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更新日2023年12月15日

SEOでモニタリングすべき指標とは?取得結果を施策立案に活用する方法も紹介

甲斐龍之介

SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動

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SEOモニタリングとは、Webサイトのパフォーマンスをチェックして、問題点の洗い出しや改善を行うための監視です。
毎日、自社サイトに関する重要な指標をモニタリングすることで、自社サイトの問題点や改善点が浮き彫りになります。

今のSEOは、闇雲に記事数だけを増やしてもなかなか成果が出ません。
Webサイトの現状をしっかり把握して、少しでもユーザーのためになるようなWebサイトに仕上げる必要があります。

とはいえ、具体的に何をモニタリングすれば良いのか、そして浮き彫りになった問題点や改善点をどのように活用すれば良いのかわからない方も多いでしょう。

そこで本記事では、SEOでモニタリングすべき指標や取得方法取得結果を施策立案に活用する方法を紹介します。
SEOで成果を出したい方は闇雲に記事を増やしていくだけでなく、日々モニタリングをして、より良いWebサイトに仕上げていきましょう。

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SEOモニタリングとは

SEOモニタリングとは、Webサイトのパフォーマンスをチェックして、問題点の洗い出しや改善を行うための監視です。

SEO対策を行う上で、運営者がチェックするべき指標はたくさんあります。
毎日、自社サイトに関する重要な指標をモニタリングすることで、自社サイトの問題点や改善点が浮き彫りになるはずです。

また、他のサイトと比較して自社サイトがどのくらいの位置にいるのかも明確になります。
SEOモニタリングはSEOで成果を出すために欠かせない施策の一つです。

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SEOでモニタリングすべき指標と取得方法

SEOでモニタリングすべき指標はたくさんあります。
その中でも特に重要な指標とその取得方法を紹介します。

  1. インデックス数
  2. クリック率
  3. 被リンク
  4. コンバージョン率
  5. ページの表示速度
  6. 検索順位

1つずつ詳しく見ていきましょう。

インデックス数

インデックスとは、Webページが検索エンジンのデータベースに登録されることです。
Googleの検索エンジンのデータベースには、膨大な情報が記録されており、ユーザーがキーワードを検索すると知りたい情報が表示される仕組みとなっています。

作成したページが検索エンジンのデータベースにインデックスされなければ、検索結果に表示されることはありません。
そのため、公開・更新したページが確実にインデックスされているかどうかをモニタリングする必要があるのです。

基本的に公開・更新したページがインデックスされるまでには数時間〜数週間かかります。

ちなみに、GoogleサーチコンソールのURL検査ツールから、インデックスされていないページのクロールをリクエストできます。
新しく公開したページやリライトしたページを早くインデックスさせたいときに促進できるので、ぜひ活用してください。

インデックスとは?SEOとの関係や確認方法、登録方法を解説

インデックス数の取得方法

サイト全体のインデックス数はGoogleサーチコンソールを使って取得します。
Googleサーチコンソールにアクセスし、左メニューの「ページ」を選択してください。

「登録済み」に書かれている数字が現在のインデックス数です。

「インデックスに登録済みのページのデータを表示」をクリックすると、インデックスされているページのURLが表示されます。

ページ単体でインデックスされているかを確認したい場合は、画面上部の検索窓に調べたいページのURLを入力します。

上の写真のように「ページはインデックスに登録済みです」と表示されていれば、インデックスされています。

Googleにインデックスされない原因別の対策方法を解説!クローラーが来ない問題の解決方法やインデックスを促進する方法

クリック率

クリック率とは、自社サイトのページが検索結果に表示された回数のうち、WebサイトのURLがクリックされた割合のことです。
基本的に、上位表示されている記事の方がクリックされやすい傾向にあります。

2022年に米国のSEO専門家が行った検索順位によるクリックは以下のとおりです。

Here’s What We Learned About Organic Click Through Rate

検索順位が1位の記事の平均クリック率は27.6%、10位の記事は2.4%と10分の1まで下がってしまいます。
さらに、2ページ目以降の記事に関してはほとんどクリックされません。

この結果からもSEOで上位表示させることがどれだけ大切かがわかるでしょう。

クリック率の取得方法

クリック率はGoogleサーチコンソールを使って取得します。
Googleサーチコンソールにアクセスし、左メニューの「検索パフォーマンス」を選択してください。

画面上に表示されたのがサイト全体のクリック数やクリック率(CTR)です。
また、下にスクロールすると、クエリやページ、国別などのクリック数やクリック率も確認できます。

検索順位とクリック率(CTR)の関係とは?1位と2位のアクセス数の差は?

