365日完全自動でキーワード順位を計測
PC立ち上げ不要の検索順位チェックツール
Nobilista(ノビリスタ)はブラウザ上で動くクラウド型検索順位チェックツールです。
- PCへのインストール不要
- Macにも対応
- 毎日自動で検索順位を取得
- 検索ボリューム・SEO難易度を取得
- 順位をモニタリングしやすいインターフェイス
今なら7日間限定で検索順位チェックツール「Nobilista(ノビリスタ)」を0円で利用できます。
この機会にぜひNobilistaをご利用ください。
SEO
公開日2023年6月19日
更新日2023年09月12日
甲斐龍之介
SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動。
ローカルSEOとは、「池袋 美容室」や「原宿駅 歯医者」「ミスド」といった特定の地域に関する、または現在地を反映した検索結果で上位表示を目指すSEO施策のこと。
また、ローカルSEO(MEO対策)は、サービス対応エリアや自分のお店がある地域での「知名度」を上げる「ローカルマーケティング」のひとつともいえるでしょう。
まさに、飲食店、美容室、歯医者といった競争の激しいローカルビジネスや店舗ビジネスにおすすめの施策です。
なお、本記事では「ローカルSEO=MEO」としています。
ということで、今回のNobilistaブログのテーマは「ローカルSEO」です。
以下の内容についてわかりやすくお伝えします。
ローカルSEO・MEO対策に興味がある方は、セミナーや講習を受ける前にまずは当記事をご覧ください。
この記事を読むだけで、ローカルSEO(MEO対策)の基礎はマスターできたといえるでしょう。
\本日より7日間限定/
クラウド型の検索順位チェックツールが無料で使い放題
SEO対策を行なう際は、必ず検索順位の計測が必要です。
SEO対策をする前と後で順位の変化を確認することで、SEO対策の効果測定が行いやすくなります。
また、検索順位を毎日記録するなら、当社で提供している検索順位チェックツール「Nobilista(ノビリスタ)」がおすすめ。
現在、7日間限定で0円で利用できるトライアルを実施中。
まずは本日から7日間、無料で順位チェックツールを試してみませんか?
ローカル検索とは?順位が決まる仕組みや表示順位の調べ方、広告出稿の方法を解説
ローカルSEOとは、「特定のエリア」や「現在地周辺」に関する情報を調べる検索キーワードで上位表示を目指すことです。
特定のエリアや現在地周辺に関する情報を求める検索キーワードとは、たとえば以下のようなキーワードです。
「大阪 たこ焼き」であれば「大阪で人気のたこ焼き屋がどこか知りたい(行きたい)」という気持ちから検索する方が多いでしょう。
大阪でたこ焼きをビジネスにしているのであれば、まさにこの「大阪 たこ焼き」というキーワードで上位表示ができれば、高いビジネス効果が期待できるというわけです。
ここからは、より深くローカルSEOの意味について理解していきましょう。
そもそもSEO(検索エンジン最適化)とは、検索エンジンに適した形にWebサイトを整えることをいいます。
この意味が転じて、検索上位にWebサイトを表示させることや施策自体を指すようになりました。
ローカルSEOは、SEOのなかの施策のひとつです。
SEOにはほかにも、テクニカルSEOやコンテツSEO、内部対策、外部対策といったさまざまな種類の施策があります。
ローカルSEOがほかのSEO施策と大きく違う点は、ビジネスによっては優先度が低いという点です。
たとえば、ECサイトのようなビジネス。
店舗がなく、検索されるローカル情報が存在しないため、ローカルSEOに注力する意味はほとんどないでしょう。
そもそも、ローカルSEOでは、おもに「Googleビジネスプロフィール」というツールを使います。
「Googleビジネスプロフィール」は、店舗がなければ使用できません。(ただし運営会社のオフィスは登録可能)
まさに、ローカルビジネスや店舗ビジネスといったローカルマーケティングに特化したSEOといえるでしょう。
SEO対策とは?初心者にもわかりやすく上位表示の基本的なやり方を解説
地域ワードで上位表示するとは、具体的にどのような状態を指すのでしょうか。
実のところ、ローカルSEOの定義は明確でありません。
そのため、Google検索においてどの部分を対策の対象とするかは、人によってさまざまな意見があります。
ただ、おおよそ以下のいずれか、またはどちらとも対策するものだと覚えておけばまず問題ないでしょう。
Googleは、ユーザーがローカル情報を求めていると判断したとき、最適な情報を提供できるよう通常とは異なる検索システムを使用します。
