SEO
公開日2023年4月14日
更新日2024年07月25日
ロングテールキーワードの選び方とは?SEO上のメリット・デメリットや見つけるのに役立つツールを紹介
甲斐龍之介
SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動。
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ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが少なく、複数の語句で構成されたキーワードのことです。
ビッグキーワードやミドルキーワードに比べて競合サイトが少ないため、比較的上位表示させやすいといった特徴があります。
また、ユーザーの検索意図や検索ニーズが推測しやすく、コンバージョンにつなげやすいというメリットもあります。
このような特徴から、個人運営・小規模なWebサイトがSEO対策に取り組む場合は、ロングテールキーワードの知識が必須です。
そこで本記事では、ロングテールキーワードの選び方やSEO上のメリット・デメリット、見つけるのに役立つツールをご紹介します。
対策するロングテールキーワードが決まった後にやることについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
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ロングテールSEOとは?メリットや対策キーワードの見つけ方・選び方を紹介
ロングテールキーワードとは
ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが少なく、複数の語句からなるキーワードのことです。
スモールキーワードやニッチキーワードと呼ばれることもあります。
月間検索ボリュームの目安としては1,000回以下で、3〜4語で構成されることが多いです。
検索意図や検索ニーズが推測しやすく、コンバージョンにつなげやすいといった特徴があります。
ビッグキーワードやミドルキーワードとの違い
ロングテールキーワード以外にも、ビッグキーワードやミドルキーワードというものがあります。
検索ボリュームの目安 | キーワード例 | |
ビッグキーワード | 1万回以上 | ・アフィリエイト ・脱毛 ・クレジットカード |
ミドルキーワード | 1,000回以上 | ・アフィリエイト 始め方 ・脱毛 男性 ・クレジットカード おすすめ |
ロングテール キーワード | 1,000回以下 | ・アフィリエイト 始め方 本 ・脱毛 男性 全身 ・クレジットカード おすすめ 年会費無料 |
ビッグキーワードは、月間検索ボリュームが1万回以上ある競合性の高いキーワードです。
「アフィリエイト」「脱毛」「転職」「ウォーターサーバー」など、主に1つの単語からなるキーワードになります。
検索ボリュームが大きいビッグキーワードで上位表示できれば、爆発的なアクセスが期待できます。
ただ、ビッグキーワードは上場企業など大手メディアが占めることが多く、個人ブログなどでは上位表示する難易度が高いです。
ミドルキーワードは、月間検索ボリュームが1,000回〜1万回ほどのキーワードです。
「アフィリエイト 始め方」「脱毛 男性」など、2語で構成されたキーワードであることが多いです。
ビッグキーワードに比べて、より具体的な検索ニーズを満たすためのコンテンツが必要になります。
ビッグキーワードよりは上位表示の難易度が下がりますが、立ち上げたばかりのサイトでは上位表示できる可能性がかなり低いです。
ビッグキーワードとは?ミドル・スモールキーワードとの違いやSEO上位表示する方法を解説
ロングテールSEOとは
ロングテールSEOとは、ロングテールキーワードを中心にコンテンツを作成し、Googleからの評価を高める施策のことです。
SEO初心者の方やサイト立ち上げ間もない時期におすすめのSEO戦略です。
サイト立ち上げ期はサイト全体の評価が低く、競合が多いビッグキーワードやミドルキーワードで上位表示をするのは難しいです。
一方、ロングテールSEOなら競合が少なく、新規サイトや個人ブログでも比較的上位表示を狙いやすくなります。
ロングテールSEOとは?メリットや対策キーワードの見つけ方・選び方を紹介
ロングテールキーワードのメリット
ロングテールキーワードのメリットは以下の5つです。
- 順位変動によるリスクが低い
- ユーザーの検索意図に合わせてコンテンツを作りやすい
- 上位表示させる難易度が低い
- コンバージョン率が高い
- 音声検索の対策にもつながる
1つずつ詳しく見ていきましょう。
順位変動によるリスクが低い
Googleは定期的に検索アルゴリズムのアップデートを行います。
アップデートが行われると、大幅な順位変動が起きます。
もしビッグキーワードの上位表示だけに集客を依存していると、万が一順位変動が起きた時に大きな影響を受ける可能性が高いです。
アップデートで順位が大きく下がると、アクセスが全くなくなるというケースもあり得ます。