被リンク

サイトの被リンク数もSEOに大きな影響を与える要素の1つです。
被リンクとは、外部サイトに張られた自社サイトのリンクのことです。

今のSEOでは、質の高い被リンクをどれだけ獲得しているかが検索順位に大きく影響します。
被リンクを獲得する主なメリットは次の4つです。

  • ページがインデックスされやすくなる
  • Webサイト全体の評価(ドメインパワー)が上がりやすくなる
  • アクセスが増えやすくなる
  • 認知度が上がりやすくなる

なお、被リンクは数が多ければ良いというわけではなく、良質な被リンクを集める必要があります。

逆に次のような被リンクはスパム判定の恐れがあるので、注意が必要です。

  • 同一IPアドレス・ドメインからの大量のリンク
  • 関連性が低いサイトからのリンク
  • 金銭を支払って獲得したリンク
  • 自動化ツールで獲得したリンク

定期的にモニタリングをして、もしも上記のような質の低い被リンクがある場合は、Googleサーチコンソールの「リンク否認ツール」を使って被リンクを否認しましょう。

被リンク情報の取得方法

被リンクは、Googleサーチコンソールから確認できます。
Googleサーチコンソールの左メニューから「リンク」をクリックします。

「上位のリンク元サイト」に表示されているURLが自社サイトの被リンクが張られているページです。

被リンクとは?増やし方や獲得方法の例、SEOとの関係

コンバージョン率

コンバージョン率とは、Webサイト上で獲得する最終的な成果のことです。
多くのWebサイト運営者は、アクセス数を伸ばすことではなく、最終的にコンバージョンに繋げることを目的にしているでしょう。

コンバージョンはいくつか種類がありますが、次のようなものが挙げられます。

  • 商品・サービスの購入
  • サービスに関する問い合わせ
  • 資料のダウンロード

コンバージョンに繋げられていない場合は、いくらアクセスが多くても目的が達成できているとは言えません。
逆に言えば、アクセスが少なくてもコンバージョンに繋げられていれば、良いサイト運営ができていると言えます。

コンバージョン率の取得方法

コンバージョン率はGoogleアナリティクスで取得できます。
Googleアナリティクスにログイン後、「エンゲージメント」→「コンバージョン」の順に選択してください。

イベント別のコンバージョンや総ユーザー数の確認ができます。

コンバージョン率(CVR)とは?計算方法/求め方や平均値の目安、改善方法を解説

ページの表示速度

ページの表示速度もSEO対策をする上で重要な指標の一つです。
Googleは2018年に「Speed Update」というモバイル検索の検索順位要素として、ページ表示速度を使用すると発表しました。

検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えています。
研究によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけています。

読み込み速度はこれまでもランキングシグナルとして使用されていましたが、デスクトップ検索を対象としていました。
そこで2018年7月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。

引用:Google検索セントラル

近年、スマホを使って検索するユーザーが増えたことで、特にモバイル検索の表示速度が最適化されたサイトが評価されやすいです。

また、ページの表示速度はユーザーの直帰率・離脱率にも大きな影響を与えます。
WebサイトのURLをクリック後、ページが表示されるまでに時間がかかり、イライラした経験がある方もいるでしょう。

実際にGoogleが行った調査によると、ページの表示速度が1秒から3秒に落ちると離脱率が32%も高まるという結果が出ています。

・読み込み時間が1秒から3秒に落ちる:離脱率32%上昇
・読み込み時間が1秒から5秒に落ちる:離脱率90%上昇
・読み込み時間が1秒から6秒に落ちる:離脱率106%上昇
・読み込み時間が1秒から10秒に落ちる:離脱率123%上昇

引用:Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed

せっかくサイトに興味を持ってくれたユーザーを表示速度が遅いという理由で離脱させるのはもったいないです。
SEO評価を下げないためはもちろん、サイトに興味を持ってくれたユーザーを逃さないためにも、ページの表示速度の最適化は大切です。

