SEO
公開日2023年8月31日
更新日2024年08月23日
Yahoo!のSEO対策のやり方は?順位の仕組みやGoogle検索エンジンとの違いも解説
甲斐龍之介
SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動。
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検索エンジンといえばGoogleやBingが有名ですが、日本ではYahoo!も人気があります。
検索エンジン自体は異なりますが、Yahoo!とGoogleの検索結果はほとんど同じです。
その理由は、Yahoo!が2011年からGoogleの検索エンジンと「検索連動型配信システム」を採用しているからです。
ただ、一部Googleとは異なる部分もあり、SEO対策におけるYahoo!とGoogleの共通点や相違点を理解しておくことで、効率的にSEO対策ができるようになります。
この記事では、Yahoo!のSEO対策の仕組みやGoogle検索エンジンとの違いを解説します。
本記事を参考にYahoo!の検索エンジンの仕組みを理解して、効果的なSEO対策を行っていきましょう。
なお、Yahoo!のSEO対策をするのであれば、弊社で提供している検索順位チェックツール「Nobilista(ノビリスタ)」がおすすめ。
Googleだけでなく、Bing・Yahoo!の検索順位取得に対応しており、365日完全自動でYahoo!の順位取得を行います。
ブラウザで利用できるため、PCの立ち上げも不要です。
Yahoo!でのSEOを重視されておりましたら、ぜひNobilista(ノビリスタ)をご利用ください。
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検索エンジンの仕組み・特徴とは?Google検索で順位が決まる仕組みを分かりやすく解説
Yahoo!検索エンジンの仕組み
結論から言うと、Yahoo!とGoogleの検索結果はほとんど同じになります。
なぜなら、2011年からYahoo!はGoogleの「検索エンジン」と「検索連動型配信システム」を採用しているからです。
そのため、Google向けのSEO対策を行えば、自然とYahoo!のSEO対策もできるということです。
Yahoo!対策として、特別なSEO対策をする必要がないということは理解しておきましょう。
SEO対策とは?初心者にもわかりやすく上位表示の基本的なやり方を解説
Yahoo!の検索システムがGoogleから変更検討中
前述したとおり、2011年から現在までYahoo!の検索エンジンはGoogleの検索結果を反映しています。
ただ、Googleとのサービス提供契約が2025年3月末に切れることで、Yahoo!は他社への切り替えを検討しているようです。
仮にYahoo!の検索システムがGoogleから変更された場合、これまでのようにGoolgeに対するSEO対策をすればYahoo!のSEO対策にもなるという状況ではなくなってきます。
つまり、Yahoo!がどの企業の検索エンジン技術を利用するかによって、今後のSEO対策のやり方が変わってくるのです。
とりあえず2025年3月末までは、GoogleのSEO対策をしておけばYahoo!のSEO対策にもなりますが、それ以降は仕様が変わる可能性があるので、把握しておきましょう。
Yahoo!とGoogleの検索結果の違い
前述したとおり、Yahoo!とGoogleの検索結果はほとんど同じですが、実際には異なる場合もあります。
これは、Yahoo!とGoogleがそれぞれ独自の機能を使用しているからです。
ここでは、Yahoo!とGoogleの検索結果が多少異なる理由を2つ紹介します。
- Yahoo!独自のサービスが表示される
- Googleにはパーソナライズド機能がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
GoogleとYahoo!の違いとは?検索結果や利用者数、利用率からどっちがいいかを解説
Yahoo!独自のサービスが表示される
Yahoo!の検索結果には、Yahoo!独自のサービスが表示されます。
例えば、ヤフオクやYahoo!ショッピング、Yahoo!ニュースなどが挙げられます。
Yahooの検索エンジン!で「Macbook」と検索すると、以下のように「Yahoo!ショッピング」の項目が表示されます。
Yahoo!とGoogleで表示される検索順位は基本的に同じですが、Yahoo!独自のサービスが表示されるため、見た目としては若干の違いがあります。
Googleにはパーソナライズド検索機能がある
Google独自のサービスとして「パーソナライズド検索」という機能があります。
パーソナライズド検索とは、ユーザーの検索履歴や位置情報に基づき、そのユーザーに合った検索結果を表示させる機能です。
一方、Yahoo!ではGoogleのパーソナライズド検索のような機能がありません。
Googleのパーソナライズド検索には主に、以下の要素が検索結果に大きく影響を与えています。
- 過去に検索したキーワード
- 過去にアクセスしたWebサイト
- ユーザーの現在地情報
- ソーシャルメディアでの投稿やシェアの履歴
- 使用言語
