SEO

更新日2024年03月15日

動画SEOの効果とは?GoogleやYouTubeで動画を上位表示させる方法を解説

甲斐龍之介

SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動

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現在はテキストや画像だけでなく、動画コンテンツもとても身近なものになりました。
今後マーケティングに力を入れていく場合、絶対に知っておきたいのが「動画SEO」です。

動画SEOとは、動画をYouTubeやGoogleなどの検索エンジンに最適化させる施策です。
VSEO(Video Search Engine Optimiztion)とも呼ばれており、動画に対してSEO対策をします。

この動画SEOを上手に行えば、GoogleやYouTubeなどの検索結果で、動画が上位表示されやすくなります。
結果的にアクセスが増えることになるので、Webマーケティングを行う上では欠かせない施策のひとつです。

本記事では、動画SEOの効果Google・YouTubeで上位表示させる方法を解説します。
動画SEOを行い、幅広い層から多くのアクセスを集めたいと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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動画SEOとは

動画SEOとは、動画を検索エンジンに最適化させるための施策です。
VSEO(Video Search Engine Optimiztion)とも呼ばれています。

「動画の検索エンジン最適化」というのは文脈によって次の2つに分けられます。

  1. YouTubeやGoogleの検索結果で動画を上位表示させるための施策
  2. 動画を記事内に埋め込むことによるSEO施策

どちらも動画の検索エンジン最適化ですが、このパートでは後者の「動画を記事内に埋め込むことによるSEO施策」を中心に解説していきます。

Googleの検索エンジンは、現在動画の内容を把握するまでには至っていません。
そのため、動画のタイトルや概要欄、記事を拡充することで、よりユーザーの検索意図を満たしたコンテンツだと判断してもらいやすくなります。

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動画の埋め込みはSEOの間接的要因に過ぎない

動画SEOは、検索順位を上げる間接的要因でしかありません。
実際に、2017年にGoogle社員がTwitter上で「動画を入れただけでは、検索順位は上がらない」と発言しています。

Twitter

ただ、Googleはユーザーファーストの理念を掲げており、常に質の高いコンテンツを求めています。
そのため、動画がユーザーによって役立つ情報になるのであれば、検索順位を上げる要因になることもあるでしょう。

動画SEOの効果

動画SEOに取り組む上でどんな効果が期待できるのでしょうか。
ここでは、動画SEOを行うことで期待できる4つの効果を紹介します。

  1. 検索結果で上位表示されやすい
  2. ユーザーの検索意図を満たしやすくなる
  3. 他のサイトとの差別化に繋がる
  4. YouTubeでの露出が増える

1つずつ詳しく見ていきましょう。

検索結果で上位表示されやすい

動画自体にSEOを行うと、検索結果で上位表示されやすくなります。
動画コンテンツが検索上位に表示されることで、埋め込みを行なったWebサイトへのアクセス増加が期待できます。

もちろん、動画コンテンツが記事内にあるからと言って、必ずしも検索順位が上がるわけではありません。
ただ、動画単体で検索上位にグループ化して表示されたり、検索結果上位の記事横に動画が表示されたりする可能性が高いです。

文章と画像だけでは伝わりづらいコンテンツもあるでしょう。
そのようなコンテンツに動画で情報を補えば、ユーザーのためになる質の高いページだと判断されます。

その結果、Googleの検索結果で上位表示されやすくなるのです。

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ユーザーの検索意図を満たしやすくなる

記事内に動画を埋め込むことで、ユーザーの検索意図を満たしやすくなります。
というのも、従来の文字によるコンテンツに比べ、動画の方がユーザーがインプットできる情報量が増えるためです。

例えば、記事に動画を埋め込むことによる、一つのユーザー行動の変化として、滞在時間が大きく伸びることがあります。
滞在時間とは、Webサイトに訪問してきたユーザーがサイト内に滞在している時間のことです。

例えば、10分の動画を埋め込み、最後まで飛ばさずに視聴したとすると、滞在時間は少なくとも10分間になります。
もちろん、埋め込む動画次第で効果は変わりますが、滞在時間の変化により、Googleからユーザーの検索意図を満たしていると判断される可能性もあります。
結果的にGoogleからの評価も得やすくなるでしょう。

