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更新日2024年11月25日

ドメイン変更のSEOリスクとは?SEO評価を維持して引っ越す手順を紹介

甲斐龍之介

SEOツール「Nobilista(ノビリスタ)」の事業責任者。株式会社IIPにて取締役兼SEO担当者。中小企業庁が設置した経営相談所、福岡県よろず支援拠点にてSEOコンサルタントとしても活動

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Webサイトを運用していると、ドメインの変更に迫られる場合があります。
しかし変更によってSEOへの影響が生まれたり、古い方のサイトでリダイレクト処理を行うなど、いくつかの注意も必要です。

そこでこの記事ではドメイン変更すべきタイミングや、変更によるリスクと失敗例、SEO評価を維持しドメイン変更する手順などを説明します。
変更するときの注意点や、変更後にすべきこと、WordPressや.htaccessでの取り扱いなども紹介するのでぜひ参考にしてください。

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ドメイン変更のリスクと失敗例

ドメインの変更はWebサイトにとって非常に大きなイベントであるため、時には大きなリスクや失敗例も存在します。
具体的には、下記のようなことに注意が必要です。

  1. Googleの検索順位が下落する
  2. 外部リンクからの流入が減少する
  3. SEOコストが増大する
  4. ブランドの認知度が減少する
  5. 内部リンクによる回遊が減少する
  6. 重複コンテンツが発生する

Googleの検索順位が下落する

ドメイン変更を行うと、少なくとも一定期間、Googleの検索順位が下落します。
古いドメインは既にGoogleからの評価を得ていますが、新しい方のドメインは、まだ評価を受けていないからです。

このような検索順位の下落を抑えるには、古いサイトから新しいドメインに向けて、適切な301リダイレクト処理を行わなくてはなりません。
その手順を間違えると、順位の復活は遠くなってしまいます。

外部リンクからの流入が減少する

ドメインの変更により、それまで古いサイトに張られていた外部リンクが消失してしまいます。
そのため、そこから来ていた流入も減少してしまうのです。

本来であれば全ての外部リンクの所在を把握し、その連絡先も確認し、ドメイン変更を連絡するのが望ましいでしょう。
しかし現実的には困難です。
そこで行うのがリダイレクト処理ですが、オリジナルのサイトに張られた外部リンクに比べ、Googleからの評価は下がってしまいます。

SEOコストが増大する

Googleからの評価が落ちてしまうため、その挽回のために新たなSEOコストがかかってしまいます。
元のサイトで長年かけて培ってきた多くの実績が、一度はゼロになってしまうからです。

一方、ドメインの変更はサイト全体の棚卸しをする良い機会にもなるでしょう。
改めて最新のSEO状況と照らし合わせ、より高い評価を得るためにコンテンツを見直し、必要な改善を行うことが効果的です。

またユーザーニーズの高いキーワードも、時代とともに変遷します。
必要があればキーワード調査から行いましょう。

ブランドの認知度が減少する

ドメインの変更により、ブランドの認知度にも悪い影響が出る可能性が生まれます。

まず、ブランドの名称ごと変更がされた場合、そのアナウンスから始めなくてはなりません。
そうでない場合でも、サイトにアクセスしてくるユーザーが新しいドメインを認識しにくくなるでしょう。
それによって顧客を失えば、事業の利益にも問題が出てきます。

内部リンクによる回遊が減少する

ドメインを変更すると、それによってサイト内のURL構造にも影響が生まれます。
その結果、内部リンクが壊れ、ページ間の移動が阻害される可能性も出るでしょう。
するとサイト内での回遊にも支障が出るため、ページビューやユーザーの利便性が悪化します。

これを防ぐには、サイトの移行後に徹底的な調査を行い、リンク切れを確認しなければなりません。

重複コンテンツが発生する

適切なリダイレクトを行わないまま、新旧両方のドメインの両方を維持していると、検索エンジンから重複コンテンツと見られてしまいます。
するとランキングの低下にも繋がるため、適切なリダイレクトが必要です。

