SEO

更新日2023年10月17日

emタグとは?意味や使い方、他のHTMLの強調タグとの違いをわかりやすく解説

甲斐龍之介

SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動

 

emタグとは、特定の文章を強調させるHTMLタグです。
emphasisの略で、イーエムタグと呼びます。

強調したいテキストをemタグで囲むことで、そのテキストが斜体で表示されます。
emタグを使うことによる直接的なSEO効果はありませんが、ユーザーにとって読みやすい文章になり間接的なSEO効果が期待できます。

ただ、強調させるタグにはemタグ以外に「strongタグ」や「bタグ」などもあり、どのような違いがあるのか、どちらのタグを使えば良いのかわからない方も多いでしょう。

そこで本記事では、emタグの意味strongタグやbタグとの違いemタグによるSEO効果記述方法・使用例を解説します。
ユーザーにとって読みやすいコンテンツを作成する際の参考にしてください。

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strongタグとは?bタグとの違いやSEO効果、太字のHTMLタグの使い方

emタグとは

emタグ(イーエムタグ)とは、強調を表すHTMLタグです。
「emphasis」の略で、日本語で直訳すると「強調」という意味があります。

強調したいテキストの前後をemタグで囲むことで、そのテキストが斜体で表示されます。
例えば、下記の文章で「強調」という文字にemタグを設定するとします。

emタグは<em>強調</em>を表すHTMLタグです
→emタグは強調を表すHTMLタグです

上記のようにemタグで囲むと、囲まれたテキストが斜体になります。

emタグを使い特定のテキストを強調させることで、ユーザーに重要な情報を正確に伝えやすくなるメリットがあります。
ただ、検索エンジンにテキストの重要性を伝える効果はないため、主に装飾目的で利用します。

emタグは全てのHTML要素で指定できます。
また、emタグはほとんどのブラウザで対応可能です。

PCスマホ
Google ChromeiOS版 Safari
SafariAndroid版 Chrome
Microsoft EdgeAndroid版 Firefox
FirefoxAndroid版 Opera
nternet ExplorerAndroid Webview
OpreraSamsung Internet

Windowsで「メイリオ」のフォントを指定している場合、emタグを設定してもテキストが斜体にはなりません。
emタグを設定しているにも関わらずテキストが斜体にならない場合は、フォントを確認してみてください。

emタグを使うメリット

主に装飾目的で使用するemタグですが、記事コンテンツを作成する際に必ず使用しなければいけないわけではありません。
詳しくは後述しますが、emタグ自体にSEOの効果を高めるような役割はないため、使用しても使用しなくてもGoogleからの評価はほとんど変わりません。

ただ、emタグを設置することで、ユーザーに伝えたい重要な情報を強調できます。
装飾が一切ない単調な文章は読みづらいと感じるユーザーが多く、途中で文章を読むのが面倒になってしまいページから離脱されてしまう可能性が高いです。

重要な部分だけを知りたいユーザーは多いので、emタグで特定の文字を強調させることで読みやすいコンテンツを作成することができるのです。

emタグとCSSのemの違い

本記事で紹介しているemタグはHTMLタグのひとつですが、CSSにも「em」という言葉が存在します。
HTMLとCSSはセットで使われることが多いので、HTMLのemタグとCSSのemの違いがわからない方も多いでしょう。

ここでは、emタグとCSSのemの違いを紹介します。

そもそもCSSとは

CSSとは「Cascading Style Sheets」の略で、スタイルシートと呼ばれるプログラミング言語です。
Webページの文字の色や大きさ、配置などの見た目を設定するプログラミング言語で、HTMLとセットで使われることが多いのが特徴です。

