SEO
公開日2023年10月17日
更新日2024年09月27日
SERPs(サープス)とは?機能・要素の種類や分析方法、活用方法を解説
甲斐龍之介
SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動。
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SERPsとは、検索結果画面を構成する多様な情報機能のことです。
かつての検索結果は、サイトの順位表示とリスティング広告というシンプルな画面構成でした。
しかし現在では、様々な情報の見せ方が提供され、ユーザーの利便性に寄与しています。
その半面、従来の自然検索だけを考えたSEOでは不十分になっていると言えるのです。
そこでこの記事ではSERPsの機能や要素の種類、SERPsにWebページが表示されるまでの仕組みや、SERPsを考慮したSEOの考え方などを詳しくご紹介いたします。
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SERPsとは
SERPsとは、検索結果画面を構成する多様な情報機能のことです。
ユーザーがキーワードを検索エンジンの画面に入力した後、表示されるWebページを「Search Engine Result Pages」、略して「SERP」と言います。
この画面では、以下の3種類が基本的な構成要素です。
- オーガニックな検索結果
- 有料の広告
- 様々なSERP機能
「SERPs」とは、ここで表示される様々なSERP機能を総称し、複数形にしたものを指します。
つまり単に「SERP」と呼ぶ場合は結果画面の全体を、「SERPs」となった場合は、そこで示される様々な要素表示を意味するわけです。
実際に表示されるSERPsの種類や内容は、地域やユーザー、時間経過などで可変します。
SERPsの読み方や結果画面の構成要素
SERPsは「Search Engine Results Page=SERP」の複数形であり、「サープス」と読みます。
また、下記はGoogleの公式ドキュメントにあるSERP(結果画面)のイメージ図です。
このように、SERPには一般の検索結果以外に、いくつもの要素のパートがあります。
まずは、SERPの基本構成を見ていきましょう。
①オーガニック検索
SERPの中心をなすのが、いわゆるオーガニック検索です。
これはユーザが入力したキーワードに対し、答えとなるWebページにランキングをつけて掲載するものです。
SERPでの順位が上位になるほど、クリックされる確率が高まります。
Backlinkoによる調査によると、次のようになっており、大きな違いがあることが分かります。
- 1位:31.73%
- 2位:24.71%
- 3位:18.66%
- 4位:13.60%
- 5位:9.51%
オーガニック検索での順位向上を目指すのが、一般的なSEOです。
検索順位とクリック率(CTR)の関係とは?1位と2位のアクセス数の差は?
②Google広告
検索エンジンの収益源の柱が、SERPに表示されるリスティング広告です。
リンクの左側に「ad」が付くことで、オーガニック検索結果と識別できます。
Google広告は、オーガニック検索より有利な位置で掲載されるのが特徴です。
概ね多くて4つ程度ですが、一般の検索結果のスペースを横取りするので、SEO的には不利となります。
ただし、「ad」が付いていることでクリックを避けるユーザーも多いため、これまではそれほど大きな脅威にはなっていませんでした。
リスティング広告とSEOの違いとは?使い分け方や相乗効果を発揮する併用方法を解説
③SERP機能(SERPs)
3つ目の要素が、SERPs機能です。
オーガニック検索と同様、掲載に費用はかかりません。
また、表示に関して自分たちでコントロールできない点も、オーガニック検索と同様です。
GoogleはSERPs機能の目的について、「適切な情報を適切なタイミングで、最も有用な形式で人々に提供するため」としています。
その背景には、Web情報の多くが画像や動画になり、非テキストコンテンツへの対応が重要になったことが挙げられるでしょう。
また、ユーザの利便性を高めるため、地域や利用者の違いに応じて表示を変えて行かねばなりません。
さらに現在では、サイトにアクセスすることなく、ユーザが求める答えをSERPs機能で完結させる傾向も強まっています。
つまり、SERP機能の進化は、ユーザの利便性を高めるための進化と言えるでしょう。
SERPsの機能や要素の種類
SERPsには非常に多くの種類がありますが、大きく分けると、下記のように分類できます。
- バーティカル検索(専門検索):
結果ページの上部に配置され、「画像」「動画」「ニュース」など、検索結果をカテゴリーに分けて表示させる - サイトリンク:
「企業概要」「アクセス」など、サイト中の主なコンテンツに直接アクセスできる - アンサーボックス:
