SEO
公開日2023年3月30日
更新日2023年12月07日
Googleペナルティとは?解除方法や確認方法、原因と対策を解説
甲斐龍之介
SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動。
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SEOを意識したコンテンツを作成するにあたり、注意すべきことはGoogleペナルティを受けないことです。
Googleペナルティとは、Googleのガイドラインに違反したときの罰です。
別名SEOペナルティとも呼ばれています。
Googleペナルティを受けると、突然サイトの検索順位が大幅に下がったり、検索結果から除外されてしまったりします。
たとえ現状で検索上位を取っている記事でも、Googleペナルティを受けてから急激にアクセスが減ったということもあります。
そのため、サイト運営者はGoogleペナルティを受けないように工夫しつつ、万が一ペナルティを受けた場合には、すぐに対処する必要があるのです。
この記事では、Googleペナルティの種類や原因、対策、Google Search Consoleを使った確認・解除方法について解説します。
ぜひ本記事を参考に、Googleペナルティを受けないサイトを作りつつ、万が一ペナルティを受けた場合でも落ち着いて対応できるだけの知識を身につけましょう。
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Googleペナルティとは
Googleペナルティとは、Googleの提示するガイドラインに違反した際に課せられる罰です。
SEOペナルティとも呼ばれています。
Googleペナルティを受けると、Webサイトが検索結果に表示されなくなったり、検索順位が大幅に下がったりします。
また、ペナルティを解除するまで検索順位が元に戻ることもありません。
そのためWeb担当者の方は、Googleペナルティを受けることを避けつつ、万が一ペナルティを受けたらすぐに対処する必要があります。
Googleペナルティの種類
Googleペナルティは、大きく2種類に分けられます。
- 手動ペナルティ
- 自動ペナルティ
ペナルティの種類によって罰の重さや確認・解除方法が異なります。
それぞれのペナルティについて詳しく見ていきましょう。
手動ペナルティ
手動ペナルティとは、Google担当者がサイトを見て、手動で行われるペナルティです。
検索順位の大幅下落や検索結果から除外されるなど、比較的重いペナルティが課せられます。
ちなみに、手動ペナルティを受けると、Google Search Consoleに通知が送られます。
手動ペナルティを受けたサイトは、Googleの再審査を受けない限り、解除されることはありません。
万が一、手動ペナルティの通知を受けた場合は、すぐに対処する必要があります。
Googleに再審査リクエストを送信し、手動ペナルティが解除されれば、検索順位がすぐに回復するはずです。
手動ペナルティの解除方法については後述しますので、ぜひ参考にしてください。
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自動ペナルティ
自動ペナルティとは、GoogleのアルゴリズムがSEOスパムを検出し、自動的に検索順位を引き下げるペナルティです。
検索順位は落ちてしまいますが、検索圏外になったりするほどではないため、手動ペナルティよりは軽いペナルティと言えます。
ただ、自動ペナルティはペナルティを受けた際に通知が来ません。
そのため、自分のサイトがそもそもペナルティを受けているのか、そしてペナルティを受けていたとして何に違反しているのかがわかりません。
いきなり検索順位が大幅に下がり、サーチコンソールにも通知が来ていない時は、この自動ペナルティを受けている可能性が高いです。
その場合は、原因を推測して修正する必要があります。
検索順位が下がった原因とは?順位急落後にやってはいけないことと対処法を解説
Googleペナルティの原因
ここでは、Googleペナルティを受ける原因をご紹介します。
Googleの品質に関するガイドラインから、原因と考えられるものは大きく2種類に分けられます。
- 質の低いコンテンツがある
- 不自然なリンクが張られている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
質の低いコンテンツがある
質の低いコンテンツは、Googleペナルティの原因になります。
Googleは企業理念として、ユーザーに有益な情報を届けることを重要視しています。
そのため、独自性がなく、質の低いサイトは低く評価される傾向にあるのです。
