SEO
公開日2024年4月30日
更新日2024年05月31日
SEO戦略とは?設計・立案方法や必要性を解説
甲斐龍之介
SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動。
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ビジネスの成功には戦略が欠かせません。
そして、それはSEOも同様です。
「SEO戦略」とは、SEOで成果を出すためにSEOの方針や方向性を定めたもの。
また、SEOを成功に導くための計画や道筋を指します。
Webサイト制作が当たり前となり、さらにSEOを実施する競合サイトが増えている今。
戦略的にSEOを実施する必要性は、ますます高まっていると言えるでしょう。
今回のNobilistaブログでは、このSEO戦略の重要性や設計方法について解説します。
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SEO分析とは?解析手順や見るべき項目、おすすめツールを紹介
SEO戦略とは
SEO戦略とは、戦略的にSEOへ取り組むこと、またはSEOを成功に導く戦略です。
- 自社に必要なSEOは何か
- どのSEOを優先し、注力すべきか
- どのタイミングでSEOに取り組むべきか
- どのようなSEOを実施すべきか
このような点を整理し、効率的にSEO成果を出すための計画や道筋とも言えるでしょう。
また、SEOの目的でもある上位表示には、常に競合サイトとの競争が欠かせません。
そのため、競合サイトに勝つために示す、SEOの方針や方向性もSEO戦略に含まれます。
改めて「SEO戦略」という言葉の意味を深掘りしてみましょう。
SEOとは?
SEOとは、オーガニック検索(自然検索)の最初にWebサイトを表示させるための様々な取り組みのこと。
ただし、本来の意味は異なります。
SEOの日本語訳が「検索エンジン最適化」という通り、検索エンジンがWebサイトを正確に理解できるよう「改善すること(=最適化)」が正しい意味です。
ひとくちにSEOといっても、実は様々な種類のSEOがあります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
SEO対策とは?初心者にも分かりやすく上位表示の基本的なやり方を解説
戦略とは?戦術との違い
戦略には、複数の意味が存在します。
- ある目的や目標を達成するために示す、方針や方向性
- 中期・長期的な計画の立案や設計(成功への道筋)
- それに伴うリソースの分配
一見、異なる意味同士に見えますが、上記はすべて地続きの関係にあります。
具体的な例と共に「戦略」という言葉の意味を改めて考えてみましょう。
戦略とは「方針」や「方向性」のこと
戦略とは、競争環境において、ある目的や目標を達成するための方針や方向性です。
経営戦略であれば「差別化戦略」や「価格戦略」など、競合他社との競争に勝つための経営方針や方向性となります。
「計画」や「道筋」「リソースの分配」という意味もある
さらに、目的や目標を達成するための中期・長期的な計画、道筋という意味もあります。
「価格戦略」という方針を示すことは、企業全体が「価格戦略」の方向を向き、歩みを揃えていくことになります。
ビジネスプランや事業計画も、もちろん価格戦略に則って考えなければなりません。
計画を立てることは、成功への道筋を考えることと同義でしょう。
また、ビジネスの計画を立てることは、企業が持つリソースをどこに、どのように分配するか、その選択とも言い換えられます。
戦略と戦術の違い
似ている言葉で「戦術」があります。
「戦術」の意味は、戦略を実行するための具体的な手段や方法です。
たとえば、低価格という価値を提供する価格戦略を実現させるには、具体的にどうコストを削減するか考えなければなりません。
このような、具体的な手段や方法にあたる部分が戦術です。
戦略と戦術の違いをまとめると、競争相手とどう戦えば勝利を掴めるか、その道筋を考え計画し、方針や方向性として打ち出したものが「戦略」。
そして、打ち出した戦略を具体的な方法や手段に落とし込んだものが「戦術」となります。
結論:SEO戦略は「SEOの勝ち筋」のこと
改めてSEO戦略とは何か、整理します。
SEO戦略とは、SEOを成功させるために以下を考えることです。
- 競合サイトに勝つために打ち出す、SEOの方針や方向性
- SEOを成功に導く計画、道筋
- SEOで成果を得るための、戦略的なリソースの分配
あえてひと言でまとめるなら「SEOの勝ち筋」でしょう。
SEO戦略が必要な理由
「とにかくブログを作ってみよう!」
このような、SEO戦略のないSEO。
つまり、戦略性のないSEOを実施するとどうなるのでしょうか。
見切り発車なSEOの問題点を見ていきます。
リソースが足りなくなり、SEOがとん挫する
SEO戦略がないことで、まずリソース不足が考えられます。
計画性のない、行き当たりばったりのSEOは非効率的です。
成果の出ない施策や効果の低い施策にもリソースを割き、コストの無駄遣いが多発。
そしてSEOは効果が得られるまでに時間のかかるWeb集客です。
検索順位が安定するまでに、早くても4か月~1年はかかります。
それが非効率でさらに時間がかかると考えれば、リソース不足になるのも当然でしょう。
リソースがない状態で無理にSEOを行っても、望む成果は得られません。
そのためSEO戦略のないSEOは、成果が得られないまま、または成果が出る前にSEOが継続できなくなることがほとんどです。
SEO対策の効果が出るまでの期間|改善施策が反映されるのはいつ?時間がかかる?