それが「ローカル検索」です。
「ローカル検索」とは、特定の地域や現在地に基づいた検索結果を出す検索システムです。
例えば、以下のようなキーワードはローカル検索の対象になります。
ローカル検索の特徴は、地域や現在いる場所によって検索結果が変わる点。
たとえば、地名が指定されていない「人気のイタリアン」というキーワードでも、ローカル検索が働き、自動的に現在地付近の情報が表示されます。
キーワードの検索意図によっては、ローカル検索が強力に働いていることがわかります。
話を戻すと、ローカルSEOでまず目指したいのはこのローカル検索で「自分のWebサイト」を「自分のビジネスに関係するキーワードで」上位表示させることです。
そのためには、まず自分のビジネスに関係する地域ワードを把握して、Webサイトをそのキーワードのローカル検索に適した形にしなければなりません。
ローカル検索とは?順位が決まる仕組みや表示順位の調べ方、広告出稿の方法を解説
ローカルSEOでもうひとつ対策の対象となるのが「ローカルパック(マップパック)」です。
▼スマホ検索でのローカルパック
「ローカルパック」とは、検索結果の上部や間に表示される、Googleマップと3つのビジネス情報がセットになったボックス要素(パック)です。
ローカル検索、つまり地域ワードでよく表示されます。
このローカルパックに、自分のビジネス情報を表示させることが、ローカルSEOのふたつ目の目標といえるでしょう。
もし外部のSEOコンサルタントや代理店にローカルSEOを依頼する際は、念のため具体的にどこまで対応してくれるのか確認することをおすすめします。
話を戻すと、Nobilistaにおいては、ローカルSEO(MEO)の定義を「ローカル検索でWebサイトを上位表示すること」。
そして「ローカルパックにビジネス情報を表示させること」。
この2つを対策することと定義して、話を進めていきたいと思います。
ローカル検索とは?順位が決まる仕組みや表示順位の調べ方、広告出稿の方法を解説
ローカルSEOは、地域に根差したサービスやビジネスをおこなっている事業者におすすめの施策といえます。
つまり、サービスやビジネスのターゲットが「地元の人々」または「観光などで訪れる人々」です。
地名や駅名、ランドマークとともに検索されそうなサービス、ビジネスを展開している方とも言い換えられるでしょう。
ローカルSEOと相性の良いビジネスの例は次のとおり。
結論からお伝えすると、ローカルSEOとMEOはほぼ同じものです。
定義によっては、ローカルSEOはMEOを内包しているといってもよいでしょう。
MEO(マップエンジン最適化)とは、Googleマップの検索結果で上位表示を目指すことです。
すでにお話したとおり、ローカルSEOもまたローカルパックの対策をおこなう施策。
MEOとローカルSEOの違いをあえてあげると、MEOでは地域ワードでWebサイトを上位表示させることは対策に含まれていません。
とはいえ、ネット社会の現代では、Webサイトの質(検索順位)にも、ある程度の力を入れる必要があります。
というのも、GoogleがWebサイトの質(評価)もローカルパックの順位に影響すると明言しているからです。
つまり、ライバル店や競合他社の多いビジネスでは、MEOだけでは不十分。
SEOもおこなう必要があります。
結局、MEOもローカルSEOもやることは変わらない・同じという点では「ローカルSEO=MEO」なのです。
SEOは基本的に海外の方が進んでおり、SEOに関する情報も遅れて輸入されることが多々あります。
MEOという言葉が先に広まり、そのあとローカルSEOが入ってきたという感じかもしれません。
MEOとは?対策のやり方 やGoogleマップで上位表示する仕組み
地域ワードおよびローカル検索に表示される「ローカルパック(マップパック)」。
実は、微妙にデザインが異なっていることにお気づきでしょうか。
今回は、代表的な 3種類のローカルパックを紹介したいと思います。
画像が付いているローカルパックです。
画像があることで、有益となる地域ワードによく表示されます。
たとえば、商店、飲食店、観光地・娯楽施設など。
星評価やクチコミ・レビューの内容など「評価情報」が目立っているローカルパック。
ただし画像がありません。
画像が必要ないと判断された地域ワードに多いようです。
歯医者などの病院・クリニックや美容室(ヘアサロン)、塾や習い事などのスクールに関するキーワードは、レビュー評価付きローカルパックがよく見られます。
ABCと「アルファベット」が載っているローカルパックです。
特徴は、評価情報も画像もなく、シンプルなビジネス情報のみという点。