検索意図とは?分類や調べ方、分析に役立つSEOツールを紹介

他のサイトとの差別化に繋がる

記事内に動画を埋め込むことで他のサイトとの差別化に繋がります。

ジャンルによって差はありますが、動画を積極的に取り入れているサイトはまだ多くありません。
そんな中で、ユーザーにとって役立つ動画を適切に掲載すれば、差別化に繋がり、ユーザーから高評価を受けやすくなります。

また、テキストで説明しにくい事項を動画ならわかりやすく伝えられる効果もあります。

例えば、料理のレシピや折り紙の折り方などは、テキストや画像では説明しにくいです。
テキストではなく動画で説明することで、ユーザーがイメージしやすくなります。

実際Googleで「カレーの作り方」で検索した際、「ハウス食品」の公式サイトでカレーの作り方が動画でわかりやすく紹介されています。

テキストで説明しにくい事項を動画を使い情報伝達を図ることで、ユーザーにとってより分かりやすい情報伝達を実現しやすくなるのです。

YouTubeでの露出が増える

動画SEOを行うことで、YouTube検索の上位表示や関連動画への露出が増えます。
動画のタイトルや説明文、タグなどのメタ情報を充実させれば、YouTubeのアルゴリズム的にも表示されやすくなります。

また、サイト内に埋め込んだ動画から他の動画も続けて視聴してもらうことで、次回その視聴者がYouTubeを開いたときに、おすすめ動画に表示される可能性も高まるでしょう。

動画SEOが難しい理由

近年注目されている「動画SEO」ですが、成果を出すのは非常に難しいです。
ここでは、動画SEOが難しいと言われる3つの理由を紹介します。

  1. 効果を得られるようになるまで時間がかかる
  2. Webサイト自体の検索順位が上がるわけではない
  3. 動画が優遇される流れが今後も続くとは限らない

1つずつ詳しく見ていきましょう。

効果を得られるようになるまで時間がかかる

通常のSEO同様、動画SEOも効果を得られるようになるまでには時間がかかります。
たくさんのユーザーに動画を視聴してもらって評価を得ないと、なかなか効果が得られません。

通常のSEOと同じように、どんなに高品質な動画を作りこんでも、すぐに多くの再生回数を稼ぐのは難しいです。
そのため、費用対効果が悪いと感じてしまい、テキスト・画像のみのコンテンツに戻す運営者も多いです。

動画SEOに取り組む場合は、目先の効果や結果を求めると失敗しやすいでしょう。
ユーザーにとって役立つ動画や興味深い動画を作り続けて、徐々に再生回数を増やしていくことが重要です。

Webサイト自体の検索順位が上がるわけではない

動画SEOのためにWebページに動画を埋め込んだからと言って、Webサイト自体の検索順位が上がるわけではありません。

Googleの検索エンジンでは、動画の内容や質を判断することはまだまだ不十分です。
そのため、どれだけ質の高い動画コンテンツをページ内に埋め込んでも、動画だけで検索エンジンから評価されることはまだ難しいです。

ただ、動画を埋め込み、ユーザーの滞在時間が伸びることで、間接的に検索エンジンから評価されやすくなる可能性はあります。
検索エンジンから評価を得るには、テキストメインのコンテンツに補助的な役割として動画を埋め込む必要があります。

高品質なテキスト・画像コンテンツに加えて、高品質な動画コンテンツを埋め込むのは、手間が増えるので継続するのが非常に難しいです。

動画が優遇される流れが今後も続くとは限らない

現在、動画はSEOにおいてかなり優遇されています。
ジャンルやキーワードによっては、どんな有名企業のWebサイトよりも上位に表示される場合があります。

しかし、Googleのアルゴリズムは常に変化しており、定期的にアップデートしています。
そのため、動画が優遇されている今の流れがアップデートにより急に変わってしまう可能性も十分あります。

