とセットで調べられます。

(例)
「Nobilista ログイン」
「りくろーおじさん チーズケーキ 大阪」
「Youtube」
「オキシクリーンAmazon」
「クロネコヤマト お問い合わせフォーム」
「ミスド メニュー」
「(電話番号、住所、メールアドレス)」

要するに、Google4分類の「Websiteクエリ」と「Visit-in-personクエリ」が合体したものと考えてよいでしょう。

さきほど、来訪クエリは購入クエリと重なる部分が多いという話をしました。
たとえば「歯医者」「台湾カステラ テイクアウト」といったキーワードは、現在地周辺の場所を探す「来訪クエリ」に当てはまりますが、同時に比較検討も行っています。
つまり、購入クエリでもあるということです。

また「楽天トラベル クーポン」は、一見「クーポン」が入っているので購入クエリのように思えるでしょう。
しかし、楽天トラベルのクーポンは基本的に公式サイトで発行されます。
つまり、このキーワードは来訪クエリです。

【補足】日本で主流の検索意図4分類について

ちなみに、現在日本で主流の検索意図の4分類は以下です。

  • Knowクエリ
  • Goクエリ
  • Doクエリ
  • Buyクエリ

こちらは、過去にGoogleが提唱したものに、Buyが付け加えられたものですが、さきほどお伝えしたGoogleの4分類の方が最新のものになります。(2023年時点)
そのため、上記はやや古い4分類といえるでしょう。

また、今回あえて日本の4分類を紹介しなかったのは、人によって一部の解釈が異なるからです。
すでに混乱を招いていると判断して、今回はわかりやすさ重視で紹介しました。

ユーザーの検索行動はもちろん、すでにお話したとおりSERPの状況も日々変わるものです。
できれば最新の4分類を、参考にされることをおすすめします。

検索意図を調べる方法(基礎編)

ここからは、検索意図の調べ方について解説していきます。
基本とされるのが以下の4つです。

  1. サジェストキーワードや関連キーワードを参考にする
  2. 検索結果の画面を観察する
  3. 上位サイト(10サイト程度)の内容を見る
  4. Q&AサイトやSNS、ECサイトを参考にする

【STEP 1】サジェストキーワードや関連キーワードを参考にする

まず、サジェストキーワードや関連キーワード(その他の人が検索するキーワード)を参考に検索意図を考えてみましょう。

  • サジェストキーワード
  • 関連キーワード

サジェストキーワード

サジェストキーワードとは、検索する際にキーワードを予測して候補を提案してくれる機能。
Googleでは「オートコンプリート」が正式名称です。

サジェストキーワードのなかには、ねらうキーワードの検索意図について、よりくわしく言及しているものがあります。

たとえば「seoツール おすすめ」というキーワードでサジェストキーワードを調べると「seoツール おすすめ 無料」や「seoツール おすすめ 自動計測」といったキーワードが出てきました。
つまり、無料のSEOツールを知りたい人や自動計測してくれるSEOツールに魅力を感じている人がいるということです。

このような情報は、コンテンツの戦略を考えるうえでも役に立ちます。
たとえば「無料のSEOツールに特化した記事を書こう」や「無料ツールがはっきりわかる工夫をしよう」といった感覚です。

このサジェストキーワードをより多く見るには、以下のようなSEOツールがおすすめです。

関連キーワード

サジェストキーワードと重複する部分も多いですが、別に確認しておきたいのが「関連キーワード」です。
ここでは、Google検索の下部に表示される8つのキーワードと類義語を指す関連キーワードについて紹介します。

関連キーワードは、以下の情報について考える際に役に立ちます。

  • 検索したユーザーがほかに興味を持つ情報
  • ユーザーの状況や人物像(初心者か上級者かといったその分野に関する知識量)

また、検索意図とは関係ありませんが、キーワードのカニバリ対策としても有効です。
まずは、GoogleのSERPに表示される関連キーワードを見てみましょう。

▼GoogleのSERPに表示される関連キーワード

▼スマホ画面での「他の人はこちらも検索

GoogleのSERPに表示される「関連キーワード」は、検索したキーワードと近い検索意図を持ったユーザーの検索データから表示される「関連性の高いキーワード」です。
つまり、そのキーワードで検索したユーザーと関連のあるキーワードが表示されます。