- その他Googleサービスの利用履歴
例えば、GoogleとYahoo!それぞれで「東京 居酒屋」と検索した結果は以下のとおりです。
Googleの検索結果
Yahoo!の検索結果
Googeは一番上にGoogleマップや現在地から近い居酒屋の店舗情報が表示されていますが、Yahoo!は通常のWebサイトが表示されています。
これはGoogleマップと連携した機能なので、Yahoo!にはないGoogle独自の機能です。(ローカル検索)
このパーソナライズド検索機能によって、Yahoo!とGoogleで検索結果が多少異なる場合があるのです。
パーソナライズド検索とは?オフ/無効する設定や正確な検索順位計測の方法、Google/Yahooの違いを解説
Yahoo!のSEO対策に役立つGoogleのガイドラインとは
繰り返しになりますが、Yahoo!はGoogleの検索アルゴリズムを採用しているため、Googleのガイドラインを理解しておけば、効果的なSEO施策を行えるようになります。
Yahoo!のSEO対策に役立つGoogleのガイドラインには、以下の4つがあります。
これらのGoogleガイドラインに共通しているのは、「ユーザーファースト」を重要視しているということです。
つまり、ユーザーのためになる良質なコンテンツを作り続けることが、SEOで評価されるための第一歩になります。
ユーザーを騙すような手法で運良く上位表示できたとしても長くは続かず、すぐに検索順位が下がったり、ペナルティの対象になってしまいます。
Yahoo!のSEO対策でもユーザーファーストのコンテンツを作成することが重要です。
上記4つのガイドラインを確認して、どのようなコンテンツが評価されるのか、逆に低評価を受けてしまうのかを確認しましょう。
良質なコンテンツとは何か?Googleの定義や作り方のポイントを解説
Yahoo!のSEO対策に効果的な施策
Yahoo!で行うべきSEO施策とGoogleで行うべきSEO施策にはほとんど違いがありません。
ここでは、Yahoo!のSEO対策に効果的な施策を6つ紹介します。
- ユーザーファーストの高品質な記事を作成する
- 被リンクを獲得する
- E-E-A-Tを高める
- 内部対策を行う
- Yahoo!プレイスを活用する
- SEO分析ツールを活用する
1つずつ詳しく見ていきましょう。
ユーザーファーストの高品質な記事を作成する
現在のSEO対策で、最も重要視されていることは「ユーザーファースト」です。
検索ユーザーの悩みや疑問を解決できる高品質な記事を上位表示させています。
- 記事のボリュームが少なすぎて悩みや疑問が解決できない
- 上位サイトのコンテンツと内容がほとんど同じ
- 誤字脱字が多すぎて読みづらい
- 画像や装飾が全くない
上記のようなコンテンツはユーザーにとって不利益になるので、サイトのSEO評価は上がるどころか下がってしまいます。
SEOで評価されるためには、検索ユーザーの悩みや疑問を想像して、ユーザーが満足できるような高品質な記事を作成することが大前提です。
「ブログで稼ぐためには100記事必要」という言葉をよく聞きますが、低品質な記事を大量に作成してもSEO評価は上がりません。
記事数は気にせず、1記事1記事こだわって高品質な記事を作成しましょう。
記事コンテンツSEO対策
100のチェックリスト
被リンクを獲得する
SEO対策において被リンク獲得も重要な施策の一つです。
被リンクとは、外部サイトに自サイトのリンクが張られることを指します。
被リンクを獲得するということは他のサイトからおすすめされるということであり、質が高いことの証明になります。
なお、金銭のやり取りや自動化ツールなどを使用して不自然な形で被リンクを獲得する行為は、Googleも推奨していません。
SEOスパムと判定され、サイト全体のSEO評価を下げる原因になるので絶対にやめましょう。
高品質な記事を作成し、自然と被リンクを獲得できればSEOの評価も高まります。
被リンクとは?増やし方や獲得方法の例、SEOとの関係
E-E-A-Tを高める
現在のSEOではWebサイト・ページのE-E-A-Tを高めることも重要とされています。
E-E-A-Tとは以下4つの頭文字を取った言葉です。
- Experience(経験):
サイト運営者はそのジャンルについての経験があるか - Expertise(専門性):
特定のジャンルに絞ってサイトを運営しているか - Authoritativeness(権威性):
サイト運営者はそのジャンルの知識や実績があるか - Trustworthiness(信頼性):
コンテンツ内容は信頼できるかどうか
現在のSEOでは、匿名で作成されている記事よりも、そのジャンルに詳しい専門家が実体験にもとづいた網羅性の高い記事の方が評価されやすくなっています。
そのため、現在は業界の専門家や著名人に監修・執筆してもらい、専門性や権威性・信頼性を高めているメディアが多いです。
専門家へ執筆を依頼するのが難しい場合でも、論文や公的機関が発表しているデータを引用したり、サイト運営者の考察を加えたりすることで、情報の信頼性を高められます。
記事のE-E-A-Tを高めることで、Yahoo!のSEOでも良い効果が期待できます。
E-E-A-Tとは?Googleが重要視するSEO最重要評価基準を高める施策を解説!