キーワードに対する回答を示し、外部サイトへのリンクが不要となる - ユニバーサル検索:
「画像」「地図」「ニュース」など、一般的なWebページ以外の様々なコンテンツを対象にする - リッチリザルト:
リッチスニペットとも呼ばれ、「パンくずリスト」「FAQ」「商品情報」などをディスクリプション(通常の説明文)に追加し、サイトの情報量を高める - ユーザーによる関連情報:
他の人が検索した類似キーワードや、関連する質問、レビュー投稿などを表示する - 特定キーワードへの対応:
「ショッピング」「求人」「トラベル」など、いくつかのキーワードに対して専門的に情報を表示する - パーソナライズド検索:
過去の検索履歴や場所情報などを使い、内容を個人ごとに可変させる
バーティカル検索
検索窓のすぐ下に複数のカテゴリが提示され、カテゴリに応じた検索結果が表示されるSERPs機能です。
種別や並びはキーワードによって異なります。
例えば「富士山」の場合、「すべて」「画像」「ニュース」「地図」「動画」という順番です。
ここで「画像」カテゴリを選択すると、下記のようになります。
キーワードを「東京タワー」にすると、並びが「すべて」「地図」「画像」「ニュース」「ショッピング」に変わりました。
ここで「ショッピング」カテゴリを選択すると、下記のようになります。
サイトリンク
サイト中の主要なコンテンツやカテゴリーに、直接アクセスができます。
サイトリンクによってサイトの構造が大まかに分かり、ユーザーが探している情報により短い時間で到達できるのがメリットです。
例えば会員登録が必要なサイトであれば、「ログイン」「パスワードの変更」などが表示される可能性があるでしょう。
企業であれば「お問い合わせ窓口」「事業紹介」なども、よく見られるサイトリンクです。
アンサーボックス(Direct Answers)
キーワードに対する回答を、検索画面で直接的に表示します。
画面上部に表示されるため、ユーザーの利便性に大きく貢献する機能です。
例えば「地球の半径」というキーワードに対しては、下記のような結果となります。
回答がボックス内で完結し、特定のサイトへのリンクは表示されません。
情報自体がどこのサイトに行っても変わらないからです。
例えば「母の日 いつ」も答えが決まっていますから、下記のような表示となります。
しかし「母の日 プレセント」となると、絶対的な正解がないのでアンサーボックスは表示されません。
強調スニペット(Featured Snippets)
アンサーボックスと似ていますが、サイトから情報を得てリンクも付くのが強調スニペットです。
検索意図を満たす情報が簡潔に表示されます。
下記は「結婚式のマナー」の強調スニペットです。
箇条書きで表示され、もっと詳しく知りたければ情報元のサイトに行くことも可能です。
多くの場合、検索結果の最上部に表示されるので、SEO的にも大きなメリットがあるでしょう。
内容はテキストが多いのですが、画像などが含まれる場合もあります。
下記は「印象派」で検索した場合です。
なお、強調スニペットの情報元として選ばれるサイトは、オーガニック検索1位のサイトとは限りません。
2位以下のサイトにもチャンスがありますが、検索結果の1ページ目には表示されている必要があります。
強調スニペットとは?表示の出し方や種類、メリット、非表示にする方法を解説
ナレッジグラフ(ナレッジパネル)
強調スニペットはシンプルな構成でしたが、さらに多くの情報を表示させるのが、ナレッジグラフです。
ナレッジグラフは、ナレッジパネルとも呼ばれ、SERPの右側に表示されます。
グラフやパネルには「視覚的」という意味があり、より総合的に情報を確認できるのが特長です。
ナレッジグラフでは、複数のサイトから情報を得て、その間の関係性まで掴んで取捨します。
下記は「徳川家康」の場合です。
ナレッジグラフで引用される情報は、政府機関やWikipediaなど巨大なサイトが多く、一般の企業が対象になることはあまりありません。
Googleナレッジグラフとは?ナレッジパネルとの違いや表示方法、修正方法を解説
ブランドナレッジグラフパネル
一般の会社でもチャンスがあるのが、ブランドナレッジグラフパネルです。
特定の社名やブランドを対象にしたもので、「企業やブランドの説明」「ロゴ」「ソーシャルメディア」などの情報で構成されます。
下記は「ルイ・ヴィトン」での例です。
情報はWikipediaやWikidataからも引用されるのが特徴で、公式サイトだけでは不十分です。
公式サイトからは企業情報の他、商品情報などが求められます。
ナレッジカード
ナレッジグラフほど総合的な情報ではなく、ごくシンプルに収めたものがナレッジカードです。
文字通り、カード状の見かけをしており、強調スニペットとも似ています。
下記は「バナナのカロリー」での表示です。
右側には「ナレッジグラフ」が表示されており、名前は似ていますが、別種のSERPsであることが分かります。