それに対してロングテールキーワードは、検索ボリュームが少ないため、万が一順位が急落したとしても、大幅なアクセスダウンなどの影響を受けづらいです。
複数のロングテールキーワードでコンテンツを用意しておけば、リスク分散にもつながります。
Googleアルゴリズムとは?仕組みやランキング要因、アップデートの歴史を解説
ユーザーの検索意図に合わせてコンテンツを作りやすい
ロングテールキーワードは、ユーザーの検索意図や検索ニーズが推測しやすいため、コンテンツがつくりやすいといったメリットがあります。
例えば「クレジットカード」という単体のキーワードでは、検索意図や検索ニーズが複数考えられます。
それに対して、ロングテールキーワードのように複数のキーワードで構成されていれば、検索意図や検索ニーズをより具体的に絞ることができます。
例えば「クレジットカード 年会費 無料」なら、ユーザーは「年会費無料のクレジットカードが知りたい」とわかります。
このようにキーワードの数が多くなるほど、ユーザーの検索意図が絞り込まれて、ユーザーが知りたい情報をより明確に回答できるのです。
ユーザーが知りたい情報を明確に回答できれば、高品質なコンテンツだと判断され、SEOでも評価されやすくなります。
検索意図とは?分類や調べ方、分析に役立つSEOツールを紹介
上位表示させる難易度が低い
ロングテールキーワードのコンテンツは、競合サイトが少なく上位表示させる難易度が比較的低いです。
例えば「転職」というキーワードの月間検索ボリュームは、20万回を超えるビッグキーワードです。
そのビッグキーワードで上位表示できれば多くのサイト流入が期待できますが、競合サイトも当然対策をします。
特に企業サイトなどはお金をかけてビッグキーワードでの上位表示を目指すため、小規模なWebサイトが上位表示するのは非常に難しいです。
それに対して、「転職 20代 男性」というロングテールキーワードの月間検索ボリュームは390回です。
ビッグキーワードに比べて検索ボリュームが少ないため、多くのアクセスは期待できませんが、一定の需要があることはわかります。
企業サイトはビッグキーワードで上位表示させてアクセスを集めた方が効率が良いため、ロングテールキーワードのコンテンツをあまり作りたがりません。
そのため、ロングテールキーワードは小規模なWebサイトでも比較的上位表示を狙いやすいのです。
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コンバージョン率(CVR)が高い
ロングテールキーワードのコンテンツは、コンバージョン率(CVR)が比較的高くなりやすいです。
コンバージョン率とは、Webサイトに訪れたユーザーの中で商品やサービスを購入した割合を指します。
例えば、サイトに100人訪れて5人が商品やサービスを購入したとすると、コンバージョン率は5%となります。
ロングテールキーワードのコンテンツがコンバージョン率が高くなりやすい理由は主に2つあります。
- 訴求力のあるコンテンツが作りやすい
- 検索ユーザーの購入意欲が高い
例えば「花粉症 薬」というキーワードよりも「花粉症 薬 市販 よく効く」というキーワードの方が、ユーザーが何を求めているかが明確に把握できます。
「市販で売っているよく効く花粉症の薬が欲しい」と、より具体的なニーズが把握できるためコンテンツが作りやすいです。
つまり、ユーザーに対してどのような訴求をすればコンバージョンにつながるのかをイメージしやすくなるのです。
また、ロングテールキーワードの方が検索ユーザーの購入意欲が高い傾向にあります。
より具体的な条件を検索できるユーザーの方が、「購入したい・始めたい」といった気持ちが強く、コンバージョンにつなげやすいと言えます。
コンバージョン率(CVR)とは?計算方法/求め方や平均値の目安、改善方法を解説
音声検索の対策にもつながる
ロングテールキーワードは、音声検索との相性も良いです。
最近は、Googleで文字入力による検索のほかに「音声入力」を使い、検索するユーザーも増えています。
「アフィリエイト・ブログを始めるのにおすすめのパソコンは?」
「大阪市北区でおすすめの喫茶店は?」
このように音声で検索しようすると、自然とロングテールキーワードになりやすいです。
ロングテールキーワードを狙ったコンテンツを用意しておけば、音声検索でアクセスされる可能性が高まります。
ちなみに、音声検索に最適化することを「VSO(Voice Search Optimization)」と言います。
ロングテールキーワードでSEO対策をすることが、結果的にVSOにもつながるのです。
ロングテールキーワードのデメリット
ロングテールキーワードにはメリットだけではなく、デメリットもあります。
主なデメリットは以下の3つです。
- 多くのアクセスは見込めない
- 似たようなコンテンツが増えやすい
- 成果が出るまで時間がかかる
1つずつ詳しく見ていきましょう。
多くのアクセスは見込めない
ロングテールキーワードは、ビッグキーワードやミドルキーワードと比べて多くのアクセスは見込めません。