たとえば「サイゼリア」「ローソン」といったブランド名のみ、「郵便局」「コンビニ」といった事業名のみの検索でよく表示されます。
「ナレッジパネル」とは、特定の店舗や企業に関する情報を調べた際に出てくるビジネス情報のボックスです。
店舗名や企業名に完全一致しているキーワードか、店舗や企業が連想されるキーワードで検索するとナレッジパネルが表示されます。
ナレッジパネルの基本的な情報は、後述する「Googleビジネスプロフィール」から収集されます。
ローカルSEOにも関係している、といえるためぜひ覚えておきましょう。
ちなみに、このような店舗名をはじめ、商品名・サービス名・企業名など、自身のビジネスと紐づいている「固有の単語」で検索されることを「指名検索」といいます。
まさに、ユーザーがその店舗や企業を「指名して検索している」ためこのように呼ばれます。
指名できるということは、ユーザーが存在を知っているということ。
つまりは、指名検索数が多いほど、多くの人に存在が知られている(知名度が高い)と考えられます。
そのため、認知度(知名度)を測るひとつの指標となるのが、この指名検索数なのです。
この知名度は、ローカルSEOにおいて重要な指標のひとつ。
ローカルビジネスや店舗ビジネスをされている方は、ぜひ指名検索を意識してみてください。
よほどの問題がなければ、指名検索のキーワード(指名ワード)で上位をとるのは難しくありません。
むしろ、指名ワードで上位表示ができていない場合は、Webサイトに何らかの問題があると考えましょう。
指名検索とは?増やし方や指名検索数の調べ方、SEOで重要な理由を解説
ローカルSEOをおこなうメリットや期待される効果を見てみましょう。
ローカルSEOで対策するローカルパックは、高い確率で検索結果の上部、つまり目立つ場所に表示されます。
そのため、ローカルパックに表示されれば、多くのユーザーの目に入り、店舗やサービス内容を知ってもらうことができるでしょう。
どれくらいの人に見てもらえるかは、キーワードが検索された数(検索ボリューム)でおおよそ予測ができます。
検索ボリュームの調べ方とは?無料ツールを用いたGoogle検索ボリュームの調べ方を解説
ローカルSEOは、ほかのSEO施策やリスティング広告に比べて、初期投資が少なく済みます。
たとえば、ローカルSEO・MEOで使用するGoogleビジネスプロフィール。
こちらは「無料」で登録および使用ができます。
ローカル検索をおこなうユーザーは「買いたい」「行きたい」といった行動意欲が高い傾向にあります。
たとえば「大阪 たこ焼き」と調べるユーザー。
たこ焼きを食べようか迷っている段階ではなく、たこ焼きが食べたいと強く思い、条件に合えばすぐにでも買おうと思っている人ではないでしょうか。
つまり、たこ焼きを購入してくれる確率の高い人物です。
これがたとえば「たこ焼き 具 おすすめ」であれば、たこ焼きを買いたいのではなく、どのような具がおいしいか、おすすめを知りたい人と考えられます。
どちらかといえば、購入する意欲は低いといえます。
検索意図とは?分類や調べ方、分析に役立つSEOツールを紹介
ローカルパックには、さまざまな機能が搭載されています。
たとえば、電話や席の予約、デリバリーのオンライン注文もローカルパックから可能。
「行きたい」「電話してみたい」と思ったユーザーの行動を瞬時に叶えたり、後押ししてくれたりと、まさに行動意欲を成果に直結させてくれるうれしい機能といえるでしょう。
ローカル検索は地域が絞られるため、その分一般の検索よりもライバル(競合サイト)が少なくなります。
たとえば、以下の4つのキーワードの表示件数(検索結果の数)を見てみましょう。
地名を絞る(ローカル検索をねらう)だけでも、約2千万近くライバルが減りました。
そして「イートイン」という単語を追加しただけでも、さらに数が減っています。
逆に考えると「イートイン」という補足情報を追加できずに、ビジネスチャンスを取り逃がしているWebサイトがいかに多いかわかる数字ではないでしょうか。
まさにローカルSEOは、Webサイトがあふれている今でもユーザーを呼び込むことができる魅力的な手段といえます。
ローカルSEOで知っておきたいのが、Googleも公式でアナウンスしている「ローカル検索結果の順位が決まる仕組み」です。
どのような要素から、ローカル検索の順位が決められているか。
実はGoogle自身が、そのヒントを提示してくれています。
その要素というのが以下の3つです。
「関連性」とは、検索意図つまりユーザーがお店や企業に求めている条件と、Googleが認識しているビジネス情報がどれくらい合致しているかです。
つまり、ユーザーが求める条件と一致していればいるほど、上位表示できる可能性が高くなります。