これから動画SEOを積極的に取り組む場合は、アップデートにより流れが急変するリスクを考慮した上で、取り組む必要があるでしょう。

Googleアルゴリズムとは?仕組みやランキング要因、アップデートの歴史を解説

動画SEOの具体的なやり方

動画SEOは思いつきで動画を作って対策できるような単純なものではありません。
しっかりと対策することで、初めて効果を実感できるはずです。

ここでは、動画SEOの具体的なやり方を6つ紹介します。

  1. タイトルや説明文に対策キーワードを含める
  2. 動画内容をテキスト化する
  3. 途中で飽きさせない工夫をする
  4. クリックされやすい魅力的なサムネイルを作成する
  5. 動画サイトマップを送信する
  6. 構造化データをマークアップする

1つずつ詳しく見ていきましょう。

タイトルや説明文に対策キーワードを含める

YouTubeに動画をアップロードする場合、動画のタイトルや説明文には、対策キーワードを含めましょう。

基本的な対策になりますが通常のSEO同様、重要な対策のひとつです。
例えばSEOの「キーワード選定」について動画で解説したい場合、『【2023年最新】ブログで稼ぐためのキーワード選定方法』のように対策キーワードを入れます。

タイトルや説明文に対策キーワードを含めることで、Googleがどんな動画なのかを判断しやすくなります。
また、ユーザーもどんな動画なのかを分かりやすくなり、クリック率アップが期待できます。

SEOキーワードの入れ方とは?検索キーワードの設定方法と確認ツールを紹介

動画内容をテキスト化する

検索エンジンから評価を受けやすくするために、動画内容をテキスト化しましょう。
なぜなら、検索エンジンのクローラーは動画を視聴してインデックスするわけではないからです。

動画をページに埋め込む際、ただ動画を入れるだけでは、Googleの検索エンジンに評価されづらくなります。
具体的には、動画のタイトルや説明文、解説のポイントなど、テキスト化できるものはできるだけ文字にして概要欄などに表示させることが重要です。

動画の内容を要約してテキスト化することで、よりユーザーや検索エンジンが理解できるコンテンツが作成できます。

クローラーとは?意味や仕組み、巡回を促す対策、拒否する方法をわかりやすく解説

途中で飽きさせない工夫をする

動画を上位表示させたい場合、視聴者を飽きさせない工夫をしましょう。
撮影した動画をそのままアップロードしただけでは、途中で飽きられてしまい動画から離脱される可能性が高まります。

YouTubeで得られる指標に「視聴維持率」がありますが、これは視聴者がどれだけ動画を見続けたかを示す指標です。
視聴維持率が高ければ高いほど、高品質な動画だと評価され、上位表示されやすくなります。

途中で飽きさせないためには、具体的に次のような工夫が必要です。

  • カット編集で不要な箇所を削除する
  • アニメーションをつけて視覚的に見やすい演出にする
  • 効果音やBGMを使う
  • 図解やイラストを使い声を聴かなくてもある程度内容が理解できるようにする

高品質な動画を作るには手間や時間がかかりますが、他サイトと差別化を図るために、こだわって作りましょう。

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クリックされやすい魅力的なサムネイルを作成する

動画を見てもらうためには、まずサムネイルで興味を惹く必要があります。
なぜなら、多くのユーザーはサムネイルやタイトルを見て動画を視聴するかどうかを判断するからです。

そもそもサムネイルとは、YouTubeにおいて「ファーストビューの看板」となる画像のことです。

ユーザーを惹きつける魅力的なサムネイルだと、クリック率が高まりやすいです。
具体的にクリックされやすいサムネイルを作成する際は、次のことを意識して作成してみてください。

  • 動画の内容を簡潔に伝える
  • 伸びている動画・チャンネルを参考にする
  • 目立つ色を使う
  • タイトルと画像内テキストはできるだけ被らせない

また、いきなり完璧なサムネイルを作成するのは難しいので、ABテストを行うことをおすすめします。
サムネイルを2枚作り、どちらのサムネイルの方が再生回数が多いのか検証を行います。

最初は再生回数がうまくいかない可能性の方が高いですが、継続的に検証を行うことで、徐々に魅力的なサムネイルを作れるようになるでしょう。

動画サイトマップを送信する

動画サイトマップとは、動画のタイトルやURLなどの情報をXML形式でリスト化したファイルのことです。
このサイトマップをGoogleに送信することで、クロールしてもらいやすくなります。

検索エンジンのクロール作業は、無限に行ってくれるわけではありません。
SEOで評価を受けたいページを効率的にクロールしてもらえるように、サイトマップを作成します。

