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更新日2023年12月28日

スパムリンクとは?目的やリスク、確認・判定方法、増加したときの対処法

甲斐龍之介

SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動

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スパムリンクとは、低品質なWebサイトからの被リンクのことです。
本来であれば、Webサイトからの被リンクはGoogleからの評価を高める要素となります。
しかし、スパムリンクに関してはGoogleからの評価を下げる要素となるため注意が必要です。
さらに、スパムリンクは自分の知らないところで勝手に張られてしまうケースもあります。

スパムリンクによってGoogleの検索順位を下げられないためにも、Googleサーチコンソール被リンクチェックツールなどを使い、定期的にスパムリンクの有無を調べて対策しましょう。

この記事では、スパムリンクの特徴目的をはじめ、スパムリンクを調べる方法対処法を解説します。
スパムリンクがもたらすWebサイトへの影響を正しく理解してSEO対策に活かしましょう。

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SEOスパムとは?種類一覧や行為によるリスク、判定基準を解説

スパムリンクとは

スパムリンクとは、自サイトと関連性のない低品質なWebサイトからの被リンクのことです。
スパムリンクは、Googleからの評価を下げる要素のひとつとなります。
ここでは、スパムリンクについて下記の順番で詳しく解説します。

  1. スパムリンクはGoogleからの評価を下げる被リンク
  2. スパムリンクとナチュラルリンクの違い
  3. スパムリンクとリンクスパムの違い
  4. スパムリンクと隠しリンクについて
  5. 不自然なリンクとスパムリンクについて

スパムリンクはGoogleからの評価を下げる被リンク

スパムリンクは、Googleからの評価を下げる被リンクです。
本来であれば、他サイトから自サイトへの被リンクはGoogleからの評価を上げる要素となります。
なぜなら、被リンクが多いということは自サイトを参考にしているユーザーが多く、Googleから信頼できる情報を掲載していると判断されやすいためです。

しかし、低品質なWebサイトからの被リンクはGoogleの評価を下げてしまいます。
自サイトに低品質なWebサイトからの被リンクが集まると、Googleから低品質のWebサイトとみなされやすくなります。
そして、低品質なWebサイトはユーザーのニーズに合っていないと判断されるため検索順位も下がるというわけです。

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スパムリンクとナチュラルリンクの違い

ナチュラルリンクとは、外部サイトから自然に張られた被リンクのことです。
ナチュラルリンクは、質の高いコンテンツや1次情報のコンテンツを作成した際などに、参考にしたいという理由で他サイトからリンクされます。

悪意を持ってリンクを張るスパムリンクとは目的が異なり、ナチュラルリンクはGoogleからの評価を高めやすいリンクです。

特に、下記のようなナチュラルリンクはGoogleからの評価を高めます。

  • IPアドレス、ドメインが分散している
  • リンク元とリンク先のコンテンツに関連性がある
  • リンク元の専門性や信頼性が高い
  • リンク元のWebサイトの更新頻度が高い
  • リンク元のドメインランクが高い

SEO対策では、スパムリンクを減らしてナチュラルリンクを増やすことが重要です。

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スパムリンクとリンクスパムの違い

リンクスパムとは、外部リンクを利用して検索順位を操作する行為のことです。
スパムリンクが低品質なWebサイトからの被リンクを指すのに対し、リンクスパムはリンクを悪用した行為を指します。

リンクスパムの歴史は20年以上も前に、スパマーがWebサイトのゲストブックに宣伝サイトのリンクを繰り返し張りつけたのが始まりです。
ブログが普及し始めた2003年頃には、ブログの公開コメントにスパム目的のリンクを大量に張りつけるスパム業者も現れました。

現在は、Wikipediaのようにリンクを自由に張れるWebサイトもリンクスパムのターゲットとなっています。

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スパムリンクと隠しリンクについて

隠しリンクとは、ユーザーから見えないようにアンカーテキストを隠して設置するリンクのことです。
たとえば、下記のようなリンクが隠しリンクに該当します。

  • 背景色とアンカーテキストの色を同じにしてリンクを見えないようにする
  • CSSを利用してアンカーテキストの文字フォントを0にする
  • CSSを利用してアンカーテキストをコンテンツの外に置く
  • 画像の後ろにアンカーテキストを置く
  • 目立たない1文字のみをリンクにする