さきほどの「大阪駅 たこ焼き イートイン」というキーワードで考えてみましょう。
ユーザーの提示している条件とは「大阪駅周辺かどうか」「たこ焼きがあるかどうか」「イートインできるかどうか」です。
これらの条件を、Googleは手元にあるビジネス情報と照らし合わせて判断しているのです。
Googleが照らし合わせるビジネス情報とは、たとえばGoogleビジネスプロフィールへの登録内容です。
しかしおそらくそれだけではありません。
ユーザーが投稿したクチコミやレビューの内容、Webサイトからの情報も参考にしていると考えられます。
そのため「イートイン」のように、ターゲットに刺さる情報をいかに発掘して盛り込むか。
このキーワードの発掘はとくに、ローカルSEO成功へのカギといえるでしょう。
ユーザーの現在地、もしくは指定された地点からの「距離」も、ローカル検索における重要なランキング要素です。
基本的に、現在地周辺のエリア情報、またはキーワードで指定された地点から近い場所の情報が優先的に上位表示されます。
ただ、距離が離れていても、関連性が高い情報がある場合は「関連性の高さ」が優先されるようです。
たとえば、沖縄にいても「網走監獄」と調べたら、北海道の「博物館 網走監獄」の情報が上位に表示されるでしょう。
それは検索意図から「関連性の方が優位に立つべき」とGoogleが判断しているからです。
Googleが距離を正確に測るには、もちろん店舗や企業の所在地を「正確に」把握している必要があります。
そこでローカルSEOでは、自身がビジネスをおこなっている場所やサービス対応エリアを強調して伝え、地名や地域と紐づけてもらう施策をおこなっていきます。
たとえば、以下のような施策が挙げられるでしょう。
「視認性(知名度)の高さ」は、ネームバリューと言い換えるとわかりやすいかもしれません。
あなたのビジネスがどれほど知られているかは、ローカル検索結果の順位にも反映されます。
Googleによると、以下の要素が視認性に関係するようです。
「記事」とは、すでにWebサイトや記事の品質を指す「SEO」とあることから、他サイトでの言及(サイテーション)の数やその内容を指していると考えられます。
また、Googleの発言にはありませんでしたが、おそらくさきほどお伝えした指名検索も、知名度の評価に含まれるのでないかと個人的には思っています。
以上、3つの要素を踏まえて、次にローカルSEOのやり方を見ていきましょう。
ここからは、ローカルSEO(MEO)で上位表示するための「13の施策」を紹介します。
「関連性」の対策 | ・Googleビジネスプロフィールを「充実させる」 ・Googleビジネスプロフィールへ「画像」を投稿する ・Googleビジネスプロフィールの「投稿」を更新する ・お店や企業の「売り」を盛り込む ・ターゲットの「不安」を解消する |
「距離」の対策 | ・地名(市区町村)や駅名など「地域ワード」を盛り込む ・GoogleマップをWebサイトに埋め込む |
「視認性の高さ」の対策 | ・クチコミ・レビューを書いてもらう仕組みを作る ・クチコミ・レビューに返信をする ・「ローカルメディア」や「ローカルサイト」に情報を掲載してもらう ・「クチコミ・レビューサイト」に情報を掲載してもらう ・Webサイトは基本的なSEO対策をおこなう ・被リンクとサイテーションの獲得に取り組む |
ローカルSEO(MEO)の順位を上げたいという方は、ぜひ上記をすべて取り組むようにしましょう。
「Googleビジネスプロフィール」とは、Googleが提供する「無料」のビジネス情報作成ツールです。
以下の情報の一部は、Googleビジネスプロフィールの内容が反映されています。
ローカル検索では、Googleビジネスプロフィールの内容が充実しているほど、関連性があることをGoogleにアピールすることができます。
ローカル検索結果は、検索語句との関連性が十分に高いものが表示されるため、ビジネス情報の内容が充実しているほど、検索語句と一致しやすくなります。
引用:Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法
そのため、まずはGoogleビジネスプロフィールの項目を「すべて埋める」ことを目標にしましょう。
Googleビジネスプロフィールに掲載する画像は、多ければ多いほどよいと考えましょう。
お店や企業によっては、数百枚と画像を掲載しているところもあるようです。
Googleビジネスプロフィールで画像が掲載できる場所は、以下の5か所。
いずれも、まずはスマホで撮影した写真でかまいません。
