SEO
公開日2022年7月5日
更新日2024年07月09日
検索順位の調べ方とは?無料・有料に分けてWebサイトの順位計測方法を紹介
甲斐龍之介
SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動。
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Webサイトの記事をいくつか公開してきたあたりで訪問者数や検索順位が気になってくるのではないでしょうか?
検索順位を調べることが、SEO(検索エンジン最適化)対策の第一歩です。
検索順位を調べるには検索順位チェックツールが必要で無料・有料も合わせると沢山あります。
検索順位の調べ方を知り、沢山ある検索順位チェック無料・有料ツールから自分に合ったものを、選びたいと考えている方はぜひ最後までお読み下さい。
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検索順位を1位に上げる方法とは?順位が決まる仕組みや調べ方も解説
検索順位を調べる重要性やタイミングの目安
なぜWebサイトの検索順位を調べる必要があるのでしょうか?
検索順位を知り、SEO対策をすることで、より多くの人に訪問してもらうことが出来るようになるからです。
より多くの訪問者数を増やしたいと考えるWebサイト運営者は、遅かれ早かれSEO対策を行うことが必要になってきます。
その第一歩が、検索順位を調べることです。
そこまで理解しているWebサイト運営者の中には、「何記事ぐらいから検索順位を意識した方が良いのか?」という疑問が出てくると思います。
明確な答えはありませんが、大体20記事以上を目安にするといいと思います。
理由は、記事数が少なすぎてもWebサイトが検索エンジンに評価されているかわからない、評価されるのに一定の時間を必要とするからです。
また、検索順位を調べることを始めたら、以降は毎日チェックし順位変動の傾向を掴み、SEO対策をすると良いでしょう。
検索順位の推移を記録する方法とツールを紹介!推移を把握するメリットとは
検索順位の調べ方(無料編)
ここでは無料の検索順位チェックツールを使用し、検索順位を調べる方法を紹介します。
使用してみて、使いやすかったツールを3つに絞り紹介します。
- 検索順位チェッカー
- SEOチェキ!
- Nobilista Lite
検索順位チェッカー
検索順位チェッカーはURLとキーワードを入れると、Google,Yahoo,Bingの検索順位とヒット数を表示してくれます。
スマホの順位も表示してくれるので、PCとスマホの両方の検索順位を知ることが出来ます。
検索結果をCSVでダウンロードもできるため、毎日記録することで傾向を掴むことが出来るようになります。
メリットは次の通り。
- CSVで出力が出来る
- 競合サイトのキーワード順位もチェックすることが出来る
- キーワードのヒット数も検索することが出来る
- スマホのチェックも可能
デメリットは次の通り。
- チェックする際にエラーが生じることがある
- 日々の傾向を記録するには、CSVでダウンロードして、データを集める必要があるため手間がかかる
- キーワードは5セットまでしか検索できない
Google,Yahoo,Bingとスマホの検索順位を幅広く知りたい人に、お勧めです。
ヒット数はキーワードがどれだけの人に検索されているかの目安になるため、SEO対策する上で、どのキーワードを重点的に対策するかを判断するといった使い方をすると良いでしょう。
検索順位チェッカーの使い方?取得失敗の時の対処法も解説
SEOチェキ!
SEOチェキ!はURLとキーワードを3つ入力しチェックボタンを押すことで検索順位をチェックすることが出来ます。
このサイトの良い点として、対象サイトのキーワード出現頻度や発リンク(自サイトから他サイトへのリンク)をチェックできます。
サイトでのキーワードの使い方を見直したり、自サイトで不足している情報を専門家などによる詳しい情報が載っているサイトにリンクすることで、自サイトのコンテンツの内容を補うことが出来ます。
メリットは次の通り。
- 検索結果の出力が早い
- 競合サイトのキーワードも検索することが出来る
デメリットは次の通り。
- CSV出力が出来ないため、手入力で日々の傾向を記録する必要がある
- 3キーワードしか検索することが出来ない
- スマホのチェックは出来ない
思い立った時に検索順位を素早く調べたい方にお勧めします。
日々の記録を残しておき、比較により検索順位が上がったのか下がったのかを判断することが出来ます。
キーワードは3つまでしかできませんが、検索結果の出るのが早いため、多くのキーワードを何回かに分けて検索順位を調べる事が出来ます。
競合サイトがわかっている場合は、競合サイトのキーワードも、素早く調べ自サイトとの比較でキーワードを補強するような記事を追加するといった使い方をすると良いと思います。
SEOチェキの使い方とは?見方や活用方法、データの信憑性について解説
Nobilista Lite
https://co.nobilista.com/ja/lite/
Nobilista LiteはURLとキーワードを入力し、チェック開始ボタンを押すことでGoogle検索順位を表示してくれます。
メリットは次の通りです。
- CSVで出力が出来る
- 競合サイトのキーワード順位も検索することが出来る
- 対象ページのURLも表示してくれる
- 結果の出力が早い
デメリットは次の通り。
- 日々の傾向を記録するには、CSVでダウンロードして、データを集める必要があるため手間がかかる
- 1日3回までしかチェックすることが出来ない
- キーワードは5セットまでしか検索できない
素早く、5キーワードでスマホも含めた検索順位をチェックしたい人にお勧めします。
スマホの普及により、スマホからサイト訪問をする人が多くなってきています。
増加しているスマホによる検索もフォローした方がより効率的に訪問者数を増やすことが出来ます。
Nobilista Liteは検索順位を測定したURLも掲載してくれます。
自サイトに沢山の記事がある場合に、どのページでキーワード対策をすればよいかがわかるため、素早く対策を打つといった使い方が出来ます。