隠しリンクは、Googleのポリシーに違反する行為となります。
そのため、隠しリンクを多用しているWebサイトはGoogleからの評価が低いです。

また、隠しリンクによってGoogleからの評価が下がったWebサイトからのリンクは、低品質なWebサイトからの被リンク(スパムリンク)となります。
そのため、隠しリンクを使っているWebサイトからの被リンクは、自サイトの評価を下げることにつながるため注意しましょう。

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不自然なリンクとスパムリンクの違い

不自然なリンクとは、検索エンジンでWebサイトのランキングを操作するために人為的に作られたリンクのことです。
たとえば、下記のような被リンクを不自然なリンクと言います。

  • 他サイトにお金を払って得た被リンク
  • 自分で作成した他サイトからの自作自演の被リンク
  • 過度な相互リンク

スパムリンクと不自然なリンクの違いは、意図的に被リンクを受けているかどうかです。
不自然なリンクは、検索順位を上げるためにWebサイトの運営者が意図的に被リンクを受けることに対し、スパムリンクはWebサイトの運営者の意思に関係なく被リンクを受けます。

ちなみに、不自然なリンクはGoogleからのペナルティの対象です。
Googleは自動的に不自然なリンクを探しており、不自然なリンクが見つかった場合は下記のようなメッセージが届きます。

サイトへの不自然な人為的、偽装、または不正なリンクのパターンが検出されました。PageRank を操作することを目的としたリンクの購入やリンク プログラムへの参加は、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に違反しています。

引用:Serach Consoleヘルプ-サイトへの不自然なリンク

スパムリンクよりも、意図的におこなう不自然なリンクの方が悪質性は高いです。
しかし、Googleがスパムリンクと不自然なリンクを完全に見分けることは難しく、意図的ではないスパムリンクが不自然なリンクと判断されてしまうケースもあります。

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スパムリンクの目的とGoogleペナルティの関係

スパムリンク対策をおこなう前に、スパムリンクの目的やGoogleペナルティの関係を知っておきましょう。
下記の順番で詳しく解説します。

  1. スパムリンクは競合サイトの評価を下げるため
  2. 発リンクを増やしてGoogleの評価を高める目的のスパムリンクもある
  3. スパムリンクに対するGoogleペナルティ
  4. 勝手にスパムリンクが張られた場合のペナルティ
  5. Googleのリンクスパムアップデートについて

スパムリンクは競合サイトの評価を下げるため

スパムリンクの目的は、競合サイトの評価を下げることです。
競合サイトがある場合、スパムリンクで競合サイトの評価を下げると自サイトの順位は自然と上がってきます。

自サイトの順位を上げるために、時間をかけて高品質なコンテンツを作成するよりも、低品質なWebサイトを作って競合サイトに向けてリンクを張る方が手間もかかりません。
つまり、スパムリンクで競合サイトを検索ランキングから引きずり落としているのです。

発リンクを増やしてGoogleの評価を高める目的のスパムリンクもある

スパムリンクの中には、発リンクを増やしてGoogleの評価を高めることを目的としている場合もあります。
発リンクとは、自サイトから他サイトに移動するために設置するリンクのことです。

発リンクそのものにGoogleの検索順位を高める要素はありません。
しかし、Googleのスタッフ「ジョン・ミューラー氏」はYouTube内(19:53秒あたり)で下記のような言及をしています。

私たちの観点では、他のサイトへの外部リンクなので、あなたのサイトから他の人のサイトへのリンクは特にランキング要素ではありません。
しかし、コンテンツに価値をもたらすことができ、それが検索において私たちにとって関連性のあるものになる可能性があります。
そして、それらが守られているかどうかは、あまり問題ではありません。

引用:Google ウェブマスター セントラル オフィスアワー ハングアウト

つまり、良質なWebサイトへの発リンクは自サイトの価値を高め、結果的にGoogleに評価されやすくなるというわけです。
このような情報をもとに、SEO対策で低品質のWebサイトが発リンクを設置した場合も、リンク先のWebサイトの評価は下がる可能性があります。