どんな写真を撮ったらよいかわからない、という方は以下のアイデアを参考にしてみてください。
Googleビジネスプロフィールでは、SNSのような投稿機能があります。
投稿機能を使って、お知らせや情報を積極的に配信してみましょう。
どのようなことを書けばよいかわからない、という方は以下の投稿ネタを参考にしてみましょう。
お店や企業の「売り」をキーワード化して、積極的に盛り込みましょう。
盛り込みたい場所は以下です。
たとえば、ある2つのトルコ料理店の説明文を見てみましょう。
トルコ料理を提供しています。
トルコ人夫婦が作る、本格的なトルコの伝統料理・菓子が食べられるお店です。
バクラヴァやトルコアイス、トルココーヒー、チャイなどトルコスイーツの種類も豊富。
喫茶としてもぜひご利用ください。
どちらが行きたいと思えるか、魅力的に感じるかは言うまでもないと思います。
ただ、それだけではなく、2番目の文章には「バクラヴァ」「トルコアイス」「トルココーヒー」とニッチなキーワードが含まれていることにお気づきでしょうか。
もしユーザーが「おいしいバクラヴァが食べられる店」と調べても、1番目の説明文ではGoogleはバクラヴァがあるお店とは認識できません。
Webサイトに記載したり、誰かがクチコミやレビューで書いたりしない限り、Googleは「バクラヴァ」というキーワードとお店を関連付けてくれないでしょう。
ターゲットとなる人物の「不安」を解消し(または希望を叶えて)、安心して来店やお問い合わせしてもらえるような情報を、GoogleビジネスプロフィールやWebサイトに記載しましょう。
なぜなら、検索されるキーワードとは「不安や希望を言語化したもの」だからです。
たとえば、飲食店でターゲットが「子ども連れのお母さん」だった場合。
外食の際に、どのような不安や希望があるのでしょうか。
試しに「上野 ランチ 子連れ」をキーワードツール(検索キーワードを出すツール)で調べてみると「上野 離乳食持ち込み ランチ」というキーワードを見つけました。
つまり、外食する際に離乳食は持ち込めるか(持ち込みたい)という不安や希望があるようです。
ユーザーが何に不安を感じているか、どのような希望を持っているのかを考えて情報を盛り込むことで、ユーザーへの訴求力を上げることはもちろん「上野 離乳食持ち込み ランチ」といった検索キーワードとの関連性も高めることができます。
キーワードツールはひとつの参考となりますが、それだけではなくユーザーになりきって考えることもまた大切です。
そして不安や希望以外にも、ターゲットが気になる情報や魅力的に感じる情報なども考えてみましょう。
【無料あり】キーワードツールおすすめ9選!Google検索ワード調査ツールの使い方と注意点
上位表示した「地域ワード」をGoogleビジネスプロフィールやWebサイトに積極的に盛り込みましょう。
地名や地域の入ったキーワードとの関連性を強め、Googleがその場所とビジネスを紐づけられるようになります。
ニュースや記事では、地域ワードを意識したコンテンツを作ってしまう、というのもひとつの手です。
上記のようなコンテンツであれば、自ずとキーワードが入れられるため、地域ワード対策におすすめ。
Webサイトへ地域ワードを盛り込むときは、目立つ場所に入れてください。
たとえば、以下のような場所です。
SEOキーワードの入れ方とは?検索キーワードの設定方法と確認ツールを紹介
Googleマップは、Webサイトに埋め込むことができます。
サービス対応エリアやアクセス、店舗情報・店舗一覧ページに埋め込み、Googleマップとの関連付けを強めましょう。
GoogleマップをWebページに埋め込む方法は次のとおりです。
クチコミやレビューなどの外部評価は「視認性(知名度)の高さ」にかかわります。
いずれも声かけをおこない、ユーザーに投稿をお願いしてみましょう。
とくに、Googleレビューの数や評価は、Googleがローカル検索のランキング要素だと明言しています。
Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。
クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。
引用:Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法
とはいえ、お客さまからするとクチコミやレビューの投稿は、面倒であり、忘れてしまいがち。
そのため、クチコミやレビュー投稿をお願いする前に、ひと工夫することをおすすめします。
とくに2つ目の「『待ち』の時間に声かけをする」がポイント。
基本的に、クチコミやレビューが書きやすいのは「手持ち無沙汰でスマホを持っている」とき、つまり「待たされている状態」です。