内部対策を行う
SEOの評価を高めるには、内部対策を行うことも大切です。
内部対策とは、サイト内のコンテンツを対象として行う施策のことです。
Yahoo!の検索エンジンに登録されるためには、連動しているGoogleのクローラーに見つけてもらう必要があります。
どんなに高品質な記事を作成しても、クローラーに記事を見つけてもらわなければ検索結果に表示されません。
サイト内の記事が増えてきたら内部対策を行い、クローラーに見つけてもらいやすいWebサイトにしていきましょう。
SEO内部対策とは?やるべき施策と評価チェックツールまとめ
Yahoo!プレイスを活用する
Yahoo!プレイスとはYahoo!の検索エンジン上で、店舗の公式情報を発信できるサービスです
Googleでいう「Googleビジネスプロフィール」と似ています。
発信した店舗情報はYahoo! JAPANの各種サービスに反映され、店舗情報を効果的に宣伝できるのが特徴です。
また、分析機能が充実しており、ユーザーがどの情報に興味があるのかを分析できるので、サービス改善にも役立ちます。
完全無料で利用できるので、店舗ビジネスを展開している場合はぜひ活用しましょう。
SEO分析ツールを活用する
効果的なSEO対策をするには、SEOツールの活用が欠かせません。
SEOツールを活用すれば、Webサイトの現状や改善点が視覚的にわかりやすく、効率的にWebサイトの改善ができるようになります。
特に以下のGoogleのツールは、SEO対策をする上で欠かせない無料ツールです。
- Googleサーチコンソール:
検索順位や流入キーワードの確認 - Googleアナリティクス:
PV数や滞在時間、離脱率の確認
Googleに特化したツールなので、Yahoo!検索でのデータは取得できませんが、Webサイト全体の改善には役立ちます。
GoogleのSEO対策をすれば自然とYahoo!のSEO対策にもつながるので、必ずSEOツールを活用しましょう。
なお、Yahoo!の検索順位を計測するのであれば、弊社で提供している検索順位チェックツール「Nobilista(ノビリスタ)」がおすすめ。
Googleだけでなく、Bing・Yahoo!の検索順位取得に対応しており、365日完全自動でYahoo!の順位取得を行います。
ブラウザで利用できるため、PCの立ち上げも不要です。
Yahoo!でのSEOを重視されておりましたら、ぜひNobilista(ノビリスタ)をご利用ください。
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SEOツールおすすめ16選!無料・有料、Google公式ツールまで価格や機能を比較
Yahoo!のSEO対策に関するよくある質問
Yahoo!のSEO対策に関するよくある質問をまとめました。
ぜひ参考にしてください。
Yahoo!とGoogleの検索結果は同じですか?
Yahoo!はGoogleの検索アルゴリズムを採用しているため、検索結果はほとんど同じです。
ただ、各検索エンジンで独自の機能があるため、検索結果が異なる場合もあります。
Yahoo!の検索エンジンに登録するにはどうすれば良いですか?
Yahooの検索エンジンは、Googleのクローラーが引っ張ってきた情報を反映しています。
以前までは、Yahoo!のサイトエクスプローラーでインデックス登録のリクエストができましたが、2010年にサービスが終了しました。
現在の検索順位はGoogleと連動しているため、Googleサーチコンソールに登録して、インデックス登録のリクエストをしましょう。
確認した方が良いGoogleのガイドラインはありますか?
Yahoo!のSEO対策に役立つGoogleのガイドラインは以下の4つがあります。
Googleのガイドラインを理解しておけば、効果的なSEO施策を行えるようになります。
サーチコンソールはYahoo!でも使えますか?
いいえ、GoogleサーチコンソールはGoogle検索でのデータしか取得できません。
ただ、GoogleとYahoo!の検索順位は連動しているため、サーチコンソールを使ってWebサイトの改善点を見つけていくことは大切です。
Yahoo!とGoogleで行うべきSEO対策は異なりますか?
Yahoo!とGoogleで行うべきSEO対策は、基本的に変わりません。
Yahoo!の検索順位はGoogleと連動しているため、Googleで推奨されているSEO対策はYahoo!でも好まれやすいです。
どちらも共通して「ユーザーファースト」のコンテンツを作ることが最重要のSEO対策です。
記事コンテンツSEO対策
100のチェックリスト
Yahoo!ショッピングのSEO対策はありますか?
Yahoo!ショッピングユーザーの多くがYahoo!ショッピングの検索窓を利用し商品を探しています。
実際にYahoo!ショッピングで商品登録する際、以下の項目がSEO対象項目になります。
- 商品名(name)
- 商品コード(code)
- キャッチコピー(deadline)
- 商品情報(explanation)
- 製品コード(product dode)
- JANコード(jan)
- ブランドコード(brand code)
- プロダクトカテゴリ(product category)
特に商品名やキャッチコピー、商品情報には、ユーザーが検索するであろうキーワードをしっかり含めることが大切です。
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