競合サイトに勝てず、上位表示できない
最初にもお伝えした通り、上位表示は常に競合サイトとの戦いです。
SEO戦略がない状態。
すなわちSEOの勝ち筋が見えない状態で上位サイトへ挑んでも、もちろん成果は出ません。
実際、昨今のGoogleは良質なコンテンツを高く評価する傾向にあり、その良質なコンテンツの定義には、独自性やオリジナリティ性といった要素が含まれています。
つまり、漠然と競合サイトを真似て作ったコンテンツでは、上位表示できないのです。
だからこそ、競合サイトと戦う方法、ずばりSEO戦略を考えなければなりません。
SEO戦略の立案・設計方法(記事メディア編)
まずは、ブログなど記事メディア(オウンドメディア)におけるSEO戦略の考え方から見ていきましょう。
- 記事メディア運営の目的を明確にする
- SEOの目標を具体的に設定する
- ターゲットユーザーの人物像を明確にする
- 対策キーワードを調査する
- 競合サイトを調査し、差別化方法を考える
- やるべきSEO施策を考える
- やるべきSEOに必要なリソースを確認する
- 優先順位を付けてSEOの実施スケジュールを立てる
- 記事メディアの運営体制を整理する
1. 記事メディア運営の目的を明確にする
改めて、記事メディアを運営する目的や理由を明確にしましょう。
「なぜSEOを実施するのか」とも言い換えられます。
そもそも戦略は、目的や目標を達成するためのものです。
肝心の目的が明確でなければ、効果的な戦略を考えることはできません。
よくある記事メディアの目的を見てみましょう。
- リードの獲得(潜在顧客の開拓)
- 見込み顧客の育成(リードナーチャリング)
- ブランド認知度の向上拡大
- 顕在顧客の後押し・利益獲得
- ファン(リピーター)を増やす・顧客満足度の向上
- 特定のイメージや印象を持ってもらいたい・ブランディング
記事メディアの目的によって、取るべきSEO戦略は変わります。
たとえば、潜在顧客と顕在顧客では、優先すべき対策キーワードが異なります。
SEO戦略を考えるためにも、改めて何のための記事メディアか考えてみてください。
2. SEOの目標を具体的に設定する
何をもってSEOが成功したと言えるか。
その条件となるのが、SEOの最終目標(ゴール)です。
記事メディアの目的を元に、SEOの目標を定めましょう。
目標を設定することで、やるべきこと、優先順位がはっきりします。
このとき、具体的な数値や計測可能な指標を用いた目標を設定してください。(KPI設計)
たとえば「オウンドメディアのブログから公式サイトへの新規ユーザー送客数を月間で5,000ユーザー以上」といったイメージです。
記事メディアのSEO目標でよく使われる指標は、以下の通り。
ただし「目指せ1万PV!」とふんわり決めるのではなく、運営目的に対してなぜその数値なのかを説明できるような、根拠に基づいた目標値を設定しましょう。
現状の数値を元に考えたり、複数の競合サイトの平均値を出して参考にしたり。
ハードルの高すぎる目標は、達成できないことでモチベーションも下がり、最終的には誰からも意識されないものとなってしまいます。
SEO対策のKPI設定の手順と指標を紹介!オウンドメディアのKPIツリーの作り方とは?