ほかにも「無料」や「SEOライティングツール」といった言葉から、ユーザー像を考えるといったことも可能です。
たとえば「無料のツールを探す状況・背景って何だろう?」「ライティングツールということは記事を書いている人物?」といった具合に、キーワードから人物像を連想するのもおすすめです。

また「seoツール ドメインレーティング」「seoツール リンクジュース」といった少しマイナーな専門用語があったら、検索ユーザーは初心者ではないなと判断するなど、その分野の知識量はどうかという点も考えてみるとよいでしょう。

Googleの関連キーワードについては、SERPから 8個(スマホは「その他の人が検索するキーワード」も含めて 14個)見ることができます。
より多く知りたい場合は、基本的にサジェストキーワードと重複していることが多いので、そちらを参考にするとよいでしょう。

ただし、関連キーワードすべてが、検索意図の分析に役立つものとは限りません。
別の記事やコンテンツで対策した方がよいものもあります。

関連キーワードの検索ボリューム数やSERPの状況、このあと紹介する類似性の高さなどを参考に複合的に考えましょう。

関連キーワードの調べ方と対策とは?おすすめの取得ツールや表示の仕組み、Googleでの削除申請のやり方を解説

【STEP 2】SERP(検索結果の画面)を観察する

つぎに、狙うキーワードの検索結果画面を見ましょう。
検索意図分析の参考になるのはもちろん、優先度の低いキーワードかどうかも併せてSERPを使って確認できます。

検索意図の調査には、SERPの以下の要素に注目してください。

  • SERPコンテンツ
  • コンテンツタイプ
  • コンテンツフォーマット
  • コンテンツアングル
  • リスティング広告

SERPコンテンツ(検索結果)

基本的にSERPコンテンツは、検索意図を反映したものになっています。

そのため、まず表示されているSERPコンテンツを見て、ユーザーが何を求めているのかを考えてみましょう。
キーワードによっては、この時点で戦う価値がないと気づくことができます。

たとえば「招き猫 イラスト」というキーワードのSERPがこちら。

SERPコンテンツは、画像検索結果です。
つまり、ここでまず考えられる検索意図は「招き猫のイラストが見たい」ではないでしょうか。

そしておそらく、検索の背景は以下のいずれかだと考えられます。

  • 招き猫のフリーイラストを使って何か作りたい
  • イラストを描きたいからその参考となるものを探している

そして、画像検索結果は、基本的に検索意図が「その画像を見たい」というときに表示されます。
ここでいくら招き猫のイラストに関する記事を書いても、上位表示することはないでしょう。
このようにSERPからは、ユーザーが何を求めているか推測することができます。
ぜひ検索意図分析の参考にしてください。

つぎにゼロクリックキーワードで戦う価値のあるものとそうでないものの見分け方について触れたいと思います。

まず、ゼロクリックとなりやすい例を紹介しましょう。
たとえば「芥川龍之介 羅生門 いつ」で調べると、以下のようなSERPと強調スニペットが表示されました。

検索意図(羅生門はいつ書かれたか知りたい)から考えても、ユーザーがSERPコンテンツで満足する(目的が達成する)可能性は高いでしょう。
そのため、このゼロクリックキーワードの対策優先度は高くないといえます。

コンテンツタイプ

コンテンツタイプとは、上位表示しているコンテンツの種類です。
コンテンツの種類には、以下のようなものがあります。

  • ブログやメディアサイトなどの記事系コンテンツ
  • ECサイトの商品ページやカテゴリページ
  • 公式サイトの製品ページやカテゴリページ

このコンテンツタイプもまた、検索意図に応えるものが上位表示するため検索意図分析の参考にしましょう。
また、上位表示しているコンテンツタイプによっては、対策の優先度が低いキーワードとわかることもあります。