発リンクのSEO効果とは?本数・リンク先のチェックツールやデメリット、設置時の注意点を解説

スパムリンクに対するGoogleペナルティ

スパムリンクに対し、Googleはペナルティを科しています。
Googleがペナルティの対象としているのは、サイト運営者が意図的におこなう不自然なリンクです。
ペナルティを受けた場合、Googleサーチコンソールの「手動による対策レポート」でペナルティの解除をおこないます。

  • 原因となっているリンクを特定して削除
  • 「手動による対策」レポートで「審査をリクエスト」をおこなう
  • ガイドラインに違反していないことが確認されるとペナルティは解除

審査リクエストをおこなう場合は、修正した内容をこまかく記述する必要があります。

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勝手にスパムリンクが張られた場合のペナルティ

勝手に張られたスパムリンクもGoogleのペナルティの対象となる場合があります。
なぜなら、Googleはスパムリンクと不自然なリンクの区別が完全にできないためです。

たとえば、自サイトAが低品質なWebサイトBから発リンクされているとします。
Googleの検索エンジンがサイトAとサイトBをつなぐリンクを発見したとき、そのリンクが自サイトAのSEO対策による不自然なリンクか、サイトBがサイトAの評価を下げるためにおこなっているスパムリンクかを判断するのは困難です。

サイトBが自サイトAの評価を下げるためのスパムリンクだとしても、Googleが不自然なリンクと判断するとペナルティを受ける可能性があります。

スパムリンクによる検索順位の低下を防ぐためには、サイト運営者自身が普段からスパムリンクの有無を調べて対策をしなければなりません。

Googleのリンクスパムアップデートについて

スパムリンクやリンクスパムに対するGoogleの取り組みに、リンクスパムアップデートがあります。
リンクスパムアップデートとは、AIをベースにしたGoogleのスパム防止システム「SpamBrain」を使ってスパムリンクを無効化することです。

最近では、2022年12月にリンクスパム対策アップデートがおこなわれました。

リンクスパムアップデートは定期的におこなわれており、スパムリンクが持つSEO効果が無効化されることで検索順位にも影響を与えます。
スパムリンクのみで検索順位を操作しているWebサイトには致命的なアップデートです。

しかし、Googleの対策が強化されるのと同時にスパムリンクも巧妙化しているため、アップデートがおこなわれても完全にスパムリンクの影響を取り除くことはできません。

スパムリンクの有無を確認するツール

スパムリンクの有無は、Googleサーチコンソール被リンクチェックツールを使って調べる必要があります。
ここでは、スパムリンクの有無を確認するツールや調べ方について下記の順番で解説します。

  1. Googleサーチコンソールを使う
  2. 無料の被リンクチェックツールを使う
  3. 有料の被リンクチェックツールを使う

Googleサーチコンソールを使う

スパムリンクの有無を調べる方法としてGoogleサーチコンソールがあります。
Googleサーチコンソールは、Googleが提供している分析ツールであるため信頼性が高いです。
Googleサーチコンソールでスパムリンクを調べるためには下記の方法でおこないます。

  1. Googleサーチコンソールにログイン
  2. サイドバーの下部にあるリンクを選択
  3. 上位のリンク元サイトを選択

続いて、上位のリンク元サイトの詳細を確認します。

上部にある「外部リンクの総数」は、サイトが得ている被リンクの総数です。
画像のサイトだと、外部リンクの総数が6,461件あることになります。

次に、リンク数が多いサイトから順番にアクセスして目視でスパムリンクを調べましょう。
 ちなみに、下記のようなサイトからの被リンクはスパムリンクの可能性が高いです。

  • 関連性のないサイトからの被リンク
  • 隠しリンクが使われている
  • 不自然に多数のリンクが張られている
Googleサーチコンソールとは?できることや使い方、登録方法・設定方法を解説

無料の被リンクチェックツールを使う(hanasakigani)

スパムリンクは、無料の被リンクチェックツールでも調べられます。
ここで紹介する「Hanasakigani」は、無料で使える被リンクチェックツールです。
スパムリンクの有無を調べたいURLを検索窓に入力すると、下の画像ページが表示されます。

自サイトと関連性のないWebサイトからの外部リンク総数が多いと、スパムリンクの可能性があります。

有料の被リンクチェックツールを使う(Moz Pro)

スパムリンクをこまかく分析したい場合は、有料の被リンクチェックツールを活用しましょう。
ここで紹介する「Moz Pro」は、有料の被リンクチェックツールです。
Moz Proには、下の画像のような独自のスパムリンク判定機能が搭載されています。

引用:MOZ-What Is Spam Score?