  • HTML
    Webサイトの構造を作成する言語
  • CSS
    HTMLで作られたページを装飾するための言語

Webサイトの構造をHTMLで作成し、その作成したページをCSSを使って見やすく装飾するといったイメージです。

SEOに効果的なHTMLタグの書き方とは?基本構造やエラーがないかチェックする方法

CSSのemはHTMLの大きさを指定する単位

CSSの「em」はHTMLの大きさを相対的に指定する単位で、あらかじめCSSで文字の大きさ(font-size)を指定していない場合は「1em=16px」になります。
大文字の「M(エム)」の読み方が語源になっています。

font-size(文字の大きさ)やletter-spacing(文字間隔)などのCSSプロパティで以下のように指定します。

h2 {
font-size:2.0em;
letter-spacing:1.0em;
}

CSSにおける「em」はあくまでも単位であり、HTMLで使用する「emタグ」とは何の関係もありません。

emタグとstrongタグ・bタグ・iタグの違い

emタグは文字を強調するためのHTMLタグですが、他にもstrongタグやbタグも文字を強調するためのタグです。
また、iタグはemタグと同じように斜体で表示させるためのHTMLタグです。

それぞれ共通点もありますが、相違点もあります。
ここでは、emタグとstrongタグ・bタグ・iタグの違いを紹介します。

  1. emタグとstrongタグの違い
  2. emタグとbタグの違い
  3. emタグとiタグの違い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

emタグとstrongタグの違い

タグ名目的検索エンジンへの影響
emタグ文字を強調(斜体で表示)テキストの重要性を伝えない
strongタグ文字を強調(太文字で表示)テキストの重要性を伝える

strongタグは、文章を太文字にできるHTMLタグです。
「強調する」という点ではemタグと共通していますが、emタグはstrongタグに比べて重要度がやや下がります。

strongタグをコンテンツのメインキーワードに近い単語に使うことで、検索エンジンにテキストの重要性を伝えることができます。
一方、emタグは検索エンジンにテキストの重要性を伝えないため、直接的なSEO効果はありません。

strongタグは以下のように記述します。

<strong>〇〇〇〇</strong>

今年の夏は例年に比べて<strong>平均2.0℃</strong>も気温が高かった。
→今年の夏は例年に比べて平均2.0℃も気温が高い。

効果的にstrongタグを使うことでSEO効果が期待できますが、使い過ぎるとSEOで逆効果になる可能性があります。
重要な箇所が多い場合には、emタグを併用するのがおすすめです。

strongタグとは?bタグとの違いやSEO効果、太字のHTMLタグの使い方

emタグとbタグの違い

タグ名目的検索エンジンへの影響
emタグ文字を強調(斜体で表示)テキストの重要性を伝えない
bタグ装飾(太文字で表示)テキストの重要性を伝えない

bタグもstrongタグと同じようにテキストを太文字にできるHTMLタグです。
ただ、strongタグのように検索エンジンにテキストの重要性を伝える役割はないため、基本的に装飾目的で使用します。

emタグとbタグはどちらも装飾目的で使用しますが、太文字にしたい場合は「bタグ」、斜体で表示したい場合は「emタグ」という使い分けが基本です。

bタグは以下のように記述します。

<b>〇〇〇〇</b>

英語を話せるようになるには<b>恥ずかしがらず積極的に話してみること</b>が大切だ。
→英語を話せるようになるには恥ずかしがらず積極的に話してみることが大切だ。

どちらもSEOに影響を与えませんが、使いすぎるとユーザーにとって読みづらい文章になってしまいます。
多くても1つの見出しにつき1〜2回程度に抑えましょう。

emタグとiタグの違い

タグ名表示使用ケース
emタグ斜体で表示重要な部分を強調する
iタグイタリック体で表示見た目を斜体にする

iタグとは文字をイタリック体にするためのHTMLタグです。
イタリック体とはアルファベットの書体の一つで、文字が斜めになっているのが特徴です。

iタグもemタグも斜体で表示されるため、見た目が同じように見えます。
主な違いとしては、emタグが重要な部分を強調するタグに対して、iタグは単に見た目を斜体にするタグという点です。

iタグは以下のように記述します。

<i>〇〇〇〇</i>

<i>引用:wikipedia</i>
引用:wikipedia

文字を強調させたい場合は、iタグよりもemタグの使用が望ましいです。

emタグにSEO効果はあるのか?

emタグは文字を斜体にして強調するタグですが、直接的なSEO効果はありません。

なぜなら、現在のSEOはコンテンツの質が重要視されており、emタグの使用自体が大きく影響するとは考えづらいからです。
検索エンジンの精度は年々高まっており、もはやemタグがなくても重要な部分が把握できるレベルにあるほどです。