なぜなら、ロングテールキーワードは需要の少ないニッチなキーワードであり、検索するユーザーが限られるからです。
たとえ上位表示できても、ほとんどアクセスが集まらないこともあります。
そのため、ロングテールキーワードで成果を出したい場合、コンテンツを多数用意して、アクセスを集めることが重要です。
似たようなコンテンツが増えやすい
ロングテールキーワードを狙ったコンテンツが増えてくると、どうしても似たようなコンテンツが増えやすくなります。
例えば「SEO対策 やり方」と「SEO対策 方法」では、キーワード自体は異なりますが、意味合いはほとんど同じです。
意味合いが同じキーワードでは、どうしてもコンテンツ内容も似てしまいます。
同一サイト内に内容がほとんど同じの重複コンテンツがあると、SEOでマイナス評価を受ける可能性があります。
最悪の場合、重複コンテンツがすべて検索結果から除外されてしまうようなリスクがあるのです。
明らかに検索意図やユーザーニーズが異なるキーワードなら問題ないですが、検索意図が同じで異なるキーワードの場合は同じページで扱いましょう。
また、もし似たようなコンテンツを公開している場合は、どちらかのコンテンツをnoindex化したり、削除するなどの対応をしましょう。
重複コンテンツを避ける方法とは?判定基準や原因別の対策方法、SEOへの影響を解説
成果が出るまで時間がかかる
ロングテールキーワードは、成果が出るまで時間がかかります。
なぜなら、1記事あたりのアクセスがあまり見込めず、一定のアクセスを集めるにはできるだけ多くの記事が必要になるからです。
上位表示できれば爆発的に流入が増えるビッグキーワードとは違い、ロングテールキーワードは少しずつアクセスを増やしていくイメージです。
サイトを運営し始めてから半年以上、まったく成果が出ないということもよくあります。
地道な作業ではありますが、より多くのキーワードで検索上位を達成することで、安定したアクセスが期待できます。
成果が出るまで時間がかかることを理解した上で、サイトが評価されるまでコンテンツを作り続けましょう。
SEO対策の効果とは?効果が出るまでの期間や効果の高いSEO施策を紹介
ロングテールキーワードの選び方
ロングテールキーワードを意識したコンテンツは、ただ量産すれば良いというわけではありません。
事前に戦略を立てて、キーワード選定からコンテンツ作成まで行うことで、効果を最大現発揮できます。
ロングテールキーワードは次のような手順で選定します。
- 軸となるビッグキーワードを決める
- ビッグキーワードの関連キーワードを洗い出す
- キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる
- 狙うキーワードを選定する
順を追って詳しく見ていきましょう。
軸となるビッグキーワードを決める
まずは、サイトの軸となるビッグキーワードを決めましょう。
軸となるビッグキーワードを決めることで、特定のトピックに関するページが増えるため、Googleやユーザーからの信頼が高まりやすくなります。
以下のように、どのようなジャンルを狙うのかをざっくり決めます。
- 転職サイト:「転職サイト」「転職エージェント」「求人サイト」
- 引越しサイト:「引越し」「引越し業者」
選定する際は、扱っている自社サービスの単語や検索ボリュームが多いキーワードであることがポイントです。
もしこの時点で検索ボリュームが少ないと、さらにキーワードを絞ったときに検索ボリュームがほとんどない状態になってしまいます。
最低でも、月間の検索ボリュームが10,000回以上のキーワードを選ぶようにしましょう。
SEOキーワード選定のやり方・コツとは?初心者に役立つ便利ツールも紹介
ビッグキーワードの関連キーワードを洗い出す
続いて、軸となるビッグキーワードの関連キーワードを洗い出します。
この際、ラッコツールを使用すると、簡単に関連キーワードの抽出ができます。
ラッコキーワードにアクセスして、検索窓に軸となるビッグキーワードを入力します。
ここでは「転職」というビッグキーワードについて調査していきます。
すると上記のように、たくさんの関連キーワードが表示されます。
この関連キーワードからキーワードを抽出してコンテンツを作成しても良いのですが、このままでは検索ボリュームがわかりません。
検索ボリュームも調べるためには、キーワードプランナーという無料ツールを使用します。
ページ右上にある「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックし、表示されたキーワードをすべてコピーしましょう。
関連キーワードの調べ方と対策とは?おすすめの取得ツールや表示の仕組み、Googleでの削除申請のやり方を解説
キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる
続いて、キーワードプランナーを使い、検索ボリュームを調査します。
キーワードプランナーにアクセスし「検索のボリュームと予測のテータを確認する」を選択してください。
そして、先ほどコピーしたキーワード一覧を貼り付けます。