ページ表示速度の取得方法

ページの表示速度はGoogleが提供する「PageSpeed Insights」という無料ツールで簡単に計測できます。
まず、Page Speed Insightsの公式サイトにアクセスして、ページのURLを入力します。

「分析」ボタンをクリックし、数秒待つと自動でパフォーマンス結果が表示されます。

100点満点のスコアで表示されますが、一般的に50点未満だとページ表示速度が遅いと判断します。
50点以上のスコアであれば、特に改善する必要はありません。

Webサイト表示速度の改善方法とは?読み込みスピードを計測するツールや数値の目安を紹介

検索順位

特定のキーワードの検索順位も定期的にモニタリングすることが大切です。
前述したとおり、検索順位が高いほどクリック数やアクセス数は多くなる傾向にあります。

つまり、SEOで成果を出すためには特定のキーワードで上位に表示させる必要があるのです。

検索順位は毎日少しずつ変動しているため、検索順位をモニタリングしながら上位を取れていないページをリライトしながら、少しずつ検索順位を高めていくことが大切です。

まずは検索結果の1ページ目(1位〜10位)に表示させることを目標にしましょう。

検索順位の取得方法

検索順位を取得するには、検索順位チェックツールの導入がおすすめです。
自分でキーワードを検索すれば手動でも順位を確認できますが、かなりの手間になるので専用のツールを活用しましょう。

専用ツールには様々な種類がありますが、代表格は「Nobilista(ノビリスタ)」です。
Nobilista(ノビリスタ)は、インストール不要で利用できるクラウド型の検索順位チェックツールです。

Nobilista(ノビリスタ)でできることは主に7つあります。

  • 検索キーワードの順位チェックの完全自動化
  • 1記事ごとのキーワード推移
  • サイト全体のキーワード推移
  • 競合サイトとのパフォーマンスも比較
  • 検索順位が変動したらメールでお知らせ
  • 同時ログイン・共有URL機能
  • スマホ・タブレットでもストレスフリーで利用可能

キーワードを登録しておけば、毎日自動で検索順位が計測され下記のように表示されます。

検索順位の隣には前日比という項目もあり、1日前の検索順位からどのくらい変動したのかを一目で確認可能です。
さらに、深掘りしたいキーワードをクリックすると、そのページの検索順位の推移がグラフで表示されます。

1記事ごとの検索順位を確認して順位が上がらず停滞している場合は、リライトの必要性が高いという判断ができます。

PCを起動することなく毎日自動で検索順位をチェックできるので「測定するのを忘れたせいでその日のデータが蓄積されない」という心配もありません。

パーソナルプランは月額990円から気軽に利用できるうえ、お試しとして7日間無料使い放題です。
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SEOモニタリングの重要性

SEOモニタリングが重要な理由は、時代とともにトレンドが変わり続けているからです。

検索順位は毎日少しずつ変動しており、Googleも定期的に大規模なアップデートを行っています。
記事を公開した後に放置したままでは、SEOの順位は徐々に下がってしまいます。

特に大規模なアップデートが行われた後は大幅に順位が変動することが多く、1位を取っていたページがいきなり検索結果から除外されることも少なくありません。

SEOモニタリングをしなければ、自社サイトで成果が出ない原因やそもそも検索順位が下がっているという事実すらわからないまま、サイトを運営していくことになるでしょう。

定期的にSEOモニタリングをすることで、検索順位が下がったときにいち早く気付き、修正できます。
モニタリングした結果をもとに自社サイトの問題点を改善していくことが、SEOで成果を出すための最短の道です。

Googleコアアップデートとは?最新情報や歴史・履歴、対策を解説

SEOモニタリング結果を改善に活かす方法

ここでは、SEOモニタリング結果を改善に活かす方法を紹介します。

  1. クリック率が低い場合の改善方法
  2. 被リンクが少ない場合の改善方法
  3. コンバージョン率が低い場合の改善方法
  4. 検索順位が低い場合の改善方法