そのため、対策キーワードにemタグを使ったからと言って、そのキーワードで上位表示できるわけではありません。

実際にGoogle公式の「Google Search Central」というYouTubeチャンネルでも、emタグを使用することがSEOに影響を与えるとは明言していません。

前述したとおり、emタグにはstrongタグのように検索エンジンに重要なテキストだと伝える役割はありません。

メインキーワードなど重要なテキストを強調させたい場合は、基本的にstrongタグを使うのがおすすめです。
strongタグを使う必要はないものの、文章にメリハリを付けたいときにemタグを設定するといった使い方が効果的です。

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ユーザビリティ向上により間接的なSEO効果は期待できる

emタグを使用すること自体にSEO効果はありませんが、emタグを使うことにより強調させたい箇所が明確になり、コンテンツが読みやすくなります。

ユーザーは基本的にすべての文章を一言一句読むことはありません。
見出しや表、装飾されている文章を中心に、飛ばし飛ばし読みながら自分の欲しい情報だけを探しています。

装飾や表、画像などが一切なく、単調な文章ではユーザーに読んでもらいづらく、すぐにページを離脱されてしまう可能性が高いです。
一方、重要な部分にemタグを使用しメリハリのある文章であれば、読みやすさが増し、最後まで読んでもらえる可能性が高まります。

このようにユーザビリティが向上すれば、間接的なSEO効果は期待できます。
ユーザーが読みやすいコンテンツかどうかを優先に考え、必要に応じて利用するのが望ましいでしょう。

HTMLにおけるemタグの記述方法と使用例

ここでは、HTMLにおけるemタグの記述方法と使用例を紹介します。

  1. HTMLにおけるemタグの記述方法・使用例
  2. emタグを使用する際の注意点

それぞれ詳しく見ていきましょう。

HTMLにおけるemタグの記述方法・使用例

HTML上でemタグを設定する場合、以下のように記述します。

<em>〇〇〇〇</em>
※〇〇〇〇に強調したい文言を入れる

実際の使用例では下記のとおりです。

お酒を飲むのは<em>20歳</em>になってからです。
→お酒を飲むのは20歳になってからです。

私は<em>今年中</em>に英会話を取得する
→私は今年中に英会話を取得する

このように文章中で強調させたい部分にemタグを設定することで、一気に読みやすい文章になります。

emタグを使用する際の注意点

emタグを使用する際の注意点は、意味のない多用をしないことです。
直接的なSEO効果がないemタグを多用したからといって、Googleペナルティを受ける心配はありません。

ただ、むやみに多用するとスパムを疑われてしまいます。
また、文章の大半にemタグを使い強調していると、ユーザーはどこの情報が重要なのかがわからず、ユーザビリティも低下してしまいます。

emタグの使用はユーザーのためになるか、ならないかで判断します。
ユーザーのためにならない不要な箇所にemタグは使わないようにしましょう。

Googleペナルティとは?解除方法や確認方法、原因と対策を解説

emタグに関するよくある質問

emタグに関するよくある質問をまとめました。
ぜひ参考にしてください。

emタグとは何ですか?

emタグ(イーエムタグ)とは、強調を表すHTMLタグです。
強調したいテキストの前後をemタグで囲むことで、そのテキストが斜体で表示されます。

emタグを使用するとSEOで評価されますか?

emタグを使用しても直接的なSEO効果は期待できません。
ただし、重要なテキストにemタグを使用し装飾を加えることで、ユーザビリティが向上して間接的なSEO効果が期待できます。

emタグの使用は必須ですか?

emタグの使用は必須ではありません。
emタグを使用していないからといって、SEOでマイナスになることはありません。

読みやすい文章にするために、必要に応じて使用しましょう。

emタグは何個まで使っていいですか?

emタグの使用回数に上限はありません。
ただ、意味のない部分にemタグを使用するとユーザビリティが下がるため注意しましょう。
多くても1つの見出しに1~2個までの使用に抑えることが大切です。

emタグを使っても文字が斜体にならない原因を教えてください

Windowsの標準文字を「メイリオ」に指定していると斜体になりません。
また、使用しているブラウザ(GoogleやFirefoxなど)によって表示が異なる場合があります。

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