飲食店であれば、混雑時の待ち時間や料理やデザートが来る前、会計待ちの間など。
また、飲食店のクチコミやレビューが、かならずしも料理の感想でなければいけないというルールはありません。
例えば、「駐車場が広くてよかった。」「待っている間の店員さんの対応がよかった。」などは料理の評価ではないものの、十分価値のあるクチコミではないでしょうか。
もちろん、いきなりクチコミやレビューをお願いしても「料理もまだ来てないのに?」となるので、以下のように、どういった感想を書いてほしいのかをかならず伝えるようにしてください。
「ご来店ありがとうございます。よろしければお料理お待ちの間、当店の第一印象を参考にしたいので、ぜひこちらからクチコミの投稿をお願いいただけないでしょうか。」
もらったクチコミやレビューに返信することも、非常に大切です。
Googleも以下のとおり、クチコミに返信することを推奨しています。
クチコミに返信することで、ユーザーの存在やその意見を尊重していることもアピールできます。
ユーザーから有用で好意的な内容のクチコミが投稿されると、ビジネスの存在感が高まり、顧客が店舗を訪れる可能性が高くなります。
引用:Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法
またトリップアドバイザーの数万件を対象にしたホテルのクチコミ調査では、お店や企業からの返信率が高いとレビュー評価も高くなる傾向にあるということがわかっています。
この返信の内容も、どのようなものにするかが重要。
たとえば、良いクチコミやレビューをもらった際は、感謝の言葉とともにまた来たくなるようなフック(PR)を盛り込むとリピーターやファンになってくれる可能性があります。
良い評価をもらった際の返信で盛り込みたい内容は次のとおりです。
ビジネスがかかわる地域や地名のローカルメディアやローカルサイトに、ビジネス情報が掲載されること(取り上げられること)も、ローカルSEOでは効果が期待できます。
おすすめのWebサイトは以下です。
場合によっては、後述の被リンクやサイテーションの獲得にもつながります。
ビジネスが関係する業界のクチコミ・レビューサイトへの情報掲載も「視認性(知名度)の高さ」の観点で有効です。
クチコミ・レビューサイトとは、食べログやホットペッパービューティー、トリップアドバイザーのような情報サイトを指します。
サイトの探し方は「競合の名前+レビュー」と検索しましょう。
たとえば「飲食店 レビュー」「松葉 串カツ レビュー」と検索すると「食べログ」や「ぐるなび」「Retty」が表示されます。
「美容室 クチコミ」であれば「ホットペッパービューティー」が上位表示されました。
ぜひ自分のビジネスに合った、クチコミ・レビューサイトを探してみてください。
WebサイトのSEOも、ローカルSEOの「視認性(知名度)の高さ」にかかわっています。
ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。
引用:Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法
そのため、ローカルSEOとSEOはセットで対策すると効率的でしょう。
実際、ほかのSEO施策と重なる部分も多いため、SEOの基本についても一緒に理解しておくことをおすすめします。
SEO対策とは?初心者にもわかりやすく上位表示の基本的なやり方を解説
被リンクやサイテーションは、外部施策(SEO外部対策、外部SEO)の代表的な施策です。
同時に「視認性(知名度)の高さ」に関係するローカル検索の評価要素でもあります。
ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も視認性の高さに影響します。
引用:Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法
サイテーションの獲得方法は、以下の記事を参考にしてください。
サイテーションとは?SEO効果や獲得方法、数量の調査方法を解説
ローカルSEO対策で役立つおすすめのツールを「3つ」ご紹介します。
プラン名 | エントリープラン※ |
料金(月額) | 3,278円〜 |
計測可能キーワード数 | 8 |
順位取得範囲 | 1〜20位 |
登録アカウント | 1アカウント |
特許も取得している任意の地点(地域)のローカル検索順位がチェックできる、ローカルSEOツール「MEOチェキ」。
ほかにもGoogleビジネスプロフィールの投稿を事前に設定できる「投稿予約機能」や返信の文章を4パターン用意して使い分けられる「クチコミ自動返信」などがあります。