たとえば「カロリーメイト 箱買い」というキーワードのSERPを見てみましょう。

上位表示のほとんどが大手ECサイトです。
このことから、キーワードの検索意図は「カロリーメイトを箱買いしたい」だと推測できます。

このキーワードをECサイトが対策するのは問題ありません。
しかし、記事を中心としたブログサイトやメディアサイトが対策するのは、そもそも検索意図で求められていないのでおすすめしません。

上位にどのようなコンテンツタイプが来ているか。
つまり、どのようなコンテンツタイプがユーザーに求められているか、ぜひ確認してみましょう。

コンテンツフォーマット

コンテンツフォーマットは、コンテンツ(とくに記事)の形という意味です。
このコンテンツの形からも、検索意図を読み取ることができます。

そのコンテンツの形の種類は、おもに以下です。

  • 解説・知識系記事(お役立ち記事)
  • リスト系記事(まとめ、ランキングといったリスト形式の記事)
  • 比較系記事
  • レビュー記事

たとえばリスト系記事が上位表示に多い場合は、複数の情報をまとめて知りたいという意図があると推測できます。

比較系記事であれば「比較をしたい」という検索意図。
つまり、比較のできるコンテンツでなければなりません。

このように、上位サイトのコンテンツフォーマットからも検索意図を考えることができます。

コンテンツアングル

コンテンツアングル(コンテンツの切り口)は、それぞれのコンテンツが売りにしている部分。
そして、ユーザーが魅力としているポイントです。

つまり、ユーザーがコンテンツに対して求めている「要素」ともいえます。
コンテンツアングルは、SERPに表示されるコンテンツのタイトルから読み取れます。

たとえば「カルボナーラ レシピ」というキーワードで見てみましょう。

▼「カルボナーラ レシピ」のコンテンツアングル

  • 牛乳、全卵、生クリーム不要
  • 簡単、手軽、失敗知らず
  • 基本

コンテンツアングルからまず読み取れるのは、生クリームを使わず家によくある牛乳で作れるカルボナーラの作り方が知りたいこと。
そして、手軽で失敗しないレシピであること。

まず、このふたつがわかりやすい検索意図でしょう。
そして、もし深掘りするのならユーザーの人物像まで切り込むことができます。

たとえば、生クリームがない家の人物像とは、どのようなものでしょうか。
生活習慣や生活環境なども深掘りできそうです。
また、プロの本格レシピではなく、簡単さや手軽さが重視されています。
この点も検索意図を考えるうえでヒントになるでしょう。

リスティング広告

SERPの上部に表示される「リスティング広告(SEM)」。

リスティング広告の順番は、広告自体や広告リンク先ページの品質によって決まります。
つまり、上に表示している広告ほど、Googleから質が高いと判断されたもの。
もっというと、Googleはたとえ広告でもユーザーのためにならないものは表示させないため、検索意図に応えている広告が表示されていると考えて問題ないでしょう。

ということは、リスティング広告の内容もまた、検索意図分析の参考となる要素といえます。
そこで以下の点に注目して、検索意図を考えてみましょう。

  • 広告のタイトル(見出し)
  • ディスクリプション
  • 広告のリンク先ページの内容
SEMとは?SEOとの違いや施策の使い分けの仕方を徹底解説

【STEP 3】上位サイト(10サイト程度)の内容を見る

上位表示されているコンテンツは、現時点でGoogleが検索意図に応えていると評価をしているものです。
そのため、実際にキーワードを検索して、上位10サイトの内容を見てみましょう。

上位サイトのコンテンツの内容が、どのような検索意図に応えているか。
どういった悩みや疑問に答えているかを考えることは、検索意図分析の参考となります。
上位サイトを調査する際は、以下の点に注目しましょう。

  • どのような情報が書かれているか(網羅性)
  • 想定しているユーザー像
  • コンテンツ内の表現(動画や画像の有無や量、言葉選び、コンテンツの文字数)
  • 見出しの内容
  • ページや記事の構成(コンテンツの流れ)
  • ユニーク性・オリジナリティ(どのように差別化しているか、独自性はどこか)