ナレッジカードは、ナレッジグラフから一部の情報を抜き出したものと言っても良いでしょう。
表示位置的にはアンサーボックスとも同じですが、情報元のサイトへのリンクの有無が違います。
画像パック(Image pack)
一般的なWebページ以外の様々なコンテンツを対象にしたものがユニバーサル検索です。
中でも代表的なSERPs機能が、画像を対象にした検索結果でしょう。
下記は「ひまわり」で検索した場合の画像パックです。
バーティカル検索での「画像」が全面的に画像で占められているのに対し、画像パックは一般的なオーガニック検索結果の中に挿入されます。
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動画(ビデオ)
画像と同じく、動画を対象にして、オーガニック検索結果の中で表示させるものです。
通常、数個の動画が並んでパートを構成します。
下記は「ハワイ」での例です。
多くの場合、動画はYouTubeから収集され、「サムネイル」「タイトル」「再生時間」「公開日」「掲載元のサービス名」などが表示されます。
動画SEOの効果とは?GoogleやYouTubeで動画を上位表示させる方法を解説
映画の予告編とクリップ
映画に特化したSERP機能で、中段に予告編とクリップ動画が表示されるのが特徴です。
多くの場合、ショッピング情報やナレッジグラフも同時に表示されます。
ミュージックビデオ
曲名を検索した場合などは。ページの最上部に大きな埋め込みビデオが出るのが特徴です。
アーティストの公式サイトやストリーミングのプラットフォーム、歌詞などの情報もよく表示されます。
Googleニュース(トップニュース・ニュースボックス)
検索キーワードに対する直近のニュースがあった場合、上部にまとめて表示されることがあります。
重要性が低い場合は、中段に掲載場所が落ちますが、表示の体裁はあまり変わりません。
地図・ローカルパック
ユーザーの位置情報や、検索キーワードに含まれる地名などのローカル検索から、特定の地域の情報をまとめたものがローカルパックです。
これもユニバーサル検索の代表的なものと言えるでしょう。
ベースになるのはGoogleマップで、地図上に掲載された店舗や施設などの詳細情報が、並んで表示されます。
つまり、その地域の情報に特化したSERPs機能というわけです。
例えば「病院」を検索すると、付近の病院の場所や連絡先が表示されます。
このようなローカルSEOはスマホの普及に伴い、ここ数年で非常に進化しました。
地域でビジネスを行っている場合、重視しなくてはならない分野と言えるでしょう。
ローカルSEOの対策方法とは?MEOとの違いや効果・メリット、順位が決まる仕組みを解説
ローカルティーザーパック(ローカルナレッジグラフパネル)
ローカルパックをさらに進めたものが、ローカルティーザーパックです。
ナレッジグラフやナレッジパネルになぞらえ、ローカルナレッジグラフパネルと呼ばれることもあります。
掲載場所も同じく、SERPの右側です。
ローカルパックが店舗や企業の自社サイト情報を元にするのに対し、ローカルティーザーパックは様々な場所から情報を収集します。
検索キーワードとしてはホテルやレストランがよく表示されるでしょう。
提供している商品情報、レビューなどがまとめて表示されます。
時間帯ごとの混雑状況も分かることがあるので、利用者側にとっての利便性が高いSERPsです。
レシピ
レシピも、よく検索される検索キーワードで、ユニバーサル検索の対象です。
具体的な料理名を入力すると、画像に加えて素材や料理手順が表示されます。
画像と共に確認できるので、その場でイメージが高まるでしょう。
下記は「カレー レシピ」で検索した場合のSERPです。
また、「キャベツ」などの食材名で検索した場合も、その食材を使ったレシピや画像が表示され、詳細情報も確認できます。
パンくずリスト
通常のサイト説明文に加え、様々な情報を伝えるSERPsが、リッチリザルト(リッチスニペット)です。
その中でも親しみがある要素の1つが、パンくずリストでしょう。
パンくずリストは、表示されている該当ページが、サイト内のどの階層にあるのかを明示したものです。
例えば「恵比寿 マンション」での検索におけるSERPは、下記のようなものになります。
「TOP>関東>東京都>渋谷区」「TOP>山手線>駅選択」などのパンくずリストが表示されるので、検索意図と相違ないことが確認できるでしょう。
パンくずリストとは?作り方や種類、設置するSEO上のメリットを解説
FAQ
そのサイト内での「FAQ」などのページから、個別の事例と回答が示されるSERPs機能です。
サイトにアクセスしなくても、よくある質問のパターンが分かるので、そこで疑問が解決する人も多いでしょう。
記事コンテンツSEO対策
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画像、商品情報、レビューなど