プラン名 | パーソナルプラン※ |
料金(月額) | 990円 |
計測可能キーワード数 | 150 |
順位取得範囲 | 1位〜100位 |
登録アカウント | ・同時ログイン可能 ・共有URLの発行可能 |
クラウド型キーワード自動順位チェックツール「Nobilista」。
弊社のNobilistaは、ローカルSEO(MEO)に特化しているわけでなく、どちらかといえば通常のSEO対策で使われることが多いです。
ただし、登録しているキーワードの検索結果に、ローカルパックやナレッジパネルといったボックス要素の有無がわかる「検索結果の特徴」という機能が搭載されています。
▼Nobilistaの「詳細レポート」に表示される「検索結果の特徴」
▼対応している「37個」のボックス要素
Nobilistaは、7日間のトライアルを行っています。
気になる方はぜひお試しのうえご検討ください。
クレカ登録不要で7日間使い放題
店舗数 | 1~9店舗※1 |
料金(1店舗) | 1,500円〜 |
計測可能キーワード数 | 6 |
順位取得範囲 | 1〜20位 |
登録アカウント | 1アカウント |
複数の店舗を持っている方におすすめなのが「MEO Analytics」です。
その特徴は、Googleビジネスプロフィールの操作が、すべてまとめて一括でできてしまう点。
たとえば、クチコミの一括返信やビジネス情報の一括変更など、複数の店舗ビジネスをおこなっている方にとっては、痒い所に手が届くツールといえるでしょう。
また、クチコミの件数など複数店舗のデータを「比較」することも可能です。
ローカルSEO(MEO)対策をおこなっていくうえで、注意点したい点はこちらです。
低評価のクチコミやレビューは放置せず、かならず返信をおこなってください。
でないと、見た人が信じてしまうからです。
このとき、感情に任せて強気な返信をしたり、皮肉交じりに言い返すのはやめましょう。
強気な返信や反論は、クチコミを見た人にネガティブな印象を与えてしまいます。
そこでおすすめしたいのが、相手が逆に申し訳なくなるほど、ていねいでスマートな対応をおこなうことです。
最後のポイントは、主張や事実を伝えると、そういった意図はないのに高圧的な態度や厳しいもの言いに受け取られることがあるからです。
低評価・悪いクチコミ・レビューをもらった際の返信の例文は次のとおりです。
△△様へ
この度は当館のご利用、誠にありがとうございました。
そして、従業員が高圧的な態度だったとのことで、ご気分を害されましたこと心よりお詫び申しあげます。
おそらくマスクをしていたこともあり、笑顔がわかりづらく誤解を与えてしまったのではないでしょうか。
当人には、マスク越しの場合はいつも以上に笑顔を意識しなければ、宿泊者様に誤解を与えてしまう旨を再度指導しております。
この度は、ご不快な思いをおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
今回の△△様のご意見を重く受け止め、現在従業員の自慢の笑顔が伝わるよう、マスクからフェイスシールドに変えられないか検討しております。
貴重なご意見、誠にありがとうございました。
本件はほかの従業員へも周知徹底し、宿泊者様が快適にお過ごしいただけますよう、あらためてサービスの改善に活かしたいと思っております。
支配人○○
基本的にビジネス情報の「NAP」はすべて統一させるようにしましょう。
「NAP」とは「名前(Name)」「住所(Address)」「電話番号(Phone)」の頭文字です。
とくにGoogleビジネスプロフィールとWebサイトのNAPは、かならず統一させてください。
たとえば、Googleビジネスプロフィールでは「ノビリスタ」。
Webサイトでは「Nobilista」。
このように表記ゆれをしていると、Googleはうまくビジネスを関連付けることができなくなります。
カタカナ、アルファベット、漢字(漢数字)、ひらがなと登録している名前に間違いはないか、統一されているかよく確認しましょう。
ローカルSEOの対策方法で、さまざまな場所にキーワードを盛り込むことを意識するようお伝えしました。
ただし、Googleビジネスプロフィールの「ビジネス名」つまり店名や屋号には、キーワードを入れてはいけません。
Googleは、正式名称を付けるよう言及しています。
実際のビジネスで一貫して使用し、認知されている(看板やビジネスレターなどで使用している)ブランド名を使用します。
(略)
オンラインでユーザーに見つけてもらうには、正確なビジネス名(店舗、ウェブサイト、ビジネスレターなどで一貫して使用し、顧客に認知されている、実際のビジネスの名称)を使用します。