とはいえ、こちらもあくまで参考程度にとどめましょう。
構成や内容をそのまま流用するのはもちろんよくありませんが、上位サイトととくに変わり映えのないコンテンツもユーザーのためになりません。

また、上位表示しているからといって、そのコンテンツが100パーセント検索意図に応えているとは限らない点も忘れずに。
たとえ上位サイトでも、ユーザーの目線に立って不足している情報はないか、わかりやすいか、検索意図に応えられているか考えてみましょう。

上位表示している競合サイトを調査してコンテンツ作りに活かす方法は、以下の記事をご覧ください。

SEO競合サイトの調査方法とは?他社サイト分析に役立つ無料ツールも紹介

【STEP 4】Q&AサイトやSNSを参考にする

ユーザーのリアルな悩みや疑問といった生の声が集まる「Q&Aサイト」や「SNS」。
このようなコンテンツをユーザー生成コンテンツ(UGC)といいます。

▼UGCの例

  • TwitterやFacebookなどのSNS
  • YouTube、Wikipedia、noteなどのユーザー投稿型サイト
  • Yahoo知恵袋、発言小町、QuoraなどのQ&Aサイト
  • 口コミ、レビューサイト、コメント欄
  • 掲示板サイト

ユーザー自身がありのまま発言しているため、検索意図の分析にとても参考になります。

検索意図の分析のために注目したいのが、UGCの以下の部分。

  • Q&Aサイトでどのような質問がされているか
  • SNS(YouTubeの解説動画含む)のコメントや感想
  • どういった表現を使っているか
  • どのようなユーザー像が見られるか

UGCは検索意図のヒントとなる情報の宝庫です。
さまざまなUGCコンテンツをよく観察して、検索意図の分析に活かすようにしましょう。

検索意図をさらに分析する方法(深掘り編)

どれだけユーザーファーストで役に立つコンテンツを作れるか。
それは、どれだけ検索意図を深掘りできるかと同義です。

ここからは、さらに検索意図を深掘りする方法を紹介します。

  1. ねらうキーワードから想像をふくらませる
  2. 身近な人に質問されたと思って考える
  3. 想像した検索意図に問いを立て続ける

ねらうキーワードから想像をふくらませる

まずはツールに頼らず、ひたすらユーザーになりきって考えてみましょう。

自分がそのキーワードを検索するとしたら、どういった目的や背景があるのか。
どのような情報があると助かるか。
どう伝えてもらうとわかりやすいか。

SEO界隈では、おもしろおかしく「ユーザーを憑依させる」と表現する人がいます。
けれども、案外的を射ている言葉だと個人的には思います。
実際、長年SEOに携わっている身としては、ツールや既存の上位サイトを参考にする以上の価値がときに得られると感じています。

Googleのジョン・ミューラー氏も、上位表示をする良質なコンテンツは、ユーザーの隠れた欲求(潜在ニーズ)を満たす「価値」を提供していると言っています。
また、SEOツールはあくまで、すでにあるものや表面的な情報しか提供できません。

(意訳:すでにあるものを強調するツールを見ても、不足しているものを見つけることはできない。)

身近な人に質問されたと思って考える

たとえば「seoツール おすすめ」というキーワードであれば、身近な人に「おすすめのSEOツールって何?」と実際に聞かれたと考えると、検索意図が想像しやすいのではないでしょうか。

友人「この前SEO担当を任されちゃって、SEOツールを探さないといけないんだよね。何かおすすめってある?」
自分「SEOツールも有料と無料とあるし、やるSEOの種類によっても必要なツールが変わってくるかよ。そこのところどう?」
友人「あー、SEOの種類?」
自分「じゃあまずSEOの種類から軽く触れておこうか。」

このような感じです。
まず何から答えてあげればわかりやすいか、どういった情報を伝えると説得力があるか。
これは記事の構成案を考えるうえでも役立ちます。

できれば聞く相手(ユーザー)の人物設定も、細かく考えられるとよいでしょう。
とくに、そのキーワードのトピックに関して初心者なのか、中級者なのか、上級者や熱心なファンか。
ユーザー像の設定によっては、必要な情報やその情報を伝える順番も大きく変わります。