ドメイン変更すべきタイミングとは

ドメインの変更には検索順位の低下や流入の減少、それによる収益の低下などのリスクが伴います。
それでも下記のような場合には変更をすべきと言えるでしょう。

企業の社名やブランド名の変更

会社の名称やブランド名に変更があった場合、ドメインもそれに合わせなければなりません。
特に事業が拡大する場面では、こうした施策はよく見られます。

例えば初期は地元で事業を展開していたため、その地域の地名を使っていたものの、後にスケールして全国展開したような場合です。
特定の商品が爆発的に売れた場合、その商品名をドメインにして独立させることもあります。

また、それまでリアル業態をメインに行なっていた会社がECなどのネット事業に取り組んだ場合、そこで新たなドメインに切り替えるケースもあるでしょう。
いずれの場合も会社全体を巻き込んだプロジェクトとなるため、関係各所とのやり取りが欠かせません。

合併や買収

複数の企業で合併や買収が行われた場合、その後の事業体は1つのドメイン名に統合されることが多いでしょう。
使用されなくなるドメイン名を使っていると、ドメイン変更が待ったなしです。

この場合、サイトの中身は原則的にはそのままでドメインのみ変更になるケースと、新たなサイトで他社と統合されるケースに別れます。
後者では統合のための処理が煩雑となりますが、ドメイン変更に関する基本的な手順は変わりません。
これまでのドメインで蓄積した資産を、できるだけ適切に新しいサイトに引き継ぎましょう。

シンプルなドメインに

ドメインは短くシンプルなほど、人々の記憶に残りやすくなります。
複雑なドメイン名を使っている場合、よりシンプルなものに変えた方が良い場合も多いでしょう。
これによりブランドが記憶に残りやすくなり、流入の増加に繋がることが期待できます。

よく知られているトップレベルドメインに

トップレベルドメインとは、ドメイン名の最後に付く、ドットの後に続くものです。
例えば「.com」「.jp」「.net」などが該当します。

Googleによればトップレベルドメインの種類がランキングに影響を及ぼすことはありません。
しかし一般的には、「.com」のような知名度の高いトップレベルドメインの方が記憶しやすく、信頼性も高いと言えるでしょう。
そのため、マイナーなよく知られているトップレベルドメインへの変更も十分な選択肢となります。

より適切な中古ドメインに

本来、希望していたドメイン名が他者に使われており、取得できなかったというケースもあるでしょう。
しかしその後になってドメイン名が放出された場合、中古ドメインとして使えます。
それほど多く見られるものではありませんが、放っておくと再び競合に取られてしまうかもしれません。
まずは取得しておくと安心です。

法的な問題への対応

使っていたドメイン名が他者の商標権や知的財産権を侵害していた場合、それが法的な問題につながる場合があります。
そうなると、仮に悪意が無かったとしても、ドメイン名の変更を余儀なくされることが多いでしょう。
時には時間的な猶予が少ないことも考えられるため、迅速な対応が必要です。

否定的な問題への対応

サイトの運用後に、自社のドメインと同じ名前が、何かしらの事件や悪いニュースに出てくる可能性もゼロではありません。
ドラマや漫画などのコンテンツに出てくる悪役側の人名や社名がそれに該当するケースもあります。
そうした場合、ドメイン名が否定的な問題につながってしまうため、その影響を避けるためにドメイン変更が必要です。

SEO評価を維持しドメイン変更する手順

ドメイン名を変更する場合、SEO評価を維持するために次の手順に従って進めてください。

新しいドメインを早めに購入する

ドメインはその運用歴が長いほどGoogleからの評価が高まります。
そのため、新しいドメインはできるだけ早めに購入しておきましょう。

特に中古ドメインで人気の出そうなものは、他社に取られてしまう可能性があります。
ドメインの変更が浮かぶ前に一種の防衛策として取得しておくことがおすすめです。

なお、Googleにドメインの取得を知らせるには、サイトを公開しなくてはなりません。
実際にはコンテンツがないとしても、必要最低限の情報を掲載したり、「近日公開」などとしておくことが有効です。

ドメインの変更を広報する

ドメインの変更日が決まったら、その日付を告知し、併せてブックマークの変更などを要請しましょう。
変更後に大きな追加コンテンツやキャンペーンの予定があれば、それもアナウンスしておきます。

