SEO
公開日2023年6月8日
更新日2024年04月26日
外部リンクとは?SEO効果や重要性、獲得方法、対策方法
甲斐龍之介
SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動。
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外部リンクとは、自サイトと他のドメインやWebサイトをつなぐリンクのこと。
Googleは外部リンクが多いWebサイトを評価するため、外部リンクの獲得は検索ランキングの上位表示につながります。
しかし、獲得を目指す外部リンクは何でも良いというわけではありません。
低品質な外部リンクは、Googleからの評価を下げるため注意が必要です。
場合によっては、低品質な外部リンクが原因でGoogleからペナルティを受ける可能性も。
Googleの評価を高める外部リンクの特徴を理解し、SEO対策に活かせる外部リンクの獲得を目指しましょう。
この記事では、外部リンクがSEO対策で重要な理由をはじめ、外部リンクの調べ方や獲得方法、注意点などを解説します。
外部リンクについての基本的な仕組みも解説しているため、SEOの基礎を学びたい方も必見です。
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外部リンクとは
外部リンクとは、他のドメインやWebサイトから自サイトへ向けられたリンク(またはその逆)のことです。
外部リンクの仕組みを正しく理解することはSEO対策で重要となります。
ここでは、下記の順番で外部リンクの仕組みを解説します。
- 外部リンクは外部サイトからの被リンク
- 外部リンクの被リンクと発リンクの違い
- 外部リンクと内部リンクの違い
外部リンクは外部サイトからの被リンク
SEO対策における外部リンクとは、別のWebサイトからの別のサイトへ送られたリンクを意味します。
自社サイトが他社サイトからの外部リンクを獲得すると、リンクを辿って自サイトに訪れることができます。
別のWebサイトが自サイトへの外部リンクを張るケースはさまざまです。
たとえば、足りない情報を補う目的の場合もあれば、ページの信頼性を向上することを目的としているケースもあります。
どちらにしても、外部リンクを多く獲得することで自サイトに訪れる人が増えることに違いはありません。
外部リンクの被リンクと発リンクの違い
外部リンクにおける被リンクと発リンクの違いはリンク元とリンク先です。
被リンクでは、下の画像のように他サイトが自サイトのリンクを張ります。
発リンクは、下の画像のように自サイトが他のサイトのリンクを張ることです。
被リンクも発リンクもSEO対策では重要となります。
ただし、発リンクについては自分でリンクを自由に選んで張ることができるため、リンクを獲得しなければならない被リンクに比べると対策の難易度は高くありません。
もちろん、発リンクにおいてもリンクの張り方や参考にするサイトの選定は重要です。
被リンクの増やし方とは?良質な被リンクの獲得方法や事例を紹介
外部リンクと内部リンクの違い
内部リンクとは、自サイト内のページをつなぐリンクです。
他サイトのリンクを張ったり獲得したりする外部リンクと異なり、自サイト内だけでおこなうリンクとなります。
下の画像をご覧ください。
自サイトにA~Dの4つページがあるとします。
たとえば、AページやCページを補完する内容がBページにあった場合、AページやCページからBページにアクセスできるリンクがあれば検索ユーザーに便利です。
画像に表すように、サイト内の別ページへのリンクを内部リンクと言います。
内部リンクは、サイト全体の評価を高めるためにも活用しましょう。
内部リンクでサイトの評価が高まる理由は、クローラーが巡回しやすくなることやページ同士の関連性が高くなってGoogleの評価が上がるためです。
また、内部リンクは自サイトを巡ってもらえるため、外部リンクに比べるとサイトの滞在時間が増えるメリットもあります。
内部リンクとは?SEOに効果的な張り方や最適化のメリット・コツを徹底解説
外部リンクがSEOで重要な理由
外部リンクのうち、特に被リンクの獲得はSEO対策で重要と言われています。
なぜなら、被リンクを獲得することによってGoogleからの評価が高まるためです。
ここでは、外部リンクがSEO対策で重要な理由を下記の順番で解説します。
- クローラーに見つけてもらいやすくなるため
- 有益なWebサイトであるとGoogleに判断されやすいため
クローラーに見つけてもらいやすくなるため
外部リンクを獲得することで、クローラーに見つけてもらいインデックスされやすくなります。
インデックスとは、検索エンジンのデータベースにWebページを登録することです。
インデックスされたWebページは、キーワードを検索した場合に検索結果に表示されるようになります。