ペナルティの対象となる「質の低いコンテンツ」には、具体的に以下のようなコンテンツが該当します。
・重複コンテンツ
引用:Google Search Console[主導による対策]レポート
・無断で複製されたコンテンツ
・自動生成されたコンテンツ
・悪意のあるユーザーが生成したスパムコンテンツ
・独自性のないコピーコンテンツ
・キーワードの乱用
・別ページへの誘導を目的に作成されたページ
とにかく記事数を増やせばSEOでも評価されるというのは勘違いなので、絶対に避けるべきです。
検索結果で上位表示を目指すには、ユーザーの悩みや疑問を解決する高品質なコンテンツを作成することが重要です。
良質なコンテンツとは何か?Googleの定義や作り方のポイントを解説
不自然なリンクが張られている
サイト内に不自然なリンクが張られているコンテンツも、Googleペナルティの対象になります。
不自然なリンクとは、検索順位を上げるためだけに張られた不正なリンクのことです。
サイトに張られているリンクは、Googleアルゴリズムの評価対象となり、検索順位に大きな影響を与えます。
確かに高品質なサイトからリンクを張られている場合は、SEOでも高く評価されやすいです。
しかし、上記のような低品質なリンク(いわゆるブラックハットSEO)は逆効果になってしまいます。
Googleのアルゴリズムを騙すような低品質なリンクには、SEO効果が全く期待できないので、絶対に避けましょう。
被リンクの増やし方とは?良質な被リンクの獲得方法や事例を紹介
Googleペナルティの確認・解除方法
万が一Googleペナルティを受けたらいち早く修正して、ペナルティを解除する必要があります。
ペナルティの確認・解除方法は、手動ペナルティの場合と自動ペナルティの場合で異なります。
- 手動ペナルティの場合
- 自動ペナルティの場合
それぞれの解除方法について詳しく見ていきましょう。
手動ペナルティの場合
手動ペナルティを確認・解除するには、Google Search Consoleを使用します。
1.Google Search Consoleに届いたメッセージで違反の内容を確認
まずは、Google Search Consoleにアクセスし、左サイトバーにある「手動による対策」をクリックします。
サイトに問題がなければ「問題は検出されませんでした」と表示され、問題がある場合は「〇件問題が検出されました」という文言が表示されます。
2.違反内容を修正する
問題が検出された場合、ペナルティに関する詳細内容が表示されます。
その違反内容を確認して、すぐに対応してください。
3.審査のリクエストをする
修正が完了したら、Google Search Consoleの「セキュリティと手動による対策」→「手動による対策」の順に選択し、「審査をリクエスト」ボタンをクリックしてください。
審査はリクエスト後、1週間前後で行われます。
審査が終わるとGoogleから審査結果が通知され、リクエストが承認されればペナルティの解除が完了です。
なお、手動ペナルティは審査のリクエストを行わなくても一定の期間が経過することで自動的に解除されることもあります。
ただ、できるだけペナルティを解除するためにも、必ず審査のリクエストは行いましょう。
Googleサーチコンソールとは?できることや使い方、登録方法・設定方法を解説
自動ペナルティの場合
自動ペナルティは、手動ペナルティとは違い、Googleから通知が来ることはありません。
そのため、検索順位が急激に下がったページなどを中心に、規約に違反する箇所がないかを自らチェックする必要があります。
また、自動ペナルティは手動ペナルティと違い「再審査のリクエスト」ができません。
修正を行った後は、再びクローラーが巡回してサイトを再評価してくれるのを待つ必要があります。
Googleの自動ペナルティをいち早く察知するためには、日々の検索順位を常に確認しておかなければいけません。
日々の検索順位の確認には、弊社のNobilsta(ノビリスタ)というツールがおすすめです。
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ぜひNobilista(ノビリスタ)を利用して、万が一ペナルティを受けた時にすぐに対応できる環境を作っておきましょう。
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Googleペナルティの対策
Googleペナルティを受けた後の対処法を知っておくことも重要ですが、まずはGoogleペナルティを受けないためのコンテンツを作成することが重要です。
ここでは、Googleペナルティを受けないために行うべき対策を4つ紹介します。