WordPressでWebサイトを構築している場合は、「XML Sitemaps(旧Google XML Sitemaps)」というプラグインがおすすめです。

「XML Sitemaps」をインストールし有効化しておけば、新しく記事を更新したときに自動的にサイトマップも更新し、Googleへの通知も行われます。

XMLサイトマップ(sitemap.xml)とは?作り方やSEO効果、Googleへの送信方法を解説

構造化データをマークアップする

構造化データとは、Googleがページの内容を理解しやすいように、文字列に意味を持たせたデータ形式です。
動画SEOにおける構造化データは、動画のタイトルや説明文、動画の公開日時、動画の長さなどを指します。

動画を埋め込んだページに対し、構造化データをマークアップすることで、クローラーが動画の内容を認識しやすくなり、インデックスが促進されます。

JSON-LDやMicrodataといった言語を使いデータを実装します。

JSON-LDでマークアップする

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “http://schema.org”,
“@type”: “VideoObject”,
“name”: “Introducing the self-driving bicycle in the Netherlands”,
“description”: “This spring”,
“thumbnailUrl”: “https://example.com/photos/1×1/photo.jpg”,
“uploadDate”: “2016-03-31T08:00:00+08:00”,
“duration”: “PT1M33S”,
“contentUrl”: “http://www.example.com/video123.flv”,
“embedUrl”: “http://www.example.com/videoplayer.swf?video=123”,
“interactionCount”: “2347”
“expires”: “2016-03-31T08:00:00+08:00”
}
</script>

Microdataでマークアップする

<div itemprop=”video” itemscope itemtype=”http://schema.org/VideoObject”>
<span itemprop=”name”>Introducing the self-driving bicycle in the Netherlands</span>
<span itemprop=”description”>This spring</span>
<img itemprop=”thumbnailUrl” src=”http://www.example.com/thumbnail.jpg” alt=”https://example.com/photos/1×1/photo.jpg”/>
<meta itemprop=”uploadDate” content=”2015-02-05T08:00:00+09:00″/>
<meta itemprop=”duration” content=”T1M33S” />
<link itemprop=”contentUrl” href=”http://www.example.com/video123.flv” />
<link itemprop=”embedUrl” href=”http://www.example.com/videoplayer.swf?video=123″ />
<meta itemprop=”interactionCount” content=”2347″ />
<meta itemprop=”expires” content=”2015-03-30T19:00:00+09:00″ />
</div>

動画の構造化データをマークアップする際は、Google公式のガイドラインを遵守しましょう。

構造化データとは?SEOに影響のある種類一覧やマークアップ支援ツール、テストツールを紹介

動画SEOに関するよくある質問

動画SEOに関するよくある質問をまとめました。
ぜひ参考にしてください。

動画SEOとは何ですか?

動画SEOとは、動画をYouTubeやGoogleなどの検索エンジンに最適化させる施策です。
VSEO(Video Search Engine Optimiztion)とも呼ばれており、動画に対してSEO対策をします。

動画のタイトルや説明文、サムネイル等を工夫することで、よりユーザーの検索意図を満たしたコンテンツだとGoogleに判断してもらいやすくなります。

Webページに動画を埋め込むとどんな効果がありますか?

Webページに動画を埋め込むと、SEO上で主に以下のような効果が期待できます。

  • 検索結果で上位表示されやすい
  • ユーザーの検索意図を満たしやすくなる
  • 他のサイトとの差別化に繋がる
  • YouTubeでの露出が増える

現時点ではWebページに動画を埋め込んでいるサイトは多くないため、分かりやすい動画を埋め込むことで他サイトとの差別化が図れます。
ユーザーの検索意図を満たせばGoogleから評価されやすく、検索結果で上位表示されやすくなるのです。

全てのページに動画を埋め込むべきですか?

Webページに動画を埋め込むことが、必ずしもプラスの効果を生むとは限りません。
テキストで十分情報を伝えられる場合は、無理やり動画を埋め込む必要はないでしょう。

一方、料理の手順や折り紙の折り方など、テキストよりも動画の方がわかりやすい場合は動画を埋め込むのが効果的です。

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