仮に、外部リンクを獲得しているWebサイトと獲得していないWebサイトでは、クローラーに見つけてもらうまでにどのような差があるでしょうか。
外部リンクを獲得していないWebサイトは、数あるサイトから自分のサイトを見つけ出してもらう必要があります。
一方、外部リンクを10個獲得しているWebサイトなら、自サイトが見つからなくても、リンクがある10サイトのどれかを見つけ出してもらうことでインデックスされるわけです。
外部リンクが増えることでクローラーの巡回を早め、Webサイトを早く評価できるようになります。
クローラーとは?意味や仕組み、巡回を促す対策、拒否する方法をわかりやすく解説
有益なWebサイトであるとGoogleに判断されやすいため
外部リンクが多いWebサイトは、有益とGoogleに判断されやすい特徴があります。
なぜなら、外部リンクが多いということは多くのWebサイトで引用されているため、情報の信頼性が高いと判断されるためです。
価値のあるWebサイトは他サイトからも多く引用されるため、重要性の高いWebサイトと判断されてGoogle検索で上位に表示されやすくなります。
下記は、Googleが掲げる10の事実に記載されている外部リンクに関する内容です。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。
引用:Googleが掲げる10の事実
Googleが掲げる10の事実では、外部リンクを投票と解釈しています。
そして、ここでいう票とはGoogle検索のランキングを決める票と考えるとわかりやすいでしょう。
外部リンクが多いサイトは票を多く獲得しているため、ランキング上位に表示されやすくなるわけです。
E-E-A-Tとは?Googleが重要視するSEO最重要評価基準を高める施策を解説!
外部リンクの獲得状況の調べ方
外部リンクをSEO対策に活かすためには、外部リンクをどれくらい獲得しているか把握しなければなりません。
外部リンクの獲得状況を調べる方法として下記の3つがあります。
- 外部リンクを調べたいURLをGoogleエンジンで検索する
- Googleサーチコンソールを使用する
- 被リンクチェックツールを活用する
それぞれの方法で外部リンクの獲得状況を調べる方法を詳しくみていきましょう。
外部リンクを調べたいURLをGoogleエンジンで検索する
外部リンクの獲得状況を調べる場合、自WebサイトのURLをGoogleに入力して検索すると外部リンクしているWebサイトを見つけられる場合があります。
検索した際にアイコンの横にURLが表示されますが、自サイト以外のドメインが使われているサイトが外部リンクを獲得している可能性のあるサイトです。
ただし、すべての外部リンクがインデックスされているとは限りません。
そのため、URLをGoogleで調べて表示されるサイト以外にも外部リンクを獲得しているサイトがある可能性もあります。
また、リンクを張らずにURLだけ掲載しているサイトが検索される場合もあるため、あくまでも参考程度にしましょう。
Google Search Console(グーグルサーチコンソール)を使用する
Google Search Console(グーグルサーチコンソール)とは、Google検索結果の掲載順位や管理、改善するために役立つ無料サービスです。
Google Search Consoleには、外部リンクをチェックする機能がデフォルトで搭載されています。
リンクを見る方法は下記の通りです。
- URLを登録している「Google Search Console」にアクセス
- 左のメニュー下部にある「リンク」をクリック
- リンクレポートが表示
リンクレポートページで確認できるのは下記の4項目です。
- 上位のリンクされているページ
- 上位のリンク元サイト
- 上位のリンクされているページ
- 上位のリンク元テキスト
外部リンクだけでなく内部リンク数の確認もできます。
また、上位のリンク元サイトは、自サイトを多くリンクしているWebサイトです。
上位のリンク元テキストについては、プロパティにリンクしている外部ページのリンクテキストとなります。
また、Google Search Consoleでは外部リンクをエクスポートできる機能も搭載されており、無料で利用可能です。
Google Search Consoleの右上に「外部リンクをエクスポート」という項目があるため、外部リンクの解析をしたい場合は活用しましょう。
Googleサーチコンソールとは?できることや使い方、登録方法・設定方法を解説
被リンクチェックツールを活用する
外部リンクの獲得状況を調べる方法として被リンクチェックツールの活用があります。
被リンクチェックツールとは、自サイトのURLを入力すると自動的に外部リンクの分析をおこなう機能です。
被リンクチェックツールには、Google Search Consoleにはない被リンクの属性やリンク切れを探す機能などが使えるメリットがあります。