3. ターゲットユーザーの人物像を明確にする
記事メディアを誰に見てほしいか。
訪れてほしいターゲットユーザーの人物像を明確にしましょう。
言い換えるなら、先ほど考えた「記事メディアの目的」を達成してほしいユーザーです。
ユーザーが曖昧だと、対策すべきキーワードが正確に選定できません。
優先順位の低いキーワード、関係のないキーワードを対策してしまう可能性もあるでしょう。
また、誰に対して記事を書けばよいかも曖昧になります。
つまり、ユーザーの求める良質なコンテンツや訴求力の高いコンテンツも作れません。
そのため、ターゲットユーザーを考える際は「ペルソナの設定」や「カスタマージャーニーマップの作成」などを使い、具体的に把握するよう心がけましょう。
4. 対策キーワードを調査する
どのようなコンテンツを作る必要があるか。
その予測のために事前に確認しておきたいのが、対策キーワードです。
ターゲットユーザーを参考に、対策キーワードを調査しましょう。
とくに以下の点に注目します。
- 優先度の高い対策キーワード
- キーワード全体の競合性
- 記事メディアの目的が達成できそうな検索キーワードの量
- キーワード全体における検索ボリューム数
- トレンドキーワード(Googleトレンドを使用)
優先度の高い対策キーワードとは、たとえば以下のようなものです。
- ターゲットユーザーとの関連性が高いもの
- 競合サイトよりもコンテンツ制作が優位に働くもの(自社の強みや価値が活かせるもの)
- 競合性が低く、SEO目標や目的の達成に繋がる可能性が高いもの
また、全体的に検索キーワードが少なければ、そもそもターゲットユーザーが検索エンジンをあまり使用していない可能性があります。
この場合は、SEOよりも他のWeb集客方法の方が効果が期待できるでしょう。
逆に、対策キーワードを俯瞰して、対策すべきキーワードが多いと感じたら、ブログのカテゴリー分けを視野に入れます。
カテゴリー分けは、記事が増える前に行う方が効率的だからです。
【無料あり】キーワードツールおすすめ10選!Google検索ワード調査ツールの使い方と注意点
5. 競合サイトを調査し、差別化方法を考える
先ほどは、作るべきコンテンツを明確にしました。
今度はどのような記事メディアにするか、コンセプトや差別化方法を考えていきましょう。
すでにお伝えした通り、競合サイトと同じコンテンツでは上位表示が難しいです。
そのため記事メディアをどう差別化するか、考えなくてはなりません。
そこで行いたいのが、競合調査や競合分析と言われる、競合サイトのSEO分析です。
競合サイトのSEO戦略を読み取ったうえで、自社の強みや価値が何か考えましょう。
それが差別化方法へと繋がります。
なお、自社の強みや価値を考える際は「SWOT分析・クロスSWOT分析」といったフレームワークの活用がおすすめです。
競合サイト順位比較ツール|分析方法と無料調査、ライバルサイトの見つけ方も解説
6. やるべきSEO施策を考える
ここまでの情報を参考に、やるべきSEOを全て洗い出しましょう。
つまり、戦略を戦術に落とし込み、具体的なSEO施策を考える段階です。
また、すでに記事メディアを運営している場合は、SEO分析で今ある課題や問題点を明確にしておきます。
やるべきSEO施策をまとめる際におすすめなのが、KPIツリーの作成です。
KPI(重要業績評価指標)とは、達成したい目標値や指標のことで、そのKPIを図式化したものを「KPIツリー」と呼びます。
KPIツリーの作成では、各SEO施策で達成したい目標値を設定します。
その目標値を達成するために必要な作業を洗い出し、さらにその目標値を設定する。
これを繰り返していくのが特徴です。
KPIツリーを作成することで、何をやるべきかはもちろん。
そのSEO施策が何をもって成功したと言えるか、目標の達成条件も明確になります。
SEO対策のKPI設定の手順と指標を紹介!オウンドメディアのKPIツリーの作り方とは?