貼り付けたら「開始する」をクリックしてください。
「月間平均検索ボリューム」というタブをクリックすると、検索ボリュームが大きい順、小さい順に並び変えることができます。
画面右上のボタンから、CSVファイルやスプレッドシートでダウンロードすることも可能です。
検索ボリュームの調べ方とは?無料ツールを用いたGoogle検索ボリュームの調べ方を解説
狙うキーワードを選定する
最後に狙うキーワードを選定します。
キーワードプランナーで検索ボリュームが100〜1,000回以下のキーワードに絞って選定しましょう。
ロングテールキーワードを選定する際は、ユーザーの検索意図を考えながら選定することが重要です。
例えば「転職 タイミング 何月」というキーワードは「転職をするタイミングは何月が良いか知りたい」という検索意図があります。
このように検索意図をイメージして、コンテンツを作成できるか判断しましょう。
また、このとき検索意図が似たキーワードは、重複コンテンツを作らないためにまとめて管理しておくことが大切です。
例えば「転職 男」と「転職 男性」はキーワード自体は異なりますが、意味や検索意図は同じです。
コンテンツ内容も同じになるので、別々のコンテンツを作らず、同一キーワードとして管理しましょう。
SEOライティングのコツとは?初心者にも分かりやすく書き方の手順を紹介
ロングテールキーワード選定に役立つツール
ロングテールキーワードを狙ったSEO対策では、キーワード選定が重要です。
検索ボリュームが少なければ競合が少なくなるので、上位表示できる難易度は下がります。
ただ、検索ボリュームがほとんどない対策キーワードで上位表示できても、アクセスが増えません。
そのため、検索ボリュームと難易度をツールで確認しながら、検索ボリュームがある程度ある上で、難易度が高くないキーワードを選定することが重要です。
ここでは、ロングテールキーワード選定に役立つツールを4つ紹介します。
- キーワードプランナー
- ラッコキーワード
- Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
- Google検索
1つずつ詳しく見ていきましょう。
キーワードプランナー
キーワードプランナーは、検索ボリュームやSEO難易度を調査する無料ツールです。
Googleが提供する無料ツールで、利用するにはGoogleアカウントの登録が必要です。
軸となるキーワードを入力すれば、関連する複合キーワードの候補とそのキーワードの検索ボリュームが取得できます。
広告を運用していない場合、おおまかな検索ボリュームの数値しか表示されません。
より具体的な数値が調査できるに越したことはないですが、ロングテールキーワードを選定する上では問題ありません。
キーワードプランナーで検索ボリュームが100〜1000のキーワードだけを抽出しましょう。
Googleキーワードプランナーの使い方とは?無料で使う方法や基本機能を紹介
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、単体のビッグキーワードに対して「サジェストキーワード」と呼ばれる関連するキーワードを一括で取得できるツールです。
なお、ラッコキーワード単体では検索ボリュームを調査できません。
そのため、ラッコキーワードで取得したキーワードをキーワードプランナーに貼り付けて検索ボリュームを調査します。
キーワードプランナーでは調べられないニッチなキーワードまで抽出できるのが、ラッコキーワードの特徴です。
よりニッチなロングテールキーワードを調査したいときに、便利な無料ツールです。
Googleサジェストとは?表示の仕組みや削除方法、ツールを用いてSEOへ活用する方法
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、サジェストキーワードや検索ボリュームなどを調査するツールです。
キーワードプランナーと違い、より具体的な検索ボリュームの数値が調査できます。
検索ボリュームの他にも、関連キーワードやSEOの難易度、上位表示されている競合サイトなど、様々なデータも取得可能です。
基本機能は無料で利用できますが、1日に検索できるキーワード数は3回までと制限されてしまいます。
調査できるキーワード数が限られるので、重要なキーワードに対して使うようにしましょう。
Google検索
Google検索も、ロングテールキーワードの選定に役立ちます。
キーワードプランナーやラッコキーワードで選定したキーワードで検索することで、競合調査やキーワード選定の参考にできます。
Google検索ページの下部には「関連キーワード」として、ミドルキーワードやロングテールキーワードが表示されます。
例えば「SEO対策」と検索した場合、次のような関連キーワードが表示されます。
これらの関連キーワードは、実際のユーザーの検索結果からGoogleが推測し表示されているものです。
ユーザーニーズが強く反映されているので、ロングテールキーワードを調査するのに役立つデータになります。
対策するロングテールキーワードが決まったら?