被リンクチェックツールには無料と有料サービスがあり、より細かい分析をおこないたい場合やSEO対策を同時にしたい場合は高機能な有料サービスがおすすめです。
おすすめの被リンクチェックツールとして下記のサービスがあります。
どちらも被リンクチェックツールの種類は無料版と有料版があります。
有料版を利用すると、リンクの属性やリンク切れ、データの一括ダウンロードなどの機能が追加されるため細かい分析が可能です。
被リンクチェックツールについては、下記のページでさらに詳しく解説しているので参考にしてください。
【無料アリ】被リンクチェックツール5選!リンク元の調べ方やデータ活用例を解説
外部リンクの獲得方法
外部リンクを獲得することでSEO効果を高められます。
外部リンクを獲得するためには、下記の3つのポイントを押さえることが大切です。
- オリジナリティのある優れたコンテンツを作成
- SNSを活用して自サイトを宣伝する
- ユーザーが見やすいレイアウトを心がける
オリジナリティのある優れたコンテンツを作成
外部リンクを獲得するためには、オリジナリティのある優れたコンテンツの作成が前提です。
なぜなら、優れたコンテンツを作成するとWebサイトに訪れたユーザーは情報を自然に共有したくなるためです。
たとえば、誰も知らないお得な情報を得たとき、それを人に教えたくなるという経験をしたことがある方は多いでしょう。
同じように、有益なWebサイトを見つけたユーザーは他のユーザーと共有したい気持ちが生まれて外部リンクの獲得につながります。
優れたコンテンツを作成するためには独自性が重要です。
そのためには、体験や考察、本人の調査による結果に基づいたコンテンツを作る必要があります。
たとえば、SEO関連のコンテンツを作成する場合、自分自身がWebサイトを実際に作成してSEO対策で得た結果をコンテンツに入れると独自性が生じます。
一方、ほかのWebサイトのコンテンツを参考に作ったコンテンツだと独自性はありません。
オリジナリティのある優れたコンテンツは自然とGoogleに評価されます。
そのため、検索順位をチェックしながらコンテンツの充実を図ることが大切です。
良質なコンテンツとは何か?Googleの定義や作り方のポイントを解説
SNSを活用して自サイトを宣伝する
外部リンクを獲得するためには自サイトを宣伝しましょう。
優れたコンテンツを作成してGoogleに登録しても、他のユーザーに多く見てもらわないとすぐに評価は上がりません。
そのため、Googleエンジンとは別の形で自サイトの宣伝をおこなう必要があります。
自サイトの宣伝として効果的な方法がSNSです。
ちなみに、SNSで自分のコンテンツがシェアされても、シェアされたリンクの被リンクは無効となるため外部リンクにはなりません。
被リンクが無効になる理由は、SNS上でシェアされたリンクにはnofollow属性と言ってクローラーに認識されないタグが付帯されているためです。
そのため、SNSで外部リンクを直接増やすことは難しいでしょう。
しかし、SNSにWebサイトのコンテンツの一部を発信している場合、投稿に興味を持ったユーザーはWebサイトにアクセスして情報を得るでしょう。
そこで、コンテンツを気に入ったユーザーが自サイトにリンクを張ると、純粋な外部リンクの獲得につながります。
nofollow属性とは?SEO上の役割や使い方、記述・設定方法を解説
ユーザーが見やすいレイアウトにする
ユーザーが見やすいレイアウトを意識することは、外部リンクを増やすために必要となります。
なぜなら、コンテンツの質を高めようと内容にこだわると、文字ばかりになってユーザーは読むことに苦痛を感じるからです。
そうなると、コンテンツの良さを知る前に離脱してしまうため、外部リンクの獲得にはつながりにくいでしょう。
ユーザーが見やすいとは下記のようなレイアウトです。
- 改行や余白を作る
- 画像やイラストを適度に使用する
- 解説が長くなる場合は図解やリストを作る
- 見出しや本文に強弱をつける
最終的には、コンテンツのわかりやすさが重要となります。
そのためには、上記の点を意識したサイト作りが重要です。
外部リンクを獲得しやすいWebサイトを作るためにも、ユーザーが見やすいレイアウトを意識してコンテンツを作りましょう。
外部リンク獲得や張り方(貼り方)に関する注意点
外部リンクはSEO対策で有効な方法です。
しかし、外部リンク獲得や張り方に関して下記のような注意点もあります。
- ガイドラインに抵触しないようにリンクスパムに注意する
- 適切なタグを設定する
- リンク先のページの内容がわかるアンカーテキストにする
外部リンクが原因で検索順位が下がってしまう場合もあるため注意しましょう。
ここでは、外部リンクに関する注意点をまとめています。
ガイドラインに抵触しないようにリンクスパムに注意する
ガイドラインに抵触しないようにリンクスパムには十分に注意しましょう。