引用:Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン
キーワードは基本的に、Googleビジネスプロフィールの投稿やビジネス情報(説明文)またはWebサイトのコンテンツに盛り込みましょう。
Googleビジネスプロフィールのビジネス説明欄には、過度な販売フレーズを入れないようにしましょう。
・特別キャンペーン、特別料金、特典などを過度に強調するコンテンツ
たとえば、「すべて 50% 引き」、「地元で一番人気のベーグルが 500 円!」などのフレーズは使用できません。
引用:Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン
「該当するコンテンツは公開できません」とあるので、ガイドライン違反と判断された場合は非公開となるようです。
ローカルSEO(MEO)でよくある質問にお答えします。
ローカルSEOとMEOは、ほぼ同じものです。
ローカルSEOとは、特定の地域や現在地周辺の情報といったローカル情報を求めるキーワードで、Webサイトの上位表示を目指すことです。
また、ローカルパック(マップパック)への表示を指すこともあります。
ローカルSEOは、SEOのなかの施策のひとつです。
同じ上位表示を目指す施策ですが、ローカルSEOはローカル情報の検索結果に特化した施策といえます。
ローカルSEOのメリットは、地域が絞られてライバルサイトの競合が減ること。
またローカル検索をおこなうユーザーの行動意欲は高いため、ビジネスのアプローチがしやすいという点もメリットのひとつでしょう。
ほかにもローカルパックには、電話や席の予約ができる機能もあるため、意欲の高いユーザーをさらにスピーディに後押しできるという相性の良さも利点のひとつです。
まず、ローカルパックへビジネスを表示するには現状「3つ」の枠に入らなければなりません。
上位表示したい地域ワードの検索ボリューム数にもよりますが、ボリューム数が多いものはその分ライバルも多く、難易度は高いといえるでしょう。
Googleビジネスプロフィールの投稿とクチコミやレビューの対応は、継続しておこなわなければなりません。
何事も「継続させる」ことは難しいものです。
また、段々と投稿のネタが尽きるといった悩みを抱える方もいるでしょう。
そして、最終的にローカルSEOで上位をとるには、ほかのSEO施策にも対応しなくてはなりません。
つまり、ローカルSEO自体の初期投資は少ないものの、後ほどコストがかかる可能性もあるという点に注意しましょう。
ローカルSEOは、地域に根差したサービスやローカルでのビジネス、店舗ビジネスをしている事業者におすすめです。
ローカルSEOは、基本的に自分ひとりでできます。
Googleマップのサイト埋め込みに関しては、コーディング知識が必要になるので、それ以外であれば専門的な知識はほとんど必要ありません。
自分でできるSEO対策とは?やり方・手順や初心者におすすめのツールを分かりやすく解説
ローカルSEOに限らず、SEOを依頼した際の料金体系は「初期費用+成果報酬型(または月額固定型)」が基本。
ただし、ローカルSEO・MEO対策の場合は、初期費用がかからないところが多いようです。
「成果報酬型」とは、成果が出たら費用がかかるシステム。
多くは、指定していたキーワードが「上位○位内」に入ったら、その位置にいる日数分、費用がかかります。
ローカルSEOの成果報酬型の費用相場は「400~2,000円/日」。
一方で、月額固定型は成果が出ても出なくても、固定の金額を支払うというものです。
ローカルSEOの月額固定型の費用相場は「3万円~5万円/月」。
ただローカルSEOは、対応する内容によって金額が変わることも多いです。
ローカルパックへの表示か、Googleビジネスプロフィールの導入と運用か、Webサイトの上位表示か。
外部にMEOコンサルタントやローカルSEO会社に施策を依頼する際は、費用の内訳とともにどのようなことをやってもらえるのか、費用対効果をよく検討するようにしましょう。
SEO対策・コンサル会社おすすめ10社を比較!費用相場や選び方、悪質業者の特徴を解説
丸投げではなく、SEOに関する必要最低限の知識を自分も身に着けておくべきです。
多くの外注トラブルは、知識不足が原因といえます。
ぜひ、まずはSEOの基礎基本を以下の記事で触れてみてはいかがでしょうか。
SEO対策とは?初心者にもわかりやすく上位表示の基本的なやり方を解説
おすすめ記事一覧
新着記事
カテゴリ
※クレジットカードの登録は不要です。
※トライアル終了後の自動課金はありません。