変更後に古いサイトにアクセスがあった場合、新しいサイトに自動転送するのが基本ですが、トップページのみ告知を残しておくなども可能です。
そのような件も事前に手配を済ませておきましょう。

SEO指標を記録する

ドメインを変更する前に、現在のサイトにおける各種のSEO指標を記録しておきましょう。
これが変更後の状況を確認するためのベンチマークになります。

GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクス、順位チェックツールを使い、下記のような指標を確認してください。

  • オーガニックトラフィックなどの流入数
  • 検索キーワードのランキング
  • インデックスされたページ数
  • 直帰率や平均セッション継続時間

これらにより、どのようなキーワードがサイトへの流入を促進し、ユーザーがサイトでどのような行動を取っているかが分かるでしょう。
また、移行後のサイトで適切なインデックスが行われているかや、サイトのパフォーマンスがどの程度戻ったかが確認できます。

被リンクをエクスポートする

サイトに向けて貼られている被リンクを全て取得し、エクスポートしてください。
Googleはそれらに基づいてランキングを決定するため、変更後のサイトに引き継ぐことが重要となります。

特に評価が高くなるのは、権威のあるサイトから貼られた被リンクです。
こうしたサイトに対しては、ドメインの変更後にリンクの更新を依頼した方が良いでしょう。

ただし被リンクの数が多い場合、全てのリンク元に連絡を取るのは時に非現実的な作業です。
そのため被リンクの質を評価しておくことも欠かせません。

無料のGoogleサーチコンソールでは、「リンク > 上位のリンクされたページ > [ウェブページ] > [参照元サイト]」から、上位のウェブページの被リンクをエクスポートできます。
また有料のSEOツールでは、多くの場合、被リンク機能からCSVやExcelファイルでエクスポートできるようになっているので確認してください。

古いサイトをバックアップする

念のため、古いサイトのデータをバックアップしておきましょう。
変更後に予期しない問題が発生した場合、そのデータが役に立ちます。
特に全てのページを収録したサイトマップの取得は必須です。

WordPressを使っている場合はバックアップ用のプラグインも有効ですが、その際は全てのデータを保存するように設定してください。

新しいドメイン下でサイトを再構成する

準備が終わったら、変更先のドメインの下で新しいサイトを再構成してください。
その際は必要に応じてデザイン変更やコンテンツのリライトなども同時に行いましょう。

なお、作業中のサイトがGoogleにインデックスされないよう、ブロックしておくことも必要です。
そうしないと新旧のサイトで重複コンテンツが発生し、新しい方のサイトの評価が大きく落ちてしまいます。

サイトのブロックにはユーザー向けのパスワード保護や、検索エンジン向けのnoindexタグなどを使ってください。

サイトを公開してブロックを削除

サイトの再構築が終了したら、古いサイトを閉じ、新しいサイトを公開します。

公開するタイミングは混乱や間違いを避けるため、最もアクセスの少ない日時を選択すると良いでしょう。
また、サイトの規模が大きい場合は一度に全てを変更せず、段階的に移行していくのもおすすめです。

移行が済んだら、設定してあったパスワード保護やnoindexタグなどのブロックを削除してください。
これでユーザーと検索エンジンの双方がサイトにアクセスできるようになります。

ドメイン変更するときの注意点

ドメインの変更に当たっては、下記のような点に注意します。

企業のドメイン変更では適切なドメイン名を使う

ドメイン名はサービスや事業を明確に表すものでなくてはなりません。
個人の雑記ブログならともかく、企業サイトであるならば、適切なドメイン名が必須です。

ドメイン名はランキングを決める要因にはなりませんが、実際にはユーザーのクリック率や可視性に影響を与える可能性があります。
特にブランドの知名度が高い場合、そのブランド名で検索してくる可能性が高いため、検索結果ページでドメイン名=ブランド名と考えるでしょう。

ただし目の前の商品や一過性のブランドに寄せてしまうと永続的な利用に問題が出ます。
将来的な運用を踏まえてドメイン名を決定しましょう。
賢明な選択をしておかないと、将来ドメイン名を変更することになり、余計な手間やSEOへの悪影響が生まれてしまいます。