記事構成案の作り方とは?SEO記事のプロットを作るコツや初心者におすすめのテンプレート

想像した検索意図に問いを立て続ける

つぎに、分析した検索意図をより深掘りできるおすすめの方法がこちら。
「それはなぜ?どうして?なんで?」と問いかけができなくなるまで、問いを立て続けることです。

「seoツール 無料」であれば、このようなイメージです。

【分析した検索意図】無料のseoツールが知りたい
Q.「なぜ」無料のSEOツールを探しているのだろう?
A.お金をかけずにSEOを行っていきたいから?

Q.「なぜ」お金をかけたくないの?有料の方が機能も豊富で効率的にSEOが行えるのに?
A.効率よりも低予算であることを優先しなくてはならない状況だから?

Q.効率よりも低予算が優先される状況「とは」?
A1.お試しとしてSEOを行っている人?(予算が割けない中小企業、SEOの効果を疑問視している人)
A2.または、SEOを本格的に行うかどうか迷っている人?(個人サイト運営者)

【ここまででわかったこと】全体的に初心者?

くわしくは、以下の記事の「ターゲットと検索意図を『深堀りする』テクニック」で具体的な例とともに紹介しています。

SEO上級者だけがやっている5つのSEOテクニックの「SEOツールに「頼り過ぎない」」

検索意図の分析に役立つツール

ツールに頼り過ぎる(ツールに使われる)のはよくないという話をしましたが、ツールも上手に使うことで作業の効率化が図れるなど、けっして悪いものではありません。
むしろ、自分ひとりでは手に入れられない、膨大かつ客観的なデータが見られるため、新たな発見につながる可能性もあります。

ということで、今回は検索意図の調査・分析の効率化が図れるSEOツールを2つ紹介します。

  1. 【有料】Keywordmap
  2. 【有料】ミエルカ

【有料】Keywordmap

さまざまなSEO機能が搭載されている「Keywordmap」。
検索意図の調査に関する機能も充実しています。

とくに「ワードマップ」「ニーズマップ」「検索キーワード分析」機能は、ツールが自動で検索意図やクエリタイプ(4分類+α)ごとに、サジェストキーワードを分類。
SEO初心者も時間をかけず、効率的に検索意図の分析を行うことができるでしょう。

【有料】ミエルカ

SEO業界で有名な鈴木謙一氏が携わるSEOツール「ミエルカ」。
こちらも、さまざまな機能が搭載されているツールです。

もちろん、検索意図の調査・分析に便利な機能も搭載しています。
たとえば、AIが自動で検索意図を5つのクエリタイプ(「取引」「比較検討」「HOW TO」「とは」「感情」)に分類してくれる機能。
Keywordmap 同様、関連キーワードを自動で抽出・分類してくれる機能もあるようです。

検索意図を意識したコンテンツ作成のポイント

検索意図の調査・分析によって集めた情報を、どのようにコンテンツ作りに活かすか、活用の仕方についてお話していきたいと思います。

  1. 導入文(リード)のフックは検索意図に沿ったものにする
  2. 検索意図のユーザー像に沿った内容を盛り込む
  3. ユーザー像を深掘りして「差別化・独自性」に活かす
  4. ユーザー像を参考に「内部リンク」を選ぶ

導入文(リード)のフックは検索意図に沿ったものにする

コンテンツの導入文(リード)は、ユーザーが興味を持つものでなければなりません。
そのため「読みたい」と思わせるフック(工夫)が必要です。
このフックには、たとえば以下のようなものがあります。