Google検索セントラルでは下記のような外部リンクをリンクスパムとしています
・ランキングを上げることを目的としたリンクの売買
引用元:Google検索セントラル(一部引用)
・過剰な相互リンク
・自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成
・質の低いブックマークサイトのリンク
・ウィジェットに埋め込まれる非表示のリンクや低品質なリンク
ちなみに、Googleはリンクの売買をウェブ上における経済活動の一環としてある程度の理解は示しています。
そのため、nofollow属性や sponsored属性をタグに設定していればポリシー違反にはなりません。
言い換えれば、これらのタグを設定していない場合はポリシー違反になる可能性があるため注意が必要です。
適切なタグを設定する
リンクをGoogleが適切にクロールするためには適切なタグの設定が必要です。
Google検索セントラルでは、Googleがたどれるリンクは下記としています。
Google のクローラがたどれるリンクは、href 属性が指定された <a> タグのみです。その他の形式のリンクはたどれません。<a> タグでも href 属性がないものや、スクリプトのクリック イベントによりリンクとして機能するその他のタグをたどることはできません
引用元:Google検索セントラル リンクをクロールできるようにする
基本的に、ブログやサイトが作成できるCMSを使ってリンクを張る場合、リンク挿入機能はhref 属性が指定された <a>タグがデフォルトとなっているため問題ありません。
一方、自身でHTMLを編集する場合やJavaScriptを使って動的にリンクを挿入する場合、記述によってはリンクがクロールされない場合があるため注意が必要です。
SEOに効果的なHTMLタグの書き方とは?基本構造やエラーがないかチェックする方法
リンク先のページの内容がわかるアンカーテキストにする
アンカーテキストとは、Webページ内にあるリンクに表示する文章のことです。
検索エンジンのクローラーは、リンクのアンカーテキストをチェックしてリンク先の内容を把握しています。
そのため、アンカーテキストが適切ではないとGoogleに正しく評価されません。
SEO効果を高めるためのアンカーテキストは下記のポイントを押えましょう。
- リンク先のキーワードを入れる
- 簡潔にリンク先の内容を表わす
- カラーは青色が基本
それでは、アンカーテキストの良い例と悪い例を紹介します。
良い例:検索順位を計測するならノビリスタの活用方法!をご覧ください
悪い例:検索順位に関してはここをクリック
アンカーテキストのリンクの色が青色以外だとユーザーはリンクだと認識しにくいです。
また、“ここをクリック”のように内容のないアンカーテキストも適切ではありません。
アンカーテキストは、必要最低限のキーワードを入れて簡潔にまとめましょう。
アンカーテキストとは?SEOに最適な書き方や役割を解説
低品質な外部リンクへの対策方法
低品質な外部リンクで自サイトの評価を下げないためには対策が必要です。
ここでは、低品質な外部リンクへの対策方法を下記の順番で紹介します。
- Googleの評価が上がる/下がる外部リンクを理解する
- リンクの否認ツールを使用する
- むやみにリンクを削除するのは逆効果になる
Googleの評価が上がる外部リンクを理解し、そのうえで低品質な外部リンクの対策をしましょう。
Googleの評価が上がる/下がる外部リンクを理解する
外部リンク対策をおこなう前に、Googleの評価が上がる/下がる外部リンクを理解しておきましょう。
なぜなら、SEO対策で効果的な外部リンクを削除すると、自サイトの評価を大きく下げてしまうためです。
そのためにも、低品質な外部リンクとSEOに効果がある外部リンクを見分ける必要があります。
具体的には、下記のようなWebサイトからのリンクはGoogleの評価が上がりやすいです。
- 独自ドメインからのリンク
- 自サイトの内容と関連性のあるWebサイトのリンク
- Google評価が高いコンテンツを提供している
- 被リンクが急増しているWebサイト
- 似たテーマの中では新しいWebサイト
一方、下記のようなWebサイトはGoogleの評価を下げる可能性があるため、削除した方がいい外部リンクとなります。
- リンク集サイトからのリンク
- コピーコンテンツサイトからのリンク
- 1つのサイトからの大量リンク
- リンクが有料売買されているサイトからのリンク
リンクの否認ツールを使用する
低品質な外部リンク対策としてリンクの否認があります。
リンクの否認とは、不適切なリンクをGoogleに通知して検索エンジンに影響しないようにすることです。
リンクの否認をおこなうためには、Googleが提供しているサーチコンソールのリンク否認ツールを活用しましょう。
手順は下記の通りです。