リッチリザルトの内容は多岐に渡ります。
サイトの中で使われている画像や商品情報、レビューなどもその対象です。
これらはナレッジグラフなどでも登場しますが、リッチリザルトでは該当サイトの中にある情報から引用するのが違いです。
また、自社サイトの情報が使われるので、SEOをキチンとすると効果が現れやすい面もあるでしょう。
関連性の高い検索
ここまではWebサイト側の情報を元に表示されるものでしたが、SERPsではユーザー側の行動も情報源になりえます。
例えば、多くのユーザーが検索した類似のキーワードを元に表示されるのが「関連性の高い検索」です。
通常、オーガニック検索パートの下の方に表示されます。
下記は「海ぶどう 保存」の場合の表示結果です。
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レビュー
レビュー自体は各サイトやGoogleのローカル情報に投稿された情報ですが、作成したのは個々のユーザーですから、これもユーザー発の情報と言って良いでしょう。
利便性を高めるため多くの場合、5つ星を満点とする点数表示や、点数の分布などが表示されます。
単価の高い商品や、競合商品が多い場合は、SERPs上でレビューを見ることで絞り込みやすくなるメリットがあるでしょう。
X(旧Twitter)
Googleは、即時性の高いSNSであるX(旧Twitte)と提携しており、リアルタイムに近いスピードで検索結果に反映させます。
特に、Twitter上で特定のトピックがトレンドになっている場合やライブイベントなどは、表示される可能性が高まるでしょう。
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Googleショッピング(注目されている商品)
特定のキーワードで検索された場合に、個別の対応を行うSERPs機能です。
商品名などを入力すると、その商品に関するショッピング情報として「商品画像」「販売業者」「価格」「星評価」などが表示されます。
下記は「ハロウィン お菓子」で検索した場合です。
SERPsにWebページが表示されるまでの仕組み
SERPsに自社サイトの情報が掲載されれば、SEO上のメリットは多大です。
実際に情報が表示される流れは、下記のようになっています。
- クローリング
検索エンジンのクローラーによる情報収集 - インデックス登録
クローリングした情報をデータベースに保存 - ランキング
アルゴリズムによりランキングを決定
クローリング
SERPsに表示されるための最初の条件は、ページの情報を検索エンジンに渡すことです。
そのためには、クローラーに巡回してもらわなくてはなりません。
クローラーは、無数のサイトを巡回してコンテンツ情報を収集する自動プログラムです。
迅速にクローラーに見つけてもらうため、下記のような手配をしましょう。
- サイトの内部を論理的な構造にする
- 内部リンクを的確に設置する
- パンくずリストを設置する
- ページの表示速度を速くする
- 重複コンテンツを排除する
- XMLサイトマップを送信する
- クローラーの巡回をリクエストをする
クローラーとは?意味や仕組み、巡回を促す対策、拒否する方法をわかりやすく解説
インデックス登録
検索エンジンに送られた情報は、審査の上でデータベースにインデックス登録されます。
しかし、ここで情報が不十分と判断されると、登録をしてもらえません。
リリースして間もないサイトや、エラー発生や禁止事項に触れるコンテンツの多いサイトでは、特に注意が必要です。
インデックス登録がされているかは、Googleサーチコンソールの「URL検査」から確認できます。
登録されていない場合は、問題点を修正して、再度クローラー巡回の申請を行いましょう。
Googleにサイトを登録する方法とは?登録を確認する方法や登録できない時の対処法
ランキング
無事にインデックス登録されると、そこから実際の検索順位が判定されます。
そのアルゴリズムは完全には公開されていませんが、競合サイトの類似コンテンツを研究することで、対応策が見えてくるでしょう。
足りない要素やキーワードを追加し、被リンクなどの拡充も目指してください。
この時点で好評価を得られると、検索順位に加えてSERPsで表示される可能性も高まります。
ただし、実際にどのサイトからどの情報をSERPsで使うのかは、通常のランキングの決定要因とイコールではありません。
特に強調スニペットなどは、検索順位2位以下のサイトから引用されることも多くなっています。
Googleアルゴリズムとは?仕組みやランキング要因、アップデートの歴史を解説
SERPsの機能を考慮したSEOの考え方
SERPsで表示されるための対策や、SERPsそのものに対する考え方としては、下記のような内容が必要となってくるでしょう。
ゼロクリックサーチの拡大に備える