オレンジや赤色は、スパムリンクの可能性が高い被リンクです。
これらの色のリンクを優先して調べることで効率よくスパムリンクを探せます。

スパムリンクの有無を確認するために、必ずしも有料の被リンクツールが必要とは限りません。
しかし、被リンクが多いWebサイトになると手作業でのチェックは時間がかかるため、有料の被リンクツールを使う方が効率的です。
まずは、無料のGoogleサーチコンソールや被リンクツールを活用して、スパムリンクが探しにくいと感じる場合は有料の被リンクツールを利用しましょう。

【無料アリ】被リンクチェックツール5選!リンク元の調べ方やデータ活用例を解説

スパムリンクかどうか判定する基準はある?

スパムリンクの有無を調べる場合、スパムリンクの判定基準が気になるところです。
ここでは、スパムリンクを判定するための基準について下記の順番で解説します。

  1. Googleはスパムリンクの判定基準を公開していない
  2. スパムサイトからの被リンクはスパムリンクになりやすい
  3. スパムリンクになりやすいスパムサイトの特徴一覧

Googleはスパムリンクの判定基準を公開していない

Googleはスパムリンクの判定基準を公開していません。
判定基準を公開しない理由は、Google検索でリンクスパムが横行していることからスパムリンクの悪用を防止するためです。
そのため、スパムリンクかどうかの判定は自分自身でおこなう必要があります。

スパムリンクを手動で削除する場合、自サイトの評価を下げるリンクかどうかを正しく判断しなければなりません。
自サイトの評価を上げる優良なリンクを誤って削除してしまうと、自サイトの評価が下がってしまう可能性があります。

スパムサイトからの被リンクはスパムリンクになりやすい

スパムサイトからの被リンクは、スパムリンクの可能性が高くなります。
スパムサイトとは、キーワードの羅列やクローキングなどの手法を使って検索上位に入ろうとする悪質性の高いWebサイトのことです。

スパムサイトの中には、ハッカーが正規のサイトに入り込んで低品質なサイトに変えられてしまうケース、ユーザーが詐欺に遭うような危険なケースもあります。
このようなWebサイトからの被リンクは、自サイトの評価を大きく下げる要因です。

Google検索のしくみ」によると、2020年だけでスパム行為のあるページが毎日400億ページも見つかったとしており、スパムサイトの存在はGoogle検索における大きな問題となっています。
そして、スパムサイトが存在する以上はスパムリンクもなくなりません。

スパムリンクを調べるためには、被リンク元のWebサイトがスパムサイトの条件に該当するかどうかも判断材料となります。

クローキングとは?手法の具体例やSEOとの関係、リスクを解説

スパムリンクになりやすいスパムサイトの特徴一覧

Googleでは、スパムに関するポリシーについて下記のように言及しています。

Google のポリシーに違反しているサイトは、検索結果での掲載順位が下がったり、まったく表示されなかったりすることがあります。

引用:Google検索セントラル- Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー

つまり、Googleのスパムに関するポリシーに違反しているサイトはスパムサイトと言えます。
下記に挙げているのは、Googleのポリシーに違反するサイトの一覧です。

・クローキングしている
・誘導ページがある
・ハッキングされたコンテンツがサイトに配置されている
・サイト内に隠しテキストや隠しリンクが存在している
・キーワードが乱用されている
・リンクスパムをしている
・機械生成トラフィックをしている
・サイト内にマルウェアや悪意のある動作がある
・フェイク生成ツールのように誤解を招く機能がある
・無断で複製されたコンテンツが使われている
・不正なリダイレクトをしている
・スパム行為のある自動生成コンテンツが使われている
・内容の薄いアフィリエイトページがある
・ユーザー生成スパムがおこなわれている