ここでは、対策するロングテールキーワードの選定が決まった後の流れを簡単に紹介します。
- 実際にコンテンツを作成する
- 成果に応じてリライトを行う
それぞれ順番に見ていきましょう。
実際にコンテンツを作成する
対策するロングテールキーワードが決まったら、実際にコンテンツを作成しましょう。
検索上位を狙うには、ユーザーのためになるコンテンツ作りが大切です。
今のSEOでは、コンテンツの量よりも質が重要視されています。
キーワードの検索意図に沿っているだけでなく、さらにユーザーを満足させられる魅力的なコンテンツを作成しなければ上位表示できません。
そのため、上位サイトのコンテンツ内容をそのままコピーしたコンテンツではSEOでは評価されません。
上位サイトのコンテンツ内容を全体的に網羅しつつ、他サイトにはない独自のコンテンツを追加するのがポイントです。
なお、サイト内のコンテンツが少ないと、どれだけ高品質なコンテンツを作っても評価されないことが多々あります。
これはWebサイト全体の評価がまだ低いことが原因です。
高品質なコンテンツが徐々に増えていけば、Webサイト全体の評価や信頼性も高まり、正当な評価を得られるようになります。
デメリットでも紹介したとおり、ロングテールキーワードは成果が出るまで時間がかかりますが、地道にコンテンツを増やしていきましょう。
良質なコンテンツとは何か?Googleの定義や作り方のポイントを解説
成果に応じてリライトを行う
ロングテールキーワードは、ビッグキーワードやミドルキーワードに比べて上位表示の難易度は下がります。
ただ、いきなり完璧な記事を執筆するのは難しいため、定期的にリライトを行う必要があります。
リライトとは、すでに公開されたコンテンツを改善し、検索上位を目指す施策です。
記事公開後すぐに上位表示できてなくても、何度もリライトを行えば、上位表示できる可能性が高まります。
ちなみに、リライトが効果的な時期は、記事公開から3か月〜半年が経った時です。
ある程度コンテンツ量が増えてきたら、新規コンテンツ作成と同時並行でリライトも行いましょう。
効果的にリライトをするためには、検索順位の変動を毎日確認する必要があります。
毎日キーワードを検索して目視で順位を確認するのは大変なので、順位チェックツールの導入がおすすめです。
順位チェックツールには無料のものもありますが、調べられるキーワードの数が制限されるので、有料のチェックツールを導入しましょう。
ちなみに、順位チェックツールの中でも当社が提供しているNobilista(ノビリスタ)がおすすめです。
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ロングテールキーワードに関するよくある質問
ロングテールキーワードに関するよくある質問をまとめました。
ぜひ参考にしてください。
ロングテールSEOとは何ですか?
ロングテールSEOとは、ロングテールキーワードを中心にコンテンツを作成し、Googleからの評価を高める施策のことです。
競合が少なく、新規サイトや個人ブログでも比較的上位表示を狙いやすくなります。
そのため、SEO初心者の方やサイト立ち上げ間もない時期におすすめのSEO戦略です。
ロングテールSEOとは?メリットや対策キーワードの見つけ方・選び方を紹介
ロングテールキーワードはどのくらいの検索ボリュームがあるものを指しますか?
ロングテールキーワードは月間1,000回以下の検索ボリュームがあるキーワードを指します。
検索ボリュームは少ないですが、検索意図や検索ニーズが推測しやすく、コンバージョンにつなげやすいといった特徴があります。
検索ボリュームの調べ方とは?無料ツールを用いたGoogle検索ボリュームの調べ方を解説
ロングテールキーワードで上位表示できてもアクセスは増えませんか?
ビッグキーワードやミドルキーワードに比べると、期待できるアクセスは多くありません。
ただ、複数のロングテールキーワードで上位表示できれば自然とアクセスは増えていきます。
上位表示される記事が増えれば、サイト全体の評価が高まり、ミドルキーワードやビッグキーワードでも上位表示しやすくなります。
地道な作業にはなりますが、まずはロングテールキーワードで上位表示させることを目指しましょう。
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