SERPs機能が進化するほど、ゼロクリックサーチが拡大するでしょう。
ゼロクリックサーチはゼロクリック検索とも言われ、外部のWebサイトにアクセスせず、SERPだけで検索を終わらせることを指します。
ゼロクリックサーチが進むほど、自社サイトへの流入率が減ってしまうのが難点です。
SERPs対応をすることで一定の挽回は望めますが、SNSの運用など、検索エンジン以外の対応を強化しなければなりません。
記事コンテンツSEO対策
100のチェックリスト
競合サイトを調査する
SERPs機能が情報元として利用するのは、その多くが既存サイトに含まれている情報です。
特に、タイトルやディスクリプションに含まれているキーワードは重要であり、上位表示されている競合サイトの調査は欠かせません。
また、画像や図版、動画なども重要な引用元です。
テキストであるキーワードだけでなく、視覚的なコンテンツの使い方も研究しましょう。
SEO競合サイトの調査方法とは?他社サイト分析に役立つ無料ツールも紹介
SERPs対策を強化する
競合調査を踏まえて、それを超えるコンテンツ作りを目指しましょう。
ポイントは、SERPsに引用される情報の対策強化です。
例えば、下記のような施策が考えられます。
外部へのコンテンツ展開の強化
SERPsでは自社コンテンツに限らず、YouTubeやX(旧Twitter)への投稿から情報を画面に引用します。
それらの媒体に良質なコンテンツを投稿するのは定石です。
音声コンテンツの強化
スマホでの音声認識に加え、生活家電などでも音声での制御が進んでいます。
特に最近ではAIの進化や浸透により、音声への対応はこれまで以上に一般化する可能性が高いでしょう。
FAQやHowToなどリッチリザルト向け情報の強化
SERPsでは、サイト内の「FAQ」や「よくある質問」がリッチリザルトに活用される機会が少なくありません。
コンテンツとして拡充させると同時に、構造化データのマークアップを行い、それが「質問」「回答」のセットになっていることをクローラーに伝えましょう。
またレシピなどに代表される「HowTo」情報も重要です。
画像を含めることで掲載されやすくなりますし、画面上のスペースも占有できます。
要点の箇条書きの強化
強調スニペットの特徴に、決められたスペースに回答を収めなくてはならない制約があります。
そのため、要点を簡潔に箇条書きすることで、強調スニペットに採用される確率が高まるのです。
特に、重要な見出しのすぐ下に要点を箇条書きでまとめると、効果が高いでしょう。
構造化データとは?SEOに影響のある種類一覧やマークアップ支援ツール、テストツールを紹介
SERPsの要素分析ならNobilistaがおすすめ
SERPs対策で欠かせないキーワード調査において、大いに役立つのが「Nobilista(ノビリスタ)」です。
Nobilistaなら、以下のようなことがすぐに可能となります。
継続的な検索順位の記録
SEOの根幹的な成否のポイントは、キーワード調査です。
ユーザーが求める検索意図はキーワードに集約され、そのキーワードに対する回答の精度が満足度や検索順位に直結します。
重要なキーワードにおいて自社の検索順位がどうなっているか、継続的に計測していかねばなりません。
検索順位チェックツール「Nobilista」は、大量のキーワード順位を365日、継続的に計測します。
検索ボリュームやSEO難易度も取得できるので、サイト改善に大きく寄与することでしょう。
さらに、競合サイトの順位も同時に測定し、パフォーマンスを比較できます。
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SERPsにおける表示の状況
この記事で紹介したように、SERPs機能は多岐に渡ります。
その全てに対し、しかもキーワードごとに自社サイトの状況を確認するのは、手作業では不可能に近いでしょう。
しかし「Nobilista」なら、SERPs機能でどのような要素が出ているかが分かります。
具体的には、下記のような各要素情報を獲得できるのです。
キーワード単位で個別の情報を確認することで、今後の施策が的確になります。
これからの検索エンジン対応は、従来のオーガニック検索だけでは不十分と言わざるを得ません。
SERPsへの対策も重視して、サイト運営を進めていきましょう。
チームでの運用メリット
サイト運営やSEO対策は、特定の個人ではなく、チームで担う方が良いでしょう。
その点、クラウド型の「Nobilista」は、複数のスタッフでの利用がスムーズです。
- スタッフのPCへのインストールが不要
- ブラウザ上で利用するので、利用環境を問わない
- スマホやタブレットでも使えるので、外出先でも利用可能
- 共有用のURLで、データの共有やクライアントへのレポートも簡単
- キーワードごとにメモを残せるので引き継ぎも確実
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