7. やるべきSEOに必要なリソースを確認する
記事メディアが失敗する主な要因は、必要なリソースの認識不足です。
そこで、SEO実施にかかるコストを洗い出し、事前に必要なリソースを把握しましょう。
やるべき各SEO施策に対して、以下の点を整理します。
- SEOの実行にかかる時間
- SEO実施に携わるメンバー(人的リソースの把握)
- SEO実施にかかる費用(記事単価といった外注費などのコスト算出)
- 成果が得られるまでの予想期間(SEO効果測定を行うタイミング)
なお、忘れがちですが、SEOは実施して終わりではありません。
SEOパフォーマンスのモニタリングやSEOの効果測定。
また、記事のリライトといったSEO改善もゆくゆくは必要となります。
それらを行うための人的リソースの確保やSEOツールを継続利用するためのコストなど、SEOを実施した後にかかるSEOリソースも、必ず把握しておきましょう。
8. 優先順位を付けてSEOの実施スケジュールを立てる
やるべきSEOが決まったら、優先順位を考えてスケジュールを立てます。
SEOで優先すべき施策とは、たとえば以下です。
- 重要度の高いもの(クロールとインデックスに関するもの)
- 時間対効果や費用対効果が高いもの(SEO効果の見込みが高いもの)
- 必要なリソースが十分に確保できるもの
とくにクロールとインデックスに関する施策は、最も優先度が高いと言えるでしょう。
インデックスされなければ、Webページは検索結果に表示されません。
つまり、どれだけ他のSEO施策を行っても意味がないのです。
SEO戦略は、リソースを戦略的に分配することでもあります。
どのSEO施策を優先すべきか。
どの順番で、どのタイミングで各SEO施策に取り組むべきか。
これらをよく考えて、SEO効率の良いスケジュールを立てましょう。
テクニカルSEOとは?コンテンツSEOとの違いやメリット、具体的な施策、新設サイトこそすべきこと
9. 記事メディアの運営体制を整理する
最後に記事メディアの運営体制についても、目を向けておきましょう。
記事メディアは内製化を考えていない限り、記事を外注しなければなりません。
- Webライター採用の段取り
- 記事発注から納品までのロードマップ(進行表)
- ライティングマニュアル(レギュレーション)の作成
- 記事発注の管理表作成
少なくとも上記については、迅速なSEOのために早めの準備をおすすめします。
また、優秀なWebライターを見つける方法は、以下の記事でご紹介しています。
Webライターの見つけ方と採用後のマネジメントのやり方とは?高品質な記事を納品してもらうためにできること
SEO戦略の立案・設計方法(データベースサイト編)
データベースサイト(以下 DBサイト)とは、情報をデータベース上に一定の形式で管理し、そのうえでコンテンツを自動生成・提供するWebサイトです。
たとえば、以下のようなWebサイトがDBサイトに該当します。
- ECサイト(Amazon、楽天)
- クチコミ・レビューサイト(食べログ)
- 不動産サイトや物件検索サイト(SUUMO)
- 求人サイト(求人ボックス)
DBサイトのSEOを成功に導く、SEO戦略の考え方を見ていきましょう。
とはいえ、大まかな部分は記事メディアで紹介した9つと同じです。
ただし、DBサイトならではの「やるべきこと」が別に3つあります。
1. 対策キーワードを検索意図ごとにグルーピングする
DBサイトでとくに重要となるのが、サイト構造です。
DBサイトは、記事メディアよりもユーザーがWebサイトを回遊する可能性が高く、構造のわかりやすさ(目的のページへのたどり着きやすさ)が求められます。
そのため、わかりやすいサイト設計のための戦略が必要と言えるでしょう。
まず、DBサイトの基本的なディレクトリ構造(階層構造)は以下の通りです。
- 第一階層:トップページ
- 第二階層:カテゴリーページ(一覧ページ)
- 第三階層:詳細ページ(サブカテゴリーページの場合もあり)
ここで行いたいのが、対策キーワードの調査とキーワードのグルーピング。
ビッグキーワードを軸に、検索意図の近いキーワード同士をまとめましょう。
このキーワードグルーピングは、以下を考える際の参考となります。
- 必要なコンテンツ
- Webサイト全体のディレクトリ構造
- Webサイトの上層(カテゴリーページやサブカテゴリー)に出すべきコンテンツ
- カテゴリー名に入れるべきキーワード
- 詳細ページに掲載すべき情報
- 内部リンクの構築(ナビゲーションやカテゴリーメニューの内容)
Webサイト設計のやり方とは?手順やポイント、サイト形態別の理想的な構造図をご紹介
2. DBサイト特有の問題をSEO分析で把握する
すでにDBサイトを運営している場合は、SEO分析で現状の課題を洗い出します。
重複コンテンツやクロールバジェットの問題など、DBサイトはページ数が多い傾向にあり、このようなクロールやインデックスの問題が起こりやすいです。
必ずSEO分析で把握するようにしましょう。
▼DBサイトのSEO分析で見たい分析項目
- インデックス数
- 流入キーワード
- アクセス数(Google検索からの流入)
- コア ウェブ バイタル(Core Web Vitals)