- Google Search Consoleから外部リンクを抽出
- 否認したい被リンクの一覧をテキストファイルにまとめる
- 作成したテキストファイルをリンクの否認ツールにアップロード
それでは、1つずつ解説します。
リンク否認ツールの使い方とは?低品質サイトから被リンクを否認する方法と効果が出るまでの期間
Google Search Consoleから外部リンクを抽出
外部リンクの状況を把握するために、Google Search Consoleを使用して外部リンクを抽出しましょう
外部リンクを抽出する方法は、このページの「Google Search Consoleを使用する」で解説しています。
外部リンクをエクスポートする場合は「その他のサンプルリンク」を選んでください。
外部リンクの抽出先候補は下記の3つです。
- Googleスプレッドシート
- Excelとしてダウンロード
- CSVをダウンロード
形式は、使いやすいファイル形式で問題ありません。
否認したい被リンクの一覧をテキストファイルにまとめる
外部リンクを抽出したら、次は否認するリンクのリストを作成しましょう。
否認するページのURLやドメインのリストをテキストファイルで作成します。
否認リストを作成する場合のルールは下記の通りです。
- 否認するURLまたはドメインを1行につき1つ指定
- ドメインを無効にする場合は「domain:」というプレフィックスを付ける
- ファイル形式はUTF-8または7-bit ASCll
- ファイルの拡張子は「.txt」
- URLの最大長は2,048字
- 最大ファイルサイズは100,000行および2MB
- 行の先頭に♯をつけるとコメントの追加ができる
以下は、上記のルールを参考に作成したtxtファイルになります。
作成したテキストファイルをリンクの否認ツールにアップロード
作成したテキストファイルはリンクの否認ツールにアップロードします。
アップロード先は「Google Search Consolのサイトへのリンクを否認する」のページです。
プロパティで否認したいWebサイトを選択して、先ほど作成したテキストファイルをアップロードしましょう。
以上、否認ツールを使った外部リンクの削除方法でした。
リンク否認ツールの使い方とは?低品質サイトから被リンクを否認する方法と効果が出るまでの期間
むやみにリンクを削除するのは逆効果になる
SEO対策でむやみに外部リンクを削除することは逆効果になる場合があります。
なぜなら、被リンクの数が減って順位下落につながる可能性があるためです。
低品質な外部リンクがもたらすSEOのマイナス効果と、リンク数が多いことによるSEOのプラス効果のバランスを考える必要があります。
あきらかにスパムリンクならリンクを削除しても問題ないでしょう。
しかし、公開されて間もないWebサイトのように実績がなく、Google評価が低いWebサイトからの被リンクはスパムとは言えません。
そのため、リンク数が多いことによるSEOのプラス効果の方が高くなる可能性もあります。
自分でスパムリンクを見つけて削除や否認することはSEO初心者にとってハードルが高いです。
また、Googleは悪質なリンクを無効化するアルゴリズムを導入しているため、悪質なリンクをサイト評価に加えないようにしています。
そのため、対策をしなかったとしても直ちにGoogleからの評価が下がるわけではありません。
リンクを否認する場合は慎重にURLを精査したうえでおこないましょう。
スパムリンクとは?目的やリスク、確認・判定方法、増加したときの対処法
外部リンクに関するよくある質問
ここでは、外部リンクに関するよくある質問をまとめています。
外部リンクとはなんですか?
外部リンクとは、自サイトと他サイトをつなぐリンクのことです。
外部リンクには発リンクと被リンクがあります。
発リンクは自サイトに設置して他サイトにアクセスするリンク、被リンクは他サイトが設置した自サイトへのリンクです。
外部リンクは違法になりませんか?
外部リンクは違法ではありません。
被リンクや発リンクなどの外部リンクを張ることは原則的に自由となっています。
ただし、適正な引用の範囲を超えた複写や自サイトに他サイトの一部を組み込むなどの引用方法は権利侵害になるケースもあるため注意が必要です。
外部リンクでSEO対策をおこなうコツはありますか?
独自性が高く良質なコンテンツを提供しているWebサイトの外部リンクをたくさん獲得するとGoogleの評価が上がりやすいです。
そのためには、自サイトのコンテンツを高めて多くの外部リンクを獲得する必要があります。
コンテンツを充実させるためには、専門性や独自性などを取り入れながら検索ニーズに合ったWebサイト作りを意識しましょう。
たとえば、取材記事や専門家監修のコンテンツなどは専門性や独自性が高くなります。
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