検索順位を自動チェックする有料ツール
これまで無料版の検索順位チェックツールを紹介してきましたが、素早く、簡単に検索できるという強みがある反面、日々検索順位をチェック、記録し検索順位の傾向を把握するとなると手動で記録を取り続ける必要がありました。
チェック機能自動化等の便利な機能を使い、時間をかけずにより踏み込んだ対策がしたいと思ったら、有料ツールが必要になります。
検索順位チェックに時間を使うことが難しい、Web運営担当者にとっては、対策方法を短時間で割り出す使い方も出来ます。
ツール独自の分析により、SEO対策のしやすさを表示してくれるツールもあるので、より踏み込んだ対策が出来るようになります。
無料ツールを使ってみて物足りなさを感じた場合に、お勧めする3つの有料ツールを紹介します。
- RankTracker
- GRC
- Nobilista
RankTracker
RankTrackerは海外製のツールですが日本語も対応しています。
中でも多くの機能を備えており、著名なグローバル企業により活用されています。
本格的なPro向けツールになります。
メリットは次の通り。
- 日々の検索順位の傾向がわかり、対策するべき記事がすぐに特定できる
- 検索順位チェックをスケジュール予約することで自動化できる
- Macでも使用が可能
デメリットは次の通り。
- ツール導入コストがかかる
- 機能が多すぎてわかりにくい
- サポート対応は英語のみ
RankTrackerは非常に多くの機能を備えています。
特にキーワードを無制限で登録することが出来るため、キーワードがどんなに多くても自動で順位検索を行い、記録することで日々の傾向を掴むことが出来ます。
チェックするべきキーワードが10,000もあった場合、無料ツールで順位計測と記録を行うと、1日では時間が足りなくなります。
ところが、RankTrackerのスケジュール予約機能を活用すると、PCを立ち上げておくだけで検索順位を毎日記録してくれるので、デスクに座ってすぐに検索順位をチェックすることが出来ます。
(PCを立ち上げておくことが条件)
競合サイトも登録したキーワードをもとに順位検索を行うことが出来ます。
競合サイト分析では競合サイトで上位にランクインされているが、自サイトでは下位にランクインされているキーワードの抽出を行い、自サイトでそのキーワードをフォローする記事を作成するような使い方が出来ます。
RankTrackerの優秀な機能を使いこなすことで、効率的にSEO対策を行うことが出来るようになります。
導入コストは、$149/年(ドル円134.92円換算すると日本円で20,103円)ですので、機能を使いこなすことが出来れば導入する価値は十分にあると思います。
RankTrackerの使い方とは?導入からインストール、初期設定方法を解説
GRC
GRCはSEOツールラボが提供する日本製のツールです。
OSがWindowsでかつ、シンプルで使いやすい検索順位チェックツールを求める方は検討してみるといいと思います。
機能に関しては、十分なものが揃っており、無料ツールで時間がかかっていたSEO対策を効率化することが出来ます。
メリットは次の通り。
- キーワードを登録することで、検索順位の傾向をチェックすることが出来る
- スケジュール機能により自動順位チェックの時間を設定出来る
- 狙っているキーワードの上位100までのサイトを一覧にすることが出来る
デメリットは次の通り。
- MACで使用する際には、手間がかかる
- ライセンスキーはユーザーアカウントに帰属するため、別アカウントでは使用できない
- 月間検索数は自動で取得することが出来ない(自分で調べて手入力)
月間検索数を自動で取得できないというデメリットはありますが、順位検索チェックツールとしての利便性は十分備えています。
調べるキーワードが多くなりすぎて、無料ツールでは時間がかかるので効率化したい、かつシンプルで使いやすいツールを使いたいと思った時に検討すると良いでしょう。
気になる導入コストですが、登録可能なURL、キーワード数で異なってきますが、サイト運営を始めたばかりであれば、スタンダードプラン(URL登録数:50、キーワード登録数:5,000、コスト:990円/月)を検討してみると良いでしょう。
検索順位チェックツール「GRC」の使い方とは?機能や料金、デメリットを解説
Nobilista
Nobilistaは、無料ツールで紹介したNobilista Liteの兄貴分にあたる検索順位チェックツールです。
複数のOSを使う環境や、スマホで気になった時に順位チェックを行いたい方にはお勧めするツールです。
操作画面もシンプルで使いやすいため、操作の把握に時間をかけずに順位チェックを効率的に行うことが出来ます。
クレカ登録不要で7日間使い放題
メリットは次の通り。
- クラウド型なので、どの端末(PC、スマホ、タブレット等)からでも順位チェックが出来る
- いつでも順位チェックが出来る
- Windows、Macのどちらでも使用が可能
デメリットは次の通り。
- 競合サイトの分析が出来ない(2022年内実装予定)
- スマホ版の順位計測が出来ない(2022年内実装予定)
入門プランともいえるパーソナルプランではURL3つとキーワードが150しか登録できないというデメリットもありますが、Webサイト運営を始めたばかりの方にとっては十分なのではないかと思います。
早朝にクラウドの方で順位チェックを行うため、朝PCを立ち上げた段階ですでに順位チェックを終えている状態です。
そのため、すぐにグラフや前日との比較で順位の傾向を把握することが出来ます。
定期的に行われるGoogleアルゴリズムアップデートの前後や、競合サイトが進出し自サイトの順位が下がった場合に対策を打ちやすくなります。
月間にキーワードが検索された数も検索ボリュームとして計測してくれるため、検索数の多いキーワードを狙って記事を増やすことも出来るようになります。
導入コストはパーソナルプランで990円/月から可能です。
7日間無料でお試しが出来ますので、記事数が溜まってきて無料ツールでの対策に時間がかかることが気になってきたら検討してみて下さい。
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