  • 「そうそう、そうなの!」と共感できる
    例:ずっとアフィリエイトに興味があったのですが、ツイッターなどのSNSでもうアフィリエイトは稼げないというツイートがあり、真意が不明なまま一旦保留にしていました。けれどもあるきっかけで、思い切って始めたところ、まったくそんなことはなくて……。
  • 求める情報がありそうと感じられる
    例:SEOライティングの書き方を5ステップで紹介します。
  • 意外な情報、続きが気になる
    例:このSEO対策をしたら、高確率で順位が下がります。実際に施策をしてPV数が減ってから、回復させるまでにしたこと、効果があったことを紹介します。
  • 読後の姿が想像できる
    例:このページの勉強法を実践することで、TOEIC700点は問題なく獲得できます。実践した方の感想とTOEICの点数はこちら。

そしてこのフックを考えるには、検索意図の情報が必要不可欠です。
導入文はぜひ、検索意図に応えた魅力的なものにしましょう。

検索意図のユーザー像に沿った内容を盛り込む

検索意図から推測したユーザー像を、内容に活かしてみましょう。

たとえば「掃除機 軽量 コードレス」というキーワードで考えてみます。
まず、すぐに思いつく検索意図は「自分のために軽くてコードレスの掃除機を探している」です。
しかし、もう少し踏み込んでみます。
従来の掃除機よりも「軽く」「コードレス」という点に着目し、さらに検索意図を深掘りしていくと、以下のユーザー像が浮かびあがってきました。

  • 妻や娘といった女性へのプレゼントを探している人
  • 高齢の両親や祖父母にプレゼントを探している人

もしコンテンツのユーザー像を「女性や高齢の方へのプレゼントを考えている人」とするなら、ただ軽いコードレス掃除機を紹介するよりも、以下の要素をつけくわえることでよりユーザーに響く、魅力的なコンテンツに仕上げることができます。

  • 「ボタンが大きく押しやすいので高齢の方におすすめ」などターゲットをねらい撃ちする情報を盛り込む
  • カラーバリエーションや具体的な重さなど、製品情報をより詳細に伝える
  • プレゼントしたいというユーザーの気持ちを後押しする情報を盛り込む(配送・日時指定可能、包装可能、メッセージカード無料など)

ユーザーに寄り添った的確な情報提供は、コンバージョンを後押ししてくれます。
このように検索意図からいかにユーザー像を読み取れるかは、コンバージョンのための戦略的なコンテンツ設計には欠かせません。

ユーザー像を深掘りして「差別化・独自性」に活かす

独自性の高いコンテンツは、いまSEOで欠かせない要素です。

とくに現代はコンテンツにあふれ、当たり前のようにSEOが行われている時代。
つまり「似たような」検索意図の調査方法で、「似たように」表面的な検索意図(顕在ニーズ)に応え、結果「似たような」コンテンツがあふれているといえます。

そのため上位表示には、ほかとは異なるコンテンツ、つまり独自性の高いコンテンツが欠かせません。
実際Googleも「独自コンテンツをより高く評価するために」で言及しているとおり、検索アルゴリズムには独自性を評価するものもあります。

この問題に対処するために、今回のアルゴリズムのアップデートでは、独自コンテンツを持つサイトをより積極的に表示するよう変更を実施しました。

引用:Google

しかし、いきなり差別化をいわれても、どうすればいいかわからない方も多いでしょう。
そこで意識したいのが、ユーザー像です。
すでにお話したとおり、ユーザー像の設定によって、コンテンツの内容は大きく変わります。
このユーザー像の違いをコンテンツの差別化として活かしてみましょう。

たとえば「トースト アレンジ レシピ」というキーワードの検索意図を見てみます。
考えられるユーザー像は「①一人暮らしの若者」「②朝に時間のない共働き夫婦」「③子どものいる家庭」ではないでしょうか。

ユーザー像ごとのコンテンツの差別化方法とその違いは以下です。

一人暮らしの若者・手軽な節約レシピをメインにする
・材料費を明記
・食パンが食べきれない→保存方法も紹介
・期限の違い食パンを消費するためのレシピ
・女性向けの場合、カロリーなども記載
共働きの忙しい夫婦・「○分」といった時間の記載
・洗い物が少なく済むレシピ
・時短のコツに言及
・作り置きのできるレシピ
子どものいる家庭・栄養価のあるものを中心としたレシピ
・子どもと一緒に作れるレシピ
・子どもが喜ぶアレンジ(動物を模したものなど)
・甘いもの、スイーツ系のアレンジも盛り込む