- PLPの一致率
いずれもGoogleサーチコンソールで確認できます。
SEO分析とは?解析手順や見るべき項目、おすすめツールを紹介
3. DBサイト独自のSEOリソースを把握する
記事メディアではそれほど重要でない施策が、DBサイトでは重要となる場合があります。
たとえば、以下のような施策です。
- 内部リンクの構築
- 構造化データ(スキーマ マークアップ)
- 画像SEO
- 常時SSL化(HTTPS化)
そのためDBサイトのSEOに必要なリソースも、改めて確認にしましょう。
ECサイトでやるべき具体的なSEO施策(戦術)については、以下の記事をご覧ください。
SEOに強いECサイトの作り方とは?通販サイトで商品ページを検索上位表示させるためにやるべきこと
SEO施策の実行に役立つツール
SEO戦略には、アクセス解析ツールやSEO分析ツールが欠かせません。
具体的な数値を元に戦略を考えることで、SEO成功への道筋がより明確となるからです。
なかでも、SEOで必須のツールと言えば、検索順位チェックツールでしょう。
ここからは弊社おすすめの検索順位チェックツール「Nobilista(ノビリスタ)」をご紹介します。
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Nobilistaは、クラウド型の検索順位チェックツールです。
まずこの「クラウド型」について触れておきましょう。
クラウド型とは、ブラウザ上で利用するタイプのツールのこと。
検索順位チェックツールの種類としてはもうひとつ、ソフトをPCにダウンロードする「インストール型」と呼ばれるものがあります。
インストール型に対する、クラウド型ツールの特徴を見てみましょう。
- 検索順位を自動で計測(手動で更新する必要なし)
- スマホやタブレットからでも手軽に順位が確認できる
毎日の順位チェックを考えるとクラウド型は手軽な部分が多いです。
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SEO実施に便利なNobilistaの機能
基本的な順位チェック機能に加え、SEO実施に役立つ機能が豊富な点もおすすめです。
その例をいくつか見てみましょう。
検索順位の範囲ごとのキーワード数のグラフ
検索順位の範囲別にキーワード数をグラフ化した機能です。
一般的に20位以降のコンテンツは、改善(リライト)の対象と言われています。
現在Webサイトにリライトすべき記事がどれだけあるか、ひと目でわかる機能と言えるでしょう。
競合比較レポート
自サイトと競合サイトの順位とその推移を比較できる機能です。
上位表示した後も、今度は順位維持のための対応が必要。
競合サイトの動向を常に追い、適宜コンテンツのブラッシュアップを検討しましょう。
競合サイトの順位が右肩上がりなど、リライトのタイミングはこの「競合比較レポート」で見極められます。
また、急激に順位を伸ばしているWebサイトの成功要因を分析するのもおすすめです。
検索結果の特徴
強調スニペットなどSERPコンテンツへの表示状況がわかる機能です。
現在、検索結果画面(SERPs)の情報でユーザーが満足し、Webサイトに流入せず検索を終える「ゼロクリックサーチ」が増えています。
そしてその原因のひとつが、まさにSERPコンテンツなのです。
SERPコンテンツへの表示有無も、昨今のSEOでは気にすべき情報と言えるでしょう。
順位変動アラート
指定した順位の変動幅が起こった際に、メールでお知らせする機能です。
たとえば「前日よりも50位下落した場合に通知する」といった細やかな設定も可能。
急な順位下落にもすぐ対応できます。
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共有URL
URL経由での画面共有が行える機能です。
クライアントや社内で共有するSEOレポートとして使ったり、外部Webライターに共有し、モチベーションアップに繋げたりと使い方は様々。
レポート画面の同時ログインや同時閲覧も可能です。
メモ
キーワードごとにメモが残せる機能です。
たとえば、以下のような共有事項や引継ぎ事項を記載すると振り返りがしやすくなります。
- SEO施策に関する補足
- リライト内容と日時
- 記事執筆者
優先URL機能(PLP機能)
キーワードごとに上位表示してほしいページURLを登録できる機能。
PLP(Preferred Landing Page)とも呼ばれています。
意図しないページがランクインしていないか。
DBサイトに多い重複コンテンツの監視や記事メディアに多いキーワードのカニバリ対策にもおすすめです。
ご利用ユーザー様の声を反映し、新機能も続々追加予定中です。
また、SEO初心者の方の使い心地を追究したレポート画面は、初めてSEOを実施される企業様からも感覚的に使えるとご好評いただいています。
光栄なことに最近では、上場企業様や大規模サイト様からお声がかかることも増えています。
ご興味のある方は、ぜひ以下のリンク先より詳しい内容をご覧ください。
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