また、企業であれば日本企業を示す「.co.jp」や、日本を示す「.jp」などのトップレベルドメインが有効です。
一般的な運用であれば「.com」が望ましいでしょう。

中古ドメインは過去の履歴を確認

中古ドメインを購入する場合、どのような履歴を持つドメインなのかを調べましょう。
過去にスパムリンクなどの悪い履歴があった場合、そのマイナス面も引きずってしまうからです。

逆に評価の高いサイトからの被リンクがあった場合、そのプラス面を受け取ることができます。
特に同じ分野のサイトからのリンクがあれば高評価となるでしょう。

確認には、無料/有料の被リンクチェックツールが利用できます。

URL構造は基本的に維持する

ドメイン変更によってURLの構造が変わってしまうと、それ以前に得ていたGoogleからの評価も失われてしまいます。
そのためURL構造は維持しておくのがおすすめです。
ただでさえトラブルが起きる可能性があるので、リスクは減らしておく方が良いでしょう。

ドメイン変更に当たっては、ロゴの更新やデザインの調整などに留めます。
URL構造の変更を行う場合は、ドメインを移行してから時間が経ち、状況が落ち着くのを待ってからにしてください。

古いサイトもしばらくは残しておく

ドメインの変更後も、古いサイトはしばらくの間は残しておきましょう。
一定期間、ブックマークなどから古いサイトにアクセスしてくる人がいるからです。

その場合、リダイレクト設定で新しいサイトに自動転送させる必要があります。
そこで古いサイトがなくなってしまうと、ユーザーが迷子になってしまうでしょう。

 残す期間は、最低でも古いドメイン名の有効期限が切れる日までです。
ただし、少なくとも90〜120日間はあった方が良いでしょう。
それより前に切れてしまう場合は、1年間の更新をしておくようにしてください。

ドメイン変更後にすべきこと

ドメインを変更したら、すかさず下記を行ってください。
Googleやユーザーからの評価を落とさぬよう、できれば1日以内に完遂させましょう。

.htaccessなどで301リダイレクトを設定

古いサイトの全てのページに、自動転送を行う301リダイレクトを設定します。
その際、誤ってサイトTOPなどに集約させると、それまでのSEO評価が引き継がれません。
時間がかかってしまっても、必ずページ単位で1対1になるようにしてください。

サイトがApacheサーバーでホストされている場合、.htaccessファイルを編集します。
下記はサンプルコードです。
※「olddomain.com」を古いドメイン名に、「newdomain.com」を新しいドメイン名に置き換えてください。

Rewrite Engineon
Rewrite Cond%{HTTP_HOST}^olddomain.com[NC,OR]
Rewrite Cond%{HTTP_HOST}^www.olddomain.com[NC]
Rewrite Rule^(.*)$http://newdomain.com/$1[L,R=301,NC]

なお、多くのホスティングサービスではコントロールパネルなどからリダイレクトを簡単に設定できるようになっています。
「リダイレクト」や「ドメイン管理」などから確認してください。

設定が終わったら、全てのページが適切にリダイレクトされるかどうか、厳重に確認します。

内部リンクの機能を確認

新しいドメインで内部リンクが正確に機能しているかどうかを確認します。
分析ツールやWordPressのプラグインを使えば、自動で壊れたリンクを発見できます。
全ての内部リンクを精査し、スムーズなユーザー体験を実現させましょう。

コンテンツページ内の記述だけでなく、ヘッダーやフッターに置いたナビゲーション要素内やサイトマップ内のリンクも含まれます。

404エラーの監視

ページが見つからない場合、ホスティングサービスは404エラーを返します。
リダイレクトが失敗した場合も同様です。

404エラーが多いとユーザーの体験価値が損なわれるため、Googleからの評価も下がります。
変更直後に301リダイレクトの確認をしても、想定外の404エラーが発生する可能性があるため、一定期間は404エラーの監視が必要です。