参考:Google検索セントラル

Googleサーチコンソールや被リンクチェックツールで被リンク先のWebサイトを確認した際に、上記の内容がひとつでも当てはまるとスパムサイトの可能性があります。
このようなWebサイトからの被リンクは、スパムリンクとなるためリンクの削除が必要です。

Googleアルゴリズムとは?仕組みやランキング要因、アップデートの歴史を解説

スパムリンクへの対処法

スパムリンクが見つかった場合は、Googleからの自サイトの評価を下げないためにスパムリンクへの対処が必要です。
ここでは、スパムリンクへの対処法を下記の順番で解説します。

  1. スパムリンクの被リンク元のサイト管理者に削除依頼の連絡をする
  2. Googleサーチコンソールでリンク否認をおこなう

スパムリンクの被リンク元のサイト管理者に削除依頼の連絡をする

スパムリンクが見つかった場合は、被リンク元のサイト管理者に削除依頼をしましょう。
Webサイトによっては、お問い合わせフォームやコメント欄を設置している場合もあります。
まずは、お問い合わせフォームやコメント欄に「リンクの削除希望である旨」を伝えましょう。

ただし、Webサイトの管理者は公開されていない場合も多く、Webサイトから連絡が取れるフォームや情報が記載されていないケースもあります。
サイト管理者に削除依頼ができない場合は、次に紹介するリンク否認をおこないましょう。

Googleサーチコンソールでリンク否認をおこなう

スパムリンクを削除する方法として、Googleサーチコンソールのリンク否認があります。
リンク否認とは、スパムリンクをGoogleに通知してランキングに影響を与えないようにする対策方法です。
スパムリンクを否認することで、リンクされていてもGoogleからの評価を落とさないようにできます。

Googleサーチコンソールを使ってリンク否認をおこなうためには、否認リストを作成してアップロードする必要があります。
否認リストに載せるスパムリンクの候補は、同ページの上部にある「Googleサーチコンソールを使う」を参考にしてください。

否認リストの作成ルールは下記の通りです。

  • ファイルの形式はUTF-8または7-bit ASCII
  • URLの最大文字数は2,048字
  • コメントの追加は#をつける
  • 否認するURLやドメインは1行につき1つ指定
  • ドメインを無効にしたい場合は行の先頭に「domain:」をつける

 否認リストが作成できたら、Googleサーチコンソールの否認ツールのページにアクセスします。
次に、プロパティから否認したいWebサイトを選び、「否認リストをアップロード」で先ほど作成したテキストファイルをアップロードしましょう。

アップロードするとGoogleが自動的に処理をおこない、数日~数週間ほどで反映されます。
リンク否認ツールの使い方や被リンクを否認する方法は、下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

リンク否認ツールの使い方とは?低品質サイトから被リンクを否認する方法と効果が出るまでの期間

スパムリンクに関するよくある質問

ここでは、スパムリンクに関するよくある質問をまとめています。

スパムリンクとはなんですか?

スパムリンクとは、低品質なWebサイトから自サイトへの被リンクです。
スパムリンクはGoogleからの評価を下げる要素となるため、放置しているとGoogleの検索順位が下がる可能性があります。

スパムリンク対策としては、被リンク元のWebサイトにリンクの削除申請をおこなうか、Googleサーチコンソールの否認ツールを活用しましょう。

スパムリンクとリンクスパムは違うのですか?

スパムリンクとリンクスパムは違うものです。
スパムリンクは、低品質なWebサイトからのリンクそのものを指します。
リンクスパムは、外部リンクを悪用して検索順位を操作する行為のことです。
似ている言葉ですが、意味は異なるため混同しないように注意しましょう。

スパムリンクを調べる方法はありますか?

Googleサーチコンソールや被リンクチェックツールを使い、不審な外部リンクを手動で探す方法が一般的です。
調べる外部リンクが多い場合は、スパムリンクの検出ができるMoz Proのような有料の被リンクチェックツールを使う方法もあります。

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