このとおり、ユーザーが違うだけで、これだけコンテンツも変わります。
差別化を意識する際は、ぜひユーザー像に注目してみてください。

ユーザー像を参考に「内部リンク」を選ぶ

コンテンツに設置する内部リンク(関連記事など)は、検索意図から設定したユーザー像を参考にしましょう。
たとえば、SEO初心者がユーザーだと考えられる「SEOとは」のコンテンツで設置する内部リンクは、SEO初心者が興味のあるものにすべきです。

「SEOの勉強におすすめの本」「初心者がやりがちなSEOの大失敗」といった初心者向けの記事の方が、直接コンテンツに関係なくともSEO初心者のためになる、かつ遷移率も高い内部リンクだといえます。

内部リンクは出てきた単語やコンテンツに沿ったものを選びがちですが、ユーザー像に合わせて考えることも、ユーザーファーストの観点ではまだ大切です。

内部リンクとは?SEOに効果的な張り方や最適化のメリット・コツを徹底解説

検索意図に関するよくある質問

検索意図の調査・分析・考え方でよくある質問に答えていきます。

コンテンツが検索意図に応えているか確認する方法は?

自分のコンテンツが検索意図に応えられているか。
気になる方は多いと思います。
残念ながら、正確に応えられたかは直接ユーザーに聞くほかありません。

ただ、参考となる数値やデータはあります。
それが以下です。

  • (記事系は)コンテンツの滞在時間
  • コンバージョン数
  • Googleサーチコンソールの「クエリ」の内容

とくに、Googleサーチコンソールの「クエリ」の内容は、アップしたばかりの記事に対しておすすめ。

この項目は本来、どのようなキーワードの検索結果に、そのコンテンツが表示されているかわかる項目です。

ここに表示されているクエリは、検索エンジンが読み取ったコンテンツの内容と関連していると判断したもの。
つまり、この項目に表示されているクエリが、大体ねらっているキーワードや関連するキーワードで埋め尽くされていたら、ひとまず作ったコンテンツはねらっているキーワードに対して的外れな内容でないといえるでしょう。

逆にいうと、ここのクエリがねらっているキーワードの検索意図と関係のない内容のものばかりだと、的外れな内容か検索エンジンがうまくコンテンツを認識(理解)できていない可能性があります。

検索意図の調査や分析はツールだけでも大丈夫?

AIなどを活用した便利なツールが多くありますが、できれば併用という形にして、自分自身でも検索意図の調査や分析をおすすめします。

ツールやAIが提供する情報は、基本的に何かからの機械学習で得た莫大なデータの集合体です。
どのような機械学習を行ったかにもよりますが、基本的にその情報は大多数のユーザーの表層の部分にすぎません。

検索意図の分析とは、検索ユーザーの内面の奥深くを、調査と想像力と人間性によって探る作業です。
AIやツールが人間の内面を推し量るのは、まだまだ難しいでしょう。

検索意図の分析力を鍛える方法は?

まずいっておくと、検索意図の調査・分析は、非常に難しい作業です。
長くSEOに携わっていても、予想外の検索意図に遭遇することはいまだにあります。

そして、個人的に検索意図の分析には、知識以外にも以下のようなものが必要だと感じています。

  • ユーザーの内面を推し量るなかで気づく力(直観やセンス)
  • ユーザーになりきるための想像力と人間観察力
  • ユーザーの視点で考える気配りや思いやり

検索意図の分析能力を鍛えるには、日ごろから検索行動に対して疑問を持つことをおすすめします。
たとえば、自分が行った過去の検索を、検索意図の分析に当てはめて考えるのもよいでしょう。
「なぜあのときこのキーワードで検索した?」「なぜ検索をし始めた?(きかっけは何だった?)」「どのような情報があって検索を終えた?」といった具合にです。
また、周囲の人に検索行動について聞くのもよいかもしれません。

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