また被リンクのリンク元でURLの誤記があったり、手入力で間違えた場合にも、ドメイン名が合っていれば404エラーが表示されます。
そのため古いサイト用の404エラーページを作成し、アクセスしてきたユーザーに新しいドメインを知らせる手配が有効です。

Googleサーチコンソールなどで新しいサイトを設定する

サイトの問題点をひとまず潰した時点で、Googleサーチコンソールにアクセスしましょう。
Googleサーチコンソールで新しいサイトを確認し、そのドメインを正しくインデックス付けしてもらうのです。

ここでは2つのことを行います。
まず、新しいドメインのプロパティを作成しましょう。
上部の「プロパティ」のドロップダウンをクリックし「+プロパティを追加」を選択、左側の欄から新しいドメインを入力してください。

すると、検証プロセスの完了手順が表示されます。

設定が済んだら、「確認」ボタンをクリックし、所有権を確認してください。

古いドメインの方のプロパティに戻って、アドレス変更ツールを使用します。
「設定」>「アドレス変更」を選択。

「Googleを更新」下の「新しいサイトを選択」

新しいWebサイト用に設定したプロパティを選択し、「検証と更新」をクリックしてください。
するとGoogleはリダイレクトの実装を確認した。

成功すると、新旧双方のドメインプロパティに通知が表示されます。
完了したら、Googleサーチコンソールに戻り、「確認」ボタンをクリックして所有権を確認します。

この他、「Google Analytics」「Googleウェブマスター」「Googleビジネスプロフィール」、さらにGoogle以外で使っている分析ツールなどでも情報更新が必要です。

被リンクの更新を依頼

301リダイレクトを設定すると、過去のページで得ていた被リンクの資産効果は新しいサイトに引き継がれます。
しかし、新しいサイト向けにリンクを付け替えてもらった方が得策でしょう。

全ての被リンク先に連絡するのは非現実的ですが、エクスポートした被リンクの中で権威の高いドメインを選び、そのサイトの管理者に連絡することは出来るでしょう。
連絡は要件のみの短いメッセージで十分ですが、場合によっては何らかのコラボレーションを打診しても良いかもしれません。

メールアドレスを更新

ドメイン名が変わると、そこに属していた人たちのメールアドレスも変わります。
古いサイトを一定期間残しておく場合は、喫緊の課題ではありませんが、できるだけ早い時点で対応しておく方が良いでしょう。

また完全に移行できた後は、古いドメイン向けに来たメールに対し、新しいアドレスへの転送設定をしておきます。

ドメイン変更のお知らせ

対外的にドメインの変更を知らせる手配も必要です。
変更する前にも定期的に発信しておくと親切でしょう。
具体的には、下記のようなチャネルで広報しておきます。

  • Webサイト
  • SNS
  • メール
  • ブログ投稿
  • プレスリリース

さらに、以下のような媒体でも新しいドメインに全面的に切り替えなくてはなりません。

  • 名刺
  • チラシ
  • 会社案内
  • 広告

漏れがないよう、事前に確認リストを作っておきましょう。

よくある質問

最後に、ドメイン変更に関するよくある質問を紹介します。

ドメイン変更にかかる引越し費用は?

直接的にかかる費用は、新しいドメイン代とサーバ代です。
サーバー代は規模にもよりますが、過去のサイトの中身が移転すると考えれば、基本的には変わらないでしょう。

それよりも名刺やチラシ、会社案内などを作り変える方がお金がかかるかもしれません。
またドメイン変更を知らせるために広告を使った場合は、それが最も大きなコストになる可能性もあります。

ドメイン移管との違いは?

ドメイン移管は、現在使っているドメインの管理会社を変えることです。
それによってサイト側のコンテンツが受ける影響はありません。

一方のドメイン変更は、ドメインそのものが変わってしまうので、及ぼす影響が大きくなります。

WordPressでのドメイン変更は?

WordPressサイトではドメイン変更や301リダイレクトに使えるプラグインが複数あります。
利用する場合には、そのプラグインがドメインを含んだ絶対URLに対応していることを確認してください。
ドメインを使わずページのアドレスのみで記述された相対URLでは、ドメイン変更で必要な301リダイレクトを正しく設定できません。

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