1つずつ詳しく見ていきましょう。

クリック率が低い場合の改善方法

1ページ目(1位〜10位)に表示されているのにも関わらず、クリック率が著しく低い場合は、タイトルディスクリプションに問題があるかもしれません。

なぜなら、検索画面にはタイトルとディスクリプションが表示されているからです。
言い方を変えると、ユーザーがクリックするかどうかを判断する要素はタイトルとディスクリプションのみです。

どれだけコンテンツの質が高くても、タイトルやディスクリプションが魅力的でなければ、そもそもクリックすらされません。

タイトルやディスクリプションを修正する際は次のポイントを意識してください。

  • キーワードを必ず含める
  • ページの内容がイメージできるようにする
  • タイトルは30文字前後、ディスクリプションは120文字前後でまとめる

なお、検索順位が30位以下の記事はほとんどクリックされないので、まず検索順位を上げることに注力しましょう。

検索順位とクリック率(CTR)の関係とは?1位と2位のアクセス数の差は?

被リンクが少ない場合の改善方法

被リンクを獲得するためには、良質なコンテンツを作り続けるしかありません。
外部リンクを購入したり自動生成したコンテンツを作ったりすれば、被リンク自体を集めることはできます。

しかし、今のSEOは被リンクの量より質が重要視されており、質の低いリンクをいくら集めてもSEOの評価は上がりません。
それだけでなく、Googleペナルティの対象となるので、絶対にやってはいけない手法です。

そのため、ナチュラルリンクと呼ばれる自然に獲得した被リンクを集める必要があります。
ナチュラルリンクは、ユーザーにとって質の高いコンテンツや1次情報となる有益なコンテンツを作成した際に、他サイトから引用としてリンクされることが多いです。
他サイト運営者が「他の人にも共有したい」と思ってもらう必要があるため、獲得する難易度が高いです。

シェアしたくなるオリジナルコンテンツを作成したり、独自のアンケート結果やオリジナルの図解を提供することで、ナチュラルリンクを獲得しやすくなります。

被リンクは自然と集まるものなので、高品質なコンテンツを作り続けることに注力しましょう。

ナチュラルリンクとは?SEO効果や獲得方法、注意点を解説

コンバージョン率が低い場合の改善方法

アクセス数が多いにも関わらずコンバージョン率が低い場合は、ページ内のCV導線に改善の余地があります。

  • CV獲得のための導線(フォームへのリンク)がない
  • フォームへの導線が目立たない
  • ボタンやバナーなどのテキストが魅力的ではない

これら見直すことで、コンバージョン率が改善できる可能性が高いでしょう。
コンバージョン率の最大化を目指す際は、ABテストの実施がおすすめです。

ABテストとは、Webサイトのパフォーマンスを最適化するためのWebマーケティングの王道手法です。
元々あるAパターンに対して効果アップするための仮説を立て、それを元に作ったBパターンを同じ条件のもと、並走させるテストのことを言います。

  • A:CVボタンの色を黄緑にする
  • B:CVボタンの色を青にする

このように様々な組み合わせでテストしながら、コンバージョン率を少しずつ改善していきましょう。

コンバージョン率(CVR)とは?計算方法/求め方や平均値の目安、改善方法を解説

検索順位が低い場合の改善方法

検索順位が低い場合は、リライトをしてコンテンツの質を高めていきましょう。
サイトの記事数が多くなると、全ての記事をリライトするのが物理的に厳しくなってきます。
そのため、既存記事の中からリライトすべき優先順位を決めることが大切です。

最優先でリライトすべきなのは、検索順位が11位~20位の記事です。
前述したとおり、検索画面の1ページ目(1位~10位)に表示されるか、2ページ目以降(11位以降)に表示されるかでは、クリックされる可能性が大きく異なります。
11位~20位の記事はあとひと工夫すれば、1ページ目に表示される可能性が高いので、積極的にリライトするべきです。

逆に、検索順位が50位以下の記事はリライトして順位が少し高くなったところでクリックされる可能性はほとんど上がりません。
順位の変動も激しいため、まずは順位が落ち着くまで放置しておく方が良いでしょう。

なお、11位〜20位の記事をリライトする際は、次のポイントを意識してみてください。

  • 上位サイトで書かれている情報は全て網羅されているか
  • 上位サイトにはない独自性のある内容が含まれているか

11位〜20位の順位を獲得している記事は、Googleから質の高い記事だと判断されているはずです。

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