- ユーザーニーズを満たす高品質なコンテンツを作成する
- 低品質なコンテンツは削除する
- 不自然なリンクを張らない
- Googleのアップデート情報を把握する
1つずつ詳しく見ていきましょう。
ユーザーニーズを満たす高品質なコンテンツを作成する
Googleは企業理念としてユーザーファーストを掲げており、ユーザーニーズを満たすコンテンツを高く評価しています。
ユーザーニーズを明確にした上で、ユーザーが抱える悩みや疑問を解決する方法を提供する必要があります。
高品質なコンテンツを作成するコツは、検索上位の情報を網羅しながら、それに加えて独自内容を盛り込むことです。
現状で検索上位のコンテンツは、Googleがユーザーの疑問を解決できると評価しています。
つまり、検索上位の情報はユーザーニーズを満たしている可能性が高いといえます。
ただ、検索上位のコンテンツを網羅するだけでは、検索上位を大幅に上げるのが難しいです。
検索上位の情報を網羅しつつ、他のサイトにはない独自性のある内容を盛り込むことで、他サイトとの差別化が図れます。
良質なコンテンツとは何か?Googleの定義や作り方のポイントを解説
低品質なコンテンツを削除する
低品質なコンテンツは、削除するようにしましょう。
低品質なコンテンツとは、自動生成した記事や重複コンテンツなどを指します。
確かにサイトの記事数が少ないよりは多い方がGoogleから評価されやすくなります。
ただ、低品質なコンテンツがあるとペナルティを受けやすく、SEOでも逆効果です。
低品質なコンテンツは削除して、高品質なコンテンツだけを残しましょう。
低品質コンテンツとは?見分け方やSEOへの影響、削除するときの注意点
不自然なリンクを張らない
関連性のないサイトにリンクを張ったり、購入したリンクを張ったりするとペナルティの対象になります。
Googleが評価するのは、リンクの数ではなく質です。
むやみにリンクを増やす行為はかえって低評価を招く可能性があるので、注意しましょう。
記事コンテンツSEO対策
100のチェックリスト
Googleのアップデート情報を把握する
Googleのコアアルゴリズムアップデートの情報を把握することで、ペナルティを未然に防ぐことができます。
コアアルゴリズムアップデートとは、Googleが検索順位を決めるアルゴリズムを見直し、検索結果を大幅に改善するためのアップデートのことです。
このアップデートは年2〜4回程度実施されており、事前告知もあります。
Googleアルゴリズムのアップデート情報は、Google検索セントラルブログやTwitterにて更新されます。
コアアルゴリズムアップデートが行われたら、自サイトがペナルティの対象にならないかを速やかに確認しましょう。
Googleアルゴリズムとは?仕組みやランキング要因、アップデートの歴史を解説
Googleペナルティに関するよくある質問
Googleペナルティに関するよくある質問をまとめました。
ぜひ参考にしてください。
- どのようなサイトがGoogleペナルティを受けますか?
- 手動ペナルティはどのくらいの期間で解除されますか?
- 一度ペナルティを受けると検索順位は上がりませんか?
- 手動ペナルティと自動ペナルティで罰の重さは異なりますか?
どのようなサイトがGoogleペナルティを受けますか?
以下のようなサイトは、Googleからペナルティを受ける可能性が高いです。
- 質の低いコンテンツがあるサイト
- 不自然なリンクが張られているサイト
Googleのペナルティを受けないためには、ユーザーのためになる高品質なコンテンツを作り続けることが大切です。
手動ペナルティはどのくらいの期間で解除されますか?
手動ペナルティは再審査のリクエスト後、解除されるまで通常1週間程度かかります。
ペナルティを受けている間は検索順位が上がることはないので、できるだけ早く解除しましょう。
一度ペナルティを受けると検索順位は上がりませんか?
Googleペナルティを受けたままでは、検索順位を上げるのが難しいです。
ペナルティが解除されると、通常通りSEO効果が期待できます。
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100のチェックリスト
手動ペナルティと自動ペナルティで罰の重さは異なりますか?
手動ペナルティと自動ペナルティで罰の重さは異なります。
- 手動ペナルティ:比較的重い
- 自動ペナルティ:比較的軽い
自動ペナルティは検索順位が低下する程度の罰が基本です。
それに対して手動ペナルティは、検索順位が大幅に下がったり、検索結果から除外されたりするなど、比較